地方から始まる新しい国のかたち
このスローガンを掲げ、富山県西部の射水・小矢部・砺波・南砺・氷見・高岡6市の一体的な発展と、土台となる日本国の確かな未来を目指し、国政に関わらせて頂いて5期目を迎えました。安倍・菅・岸田内閣の下、総務大臣政務官、復興副大臣、衆院文部科学委員長、党国会対策副委員長、副幹事長、政務調査会総務部会長、社会的事業推進特別委員長と、多様な経験を積む機会を得ました。
この間、地域では北陸新幹線が令和6年春には敦賀まで開業、能越自動車道が七尾まで開通、東海北陸自動車道の県内での四車線化も実現し始めました。利賀ダムや農業基盤など骨格となる社会資本の整備の進展を受けて、地域をいかに活性化するかが課題です。幸い、新幹線最速達列車「かがやき」の新高岡駅停車運動など結束を強めた6市が連携中枢都市圏を結成し、国・県の支援も受けて地域づくりを進めています。氷見線・城端線についても、県と沿線4市の首長さん達が連携され、鉄道のリニューアルとJR西日本からあいの風とやま鉄道への経営移管を国の新制度を活かして進めています。私も一緒に、地域課題の解決に国政の立場で努力して参ります。
現下の喫緊の課題は、新型コロナウイルス感染症を乗り越えた我が国の経済社会が、物価高や海外の軍事的危機に的確に対応し、人口減少の下で明るい未来に向かって着実に進む基盤を築くことです。デジタル化、グリーン化、社会課題の解決による成長と分配の好循環、健全財政の構築、少子化対策の充実、社会保障の安定化、東日本大震災からの復興と国土強靭化、日米関係を基軸とした中国・韓国など近隣諸国との関係強化と切れ目のない充実した安全保障体制づくりなど内政・外交の重点課題に取り組みます。とりわけ、大都市からの機能分散を通じ、地方創生を真の意味で実現させます。
この間、私たちは国論が割れる問題についても議論を深め、農業に配慮したCPTPP、RCEPの締結、厳しい安全基準に基づく原子力発電所の再稼働などを決断し、沖縄の普天間基地の辺野古沖移設についてもご理解を得るべく粘り強く取り組んできました。格差の是正、子育て支援の充実、女性活躍など、施策の範囲も広げています。過去の反省を忘れず、政治不信の声を真摯に受けとめ、憲法改正を含め、対話を通じて国民の皆様に最大限納得できる針路を示し、歩むことこそ、期待に応える唯一の道であると考えます。
一週間一回のホームページでの国政報告に加え、毎月、各地での対話集会により民意の汲み取りを心掛けながら、「全国津々浦々が元気で個性と活力に満ちた日本」という理想像の実現を目指していきます。ご指導、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
(令和5年11月11日記)
富山県第三選挙区支部長 橘 慶一郎