国政報告(第29号)
2010年3月28日(日)


自民党射水市連合支部設立総会


南砺いのくち椿まつり


国道359号砺波東バイパス開通式


自民党小杉連合支部総会
先週の菜の花が満開の宮崎から一転、今週はみぞれ混じりの強風の中、秋田で自民党青年局・女性局の「JIMIN NEXT」プロジェクトに参加して幕を開けました。参議院で新年度予算が成立し、通常国会も後半戦に入りました。この後は、地球温暖化対策、郵政民営化の見直し、国家公務員法の改正、政治主導確立のための内閣法の改正といった重要法案の審議が中心となりそうです。この4法案のうち、3つが私の所属する内閣委員会・総務委員会の案件なので、「一年生」としては良い勉強ができそうです。
常々、報告で指摘している鳩山内閣の3つの問題、①内政=財政規律の確立、②外交=普天間基地の移転、③政治姿勢=言葉の大切さ、について、今週も新たな展開がありました。財政については、6月を目途に中長期のフレームを示す予定となっていますが、菅財務大臣もさすがに事態の深刻さを痛感されたのか、与野党を超えて財政規律の確立を議論すべきとの発言がありました。民主党のマニフェストもいよいよ見直しが避けられない状況です。外交については、普天間基地の移転先について、相変わらず様々な場所が飛び交い、本当に5月末に決着できるのか、報道も厳しい見方をとっています。
そして、「言葉の大切さ」ですが、郵政改革に伴う貯金の預け入れ限度額の取り扱いを巡り、亀井大臣が2千万円に引き上げると記者会見したのに、鳩山首相が否定し、亀井大臣が反論すると、「腰砕け」となって閣僚懇談会で話し合うことにするという展開がありました。鳩山首相の言動の軽さは今や隠せない事実であり、そもそも一国のリーダーとして何を成し遂げたいのか、心構えができていないのでは……と疑ってしまいます。
そんな中、野党第一党の自由民主党も、鳩山邦夫議員の離党など、党運営を巡って執行部への批判が目立ち、秋田の皆様からも「どうなっているんだ!」とのお叱りを頂きました。3か月後に迫る参議院選挙に勝つことが当面の目標という点では、大方の議員の考えは揃っているのですが、国民の支持をいかに獲得するかという点で、全員が共有できるビジョンが見えていないのが原因だと思います。とりわけ、衆議院での審議拒否で民主党から譲歩を引き出せず、鳩山・小沢・石川・小林各議員の問題について、国民の納得する結論を導けていないことが、批判の底流です。
私たち1年生議員をはじめ、多くの若手は、「今は一致団結すべき時」との思いで一致しています。3月31日(水)の2度目の党首討論を経て、4月1日(木)・2日(金)に予定される両院議員懇談会で、執行部が党内の声に耳を傾け、反省すべきは明確に反省し、参院議選に向けた明確な政策・戦術・体制を提示することが解決策と思います。事態の推移は来週末に報告できると思います。