国政報告(第387号)

 7月に入った途端に、梅雨前線や台風3号の影響で九州北部など各地が激しい豪雨に見舞われ、富山県内でも避難勧告が発令され、土砂災害も発生しています。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げ、早期復旧に努めて参ります。

 7月2日(日)に施行された東京都議会議員選挙では、我が党の議席が57議席から23議席へと大きく減る大敗北となりました。とりわけ先週は、豊田議員の元秘書への暴言や稲田大臣の応援演説の撤回など、国政側の悪材料が続き、今までの最低獲得議席である38をも大きく下回る結果に至りました。党本部の指示により応援させて頂いた葛飾区の舟坂誓夫候補が再選されたのはせめてもの救いであり、お世話になった皆様に御礼申し上げます。

 都議選の惨敗という結果を、党としても真摯に受け止めていますが、改めて国民の皆様との関係において、「しっかりと向き合って」意思疎通していく姿勢が大切であると痛感しています。10日(月)には衆参両院で加計学園獣医学部設置を巡る問題で前川前文部科学次官を参考人招致して閉会中審査を行うことに決まりました。投げ掛けられた疑問を払いのけるかのような対応ではなく、いったんは受け止めて事実をしっかり確認し、丁寧に説明していく姿勢が肝心と思います。政権がスタートして4年半立った「緩み」との指摘もあり、内閣の一員として自らも緊張感を持って臨んでいきます。

 外交面に目を向けると、4日(火)にはまたもや北朝鮮がミサイルを発射し、東アジアの安全保障は引き続き重要な課題であり、一方、EUとのEPA交渉は6日(木)朝、大枠合意したとの報道があるなど、目を離せない情勢です。各省庁の幹部異動人事も発表され、8月末の新年度予算概算要求提出に向け、政策をまとめ上げる時期であり、地元自治体の皆さんも、6日の射水市を最初に、順次上京されます。この7月を大切に過ごしていきます。

 先週末は1日(土)に南砺市福光地区で野上・堂故参議院議員と合同の後援会の設立総会が開かれ、御礼のご挨拶をした後、最終の新幹線で上京しました。2日は宮城県に日帰り出張で、女川町で「カレイ&アイナメ釣り大会」の表彰式で大臣賞をお渡ししました。大震災でいったん休止していた大会を復活させて4年目で年々参加者も増えており、釣舟の数の制約もあるため抽選で80名弱を受け入れている由。自ら参加されて大会を盛り上げられた須田町長や木村議長に駅前のシーパルピア女川、ハマテラスなど新たに整備された商業施設を案内頂き、町外から多くの方々が訪れ、活気に満ちている状況を目の当たりにできました。次いで、石巻市に移動し、亀山市長、丹野議長、大森副議長の案内で6月30日(金)にオープンした「いしのまき元気いちば」を見学しました。運営に当たる後藤社長も市民に喜ばれ、市外の方々にも地場の特産品を求めて頂ける品揃えに努めるなど、力強い抱負を伺いました。大震災からやがて6年4か月、被災地の確かな復興・創生の歩みを着実に応援していきたいと思います。

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