国政報告

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国政報告(第626号)

 先週は、19日(木)、20日(金)と党財政再建推進本部の会合が開かれ、報告書案を巡り、熱心に議論されました。事務局長の越智先生がリモート参加となったので、私が司会を務めました。2日間の討議を経て、報告書の扱いは額賀本部長一任となり、現在、最終調整が進められていますが、皆さんの意見を聞きながら、自分自身も財政運営に対する考えを深める良い機会になりました。

 平成初めのバブル経済崩壊の後、国は逐次財政出動を行い、景気を底支えし、成長を促してきました。しかし、他国に比べ、十分な成果が挙がらず、高齢化を背景に社会保障分野での給付が負担を上回って歳出が増大したこともあり、千兆円程度の債務残高(国債)を抱えるに至りました。一方、民間部門の借入過大な体質は改善し、逆に内部留保等の形で資金が溜まったものの、これが有効活用されて経済を回すには至らず、経済成長率は低水準で推移しています。

 このため、我が国の経済を成長させる上で、財政の役割はどうあるべきか、社会保障分野の給付と負担のバランスの取り方も含めて課題となっています。積極論では、より大規模な財政出動で需要を創出するとともに、民間の事業・投資意欲を刺激し、滞留している民間資金を流動化させ、経済成長を促すべきとされます。その際、国の債務が一時的に増大しても、国債が国内資金で引き受けられており、ゼロ金利の状況下では問題は生じないとされます。一方、慎重論では、内外の金融情勢は不確実なものであり、災害や感染症など予期せぬ財政出動もあり得る以上、財政運営には一定の余力と規律が必要と考えます。経済成長を促す歳出は必要で、積極論と同様、デジタル・グリーン分野での投資は欠かせないものの、過去の財政出動が所期の目的を達成できなかったことも踏まえ、「ワイズ・スペンディング(賢い歳出)」が必要との立場です。

 積極論でも、国の債務残高の発散は避けるべきとされ、中長期的な財政規律は必要と考える方が多く、基礎的財政収支(プライマリー・バランス)を目安に置くことには共通理解があります。ただ、その黒字化すべき時期について、現行通り2025年を目指すべきか、当面は期限を設けないかで、意見が異なります。概ねこのような議論の上、財政規律の在り方(目標年次を含め)は不断に吟味・検証していくべきとの共通理解に達しつつある状況だと思います。

 地元では、週末の21日(土)、高岡市伏木の曳山祭出発式小矢部市での第6回対話集会(別途報告しています。)党小矢部市連総会に出席しました。22日(日)は、参議院選挙に向けて野上浩太郎議員の事務所開きに出席し、総括責任者として必勝を期すご挨拶をしました。その後、党沖縄振興調査会の視察にて、小松から那覇に飛行機で移動しました。バイデン米大統領の来日とQUADの結果を含め、沖縄での見聞は次号で報告します。

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国政報告(第625号)

 5月も半ばとなり、通常国会の会期もあと一か月、終盤に入ってきました。コロナ・ウクライナ・物価高騰等の緊急対策関連の補正予算案が近々閣議決定、提出される状況下、衆議院では内閣提出法案があと3本となり、各委員会で議員立法案件の扱いが協議されています。参議院選挙を控え、会期延長があり得ない条件下、予算委員会の持ち方を含め、日程づくりが難しい局面です。

 連休・東北視察の後、10日(火)から永田町での活動を再開し、同日の党政調審議会に社会的事業推進特別委員会の提言案を説明、承認頂きました。社会的課題の解決を目指し、官民連携の下、企業的な視点で取り組まれている様々な活動や起業(スタートアップ)を応援する視点で、①プラットフォーム(支援組織)の充実、②資金の供給(政府系・地域金融機関の支援や企業版ふるさと納税の活用)、③取り組みの認証の検討、の3本柱を提起しました。地方創生や「新しい資本主義」の展開にも寄与する内容との評価も頂き、11日(水)には木原内閣官房副長官にも大串事務局長ほか有志の先生方と申し入れを行い、本年度の「骨太方針」への盛り込みなど、政府施策への反映を要望しました。

 昨年から引き続いて取り組んでいる地方議員の成り手不足解消のための議員立法(地方自治法改正案)についても、野党各党への説明を精力的に進めています。町村など小規模な自治体では、議員報酬が低く、兼業が当たり前という状態で、自治体からの請負が法的には全面禁止となっている現状は、有為な人材の立候補を妨げているとして、特に町村議長会から切実なご要望を受けています。政令で定める一定金額以下の請負を認める改正を提起しています。併せて、市議会議長会から提起された、災害等やむを得ない事態発生の際の議会招集日の変更手続きの明確化も行う内容となっています。昨年の通常国会では、案の準備が遅れて間に合わなかっただけに、来春の統一地方選を前に、今国会での成立に努力しています。

