国政報告(第215号)

 先週末の3連休は富山で過ごしましたが、一番の話題は富山第一高校サッカー部の皆さんの全国大会優勝でした。PK戦で勝利した準決勝は、野上国土交通副大臣の新春の集いの開催時刻と重なり、皆が固唾を呑んでシュートを見守り、勝利に喜びを爆発させました。決勝戦の後半、タイムアウト寸前での2ゴールと延長線後半での勝利のゴールはテレビ中継で見ましたが、劇的でした。「最後まであきらめない」富一イレブンの快挙は、まさに県中が沸き立ち、賞賛を送ったドラマでした。17日(金)には県民栄誉賞が授与されるのも当然と思います。

 14日(火)は高岡市民病院で年一回の健康診断(半日ドック)を受け、15日(水)に上京し、新年度予算で気になる部分の各省庁ヒアリングを始めました。総務省政務官在任時に関心を高めた、医療・教育分野へのICT(情報通信技術)の活用や、国民本位の電子政府の構築など、一緒に仕事をした古巣の職員の皆さんから説明を受けています。24日(金)の通常国会開会前に一通り、勉強を済ませる予定です。この間、3月に交付される特別地方交付税に係る地元自治体の要望も承っています。今のところ例年より除雪作業が軽い状態ですが、この先の雪の降り方によっては思わぬ出費も有り得る訳で、各首長の交付額確保の強い思いを聴いています。

 さらに国政全般に目を向けると、23日(木)告示の都知事選の構図がはっきりしてきました。党本部が舛添元厚労大臣を支援する一方、小泉元首相は「原発即ゼロ」の立場で細川元首相を支援すると宣言されました。私自身は、原発の新設は尚早としても、個々の発電所の安全が確保され、使用済み燃料の処理の研究に積極的に取り組む事を前提に、原子力規制委員会の議事を踏まえて再稼働すべきとの考えです。とはいえ、最終的なゴーサインを出す役割は官邸にあり、政治的には神経を使う決断になるものと予感しています。

 4月の消費税引上げはもとより、沖縄の基地問題、TPP交渉の行方と、政権の前途には難しい判断と対処を迫られる課題が横たわっています。夏の電力繁忙期を前に、原発再稼働を決断するタイミングを設定できるかという点も、通常国会の流れを左右する重要な要素であろうと見ています。

 16日(水)には、瀬戸内海で自衛鑑と釣り船との衝突事故が発生しました。事故の具体的な原因は、海上保安庁の調査で明らかになると思いますが、内閣の対応は迅速でした。事故や災害は無いのが一番ですが、「危機管理」を怠ることはできません。

 今週末は党大会、21日(月)からは「金帰月来」の生活パターンに戻ります。地元でも党の地域支部の総会時期に入ることもあり、皆様の国政へのご意見を聴くよう心掛けながら、政府を後押ししていきたいと思います。

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