 13日(金)朝は北陸4県農政議員懇談会に出席しました。会長が宮腰先生から野上先生に交替となり、各県JAの皆さんから米価水準下落や燃油高騰への対応を求める声を頂きました。補正予算や、農水省の産地への働きかけなど、政府の施策が必要と考えます。

 地元に戻り、14日(土)は党高岡市連総会川田工業創業百周年記念式典夏野砺波市長の後援会に出席し、15日(日)朝の新幹線で上京、沖縄復帰50周年記念式典に参列しました。天皇・皇后両陛下が御所からリモート参加され、東京と那覇の2会場を中継しての開催、岸田総理は沖縄で出席されました。沖縄の問題には党調査会で関わっており、先の大戦の地上戦から米国の施政下に置かれ、粘り強い運動で復帰を果たされた先人のご労苦と、この50年の歩みを振り返り、より良い未来の実現への決意を新たにしました。

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国政報告(第624号)

 今年のゴールデンウィーク、まずまずの天候で、コロナウイルス対策の行動制限も無く、3年ぶりに開放感があったのではと思います。もっとも、ウクライナではロシア侵略により民間人の被害が増え、北海道の知床遊覧船の遭難者の捜索も続くなど、関係者のご苦労には頭を垂れるばかりです。以下、連休中の活動を振り返ります。

 初日の4月29日(金)は、射水市でフットボールセンター開所式富山市で県立イタイイタイ病資料館10周年記念式典高岡市で伏木赤十字奉仕団総会と行事が続きました。夕刻には党小杉連合支部総会であいさつの後、富山市で党所属県議の皆さんと国会議員との懇談会に出席しました。コロナが落ち着き、久しぶりに顔を合せてのコミュニケーションを図る場となりました。

 30日(土)の夕刻、明日の祭礼の準備を進める高岡御車山の各町内を挨拶して回りました。5月1日(日)は朝方から午後まで、あいにくの雨模様で巡行はやむなく中止されましたが、関係者は山車の組み立てなど準備作業にも意気に感じて取り組んでおられました。恒例の臨時山倉3棟ではそれぞれ絢爛豪華な山車が展示され、来年こそは完全催行を、と念じました。同日夜の南砺市福野の夜高祭りからは天候が回復して全て催行が叶い、良かったです。

 連休後半の5日(木)、砺波市のチューリップフェアを見学し、改築されたチューリップタワーや野外ステージを始め、会場内の細やかな気遣いに感銘を受けました。夕刻、南砺市城端の祭礼に伺い、4年ぶりに艶のある庵唄を聞かせてもらいました。6日(金)は高岡市美術館で「山本二三展」を鑑賞し、人気アニメ作品の背景画の繊細で情感のこもった雲の描写を楽しく拝見しました。

 7日(日)朝、小矢部市北蟹谷地区の皆様のお誘いで、遥か奈良時代に大伴家持卿も越中赴任の際に通った国境の古道を約4キロ散策しました。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも描かれた木曽義仲・巴の倶利伽羅合戦の古戦場も望みながら新緑の古道歩きを満喫しました。午後には第三選挙区女性部総会があり、国政報告とともに夏の参議院選挙のお願いをしました。8日(日)は高岡市の瑞龍寺で裏千家淡交会の利休忌茶会に出席、濃茶席も久しぶりに楽しみました。夕刻は在所の高岡市定塚校下連合自治会総会に出席の後、党南砺市連合支部総会で挨拶、上京しました。

 連休明けの9日(月)、党公共交通議連の視察で宮沢洋一会長、加藤勝信代行、赤澤亮正代理ほか議員10名で宮城県南三陸町、気仙沼市に伺いました。今後の地域公共交通のあり方の議論の参考とすべく、東日本大震災で被災したJR気仙沼線を再整備したBRT(バス・ラピッド・トランジット)システムを見学し、鉄道敷地跡を専用道にしてバスを走らせる取り組みの現状を学びました。永田町を離れての11日間、多様な経験を糧に残る国会会期に臨みます。

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国政報告(第623号)

 ゴールデンウィークの真ん中ですが、ここまでは激しい寒暖の差があり、各地の祭礼の催行にもご苦労されているようです。北海道の知床遊覧船の沈没事故は、船体が発見されたものの、依然12名の方が行方不明で、捜索が続いています。船の無線が故障していたなど、運航体制には問題が多く、再発防止のための規制の見直しが必要と思います。亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。

 コロナウイルスが発生して3度目の5月ですが、ようやく感染予防と日常生活のバランスが好転し、この連休は以前の7~8割まで人手が回復してきたとの事です。「対面型サービス業」の皆様にも出口の明かりが射し始めていれば幸いです。オミクロン株の更なる変異も見つかっていますが、ワクチン接種の効果もあって高齢者の重症化リスクが小さくなるなど、飲食、旅行、イベントなど徐々に積極化できそうです。日常でマスクが外せる日が待たれます。

 先週は、27日(水)に衆院文部科学委員会で内閣提出の大学ファンド法案を審議、可決し、28日(木)の本会議で参議院に送付しました。世界最高水準の研究成果が挙げられる大学を育成するため、数校程度の大学に絞って資金を提供し、これを呼び水にして民間資金を導入し、自らの研究・教育のための基金を造成させようという施策を遂行する法案です。欧米では、寄附文化の違いもあり、千億円単位の基金を持つ大学があり、その運用益を潤沢な研究資金として活用する事例が増えており、我が国もキャッチ・アップを図ります。ただし、海外のトップレベルの大学では人材が国境を超えて集まっており、多様性をベースに新鮮なアイデアが生まれており、日本ではこのようなグローバル化が進んでいない特殊性があります。沖縄科学技術大学院大学は、この課題を克服している稀有な存在であり、ドイツ出身のグルース学長の下、理事会メンバーも国際的で、学内では英語で教育・研究活動が行われています。このような、運営面での改善にも取り組むことが欠かせないと考えます。

 28日には党財政健全化推進本部の会合もあり、中空麻奈先生始めアドバイザーの方々から、規律ある財政運営の必要性についてご意見を頂き、出席者で討議しました。国債の支払い利息を除いた歳出を歳入と均衡させるプライマリー・バランス(PB:基礎的財政収支)黒字化の目標は、国際的にみても緩い最低限の財政規律です。予期せぬ災害、景気変動や金利の上昇など様々なリスクに備え、機動的な財政出動の余力を貯め、為替市場での「国際的な円の信認」を維持するため、規律ある財政運営の方針を示すことが大切です。このような考え方をベースに、これまでの「経済成長と財政健全化の二兎を追う」アベノミクスが達成した成果を継承・発展させる指針を、本部としてまとめていければ、と思います。地元での活動報告は次号に譲ります。穏やかな連休を過ごされますよう祈念します。

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国政報告(第622号)

 今号は2週まとめて地元と東京の報告です。富山では、16日(土)朝、高岡市伏木の大伴神社にて、恒例の「大伴家持卿献花祭」を顕彰会長として主催しました。午後からは南砺市で党城端支部上平支部の総会に出席し、翌17日(日)は党利賀支部平支部の総会にも出席しました。昨年秋の総選挙の御礼と併せ、夏の参議院選挙での野上浩太郎議員への支援をお願いしました。南砺市土地改良区の設立記念式典にも出席し、旧町村の5改良区の大同団結に敬意を表しながら、当面の課題である農地整備事業の早期着手に向け、国・県が連携し、知恵を絞って努力することを誓って挨拶しました。

 23日(土)朝は高岡市伏木の勝興寺での「高岡茶会」にお招き頂き、春の到来を寿ぐおもてなしに、「玉くしげ 二上山に 鳴く鳥の 声の恋しき 時は来にけり」と、万葉集の朗唱で御礼に替えました。次いで高岡市射水神社の春の例大祭に参列し、富山市で第70回党県連定期大会に出席しました。参院選に向けた選挙対策本部の設置が承認され、総括責任者を仰せつかりました。4選を目指す野上議員は、この6年間に官房副長官、農林水産大臣と要職を歴任され、我が国が当面する課題を克服・前進する上で、中央政界に必要不可欠な存在です。ご本人のスローガン、「地方から日本を立て直す」に沿い、富山と日本の未来のために支援を呼び掛けます。夕刻、高岡市の党福岡支部射水市の党大門支部党砺波市連合支部の総会と、続けて出席しました。コロナウイルスの影響下、感染対策を取って3年ぶりの開催に漕ぎ着けたこと、嬉しく思いました。

 一方、国政の当面する課題は、引き続き、コロナ、ウクライナ、原油価格・物価高騰です。コロナウイルスについては、第6波が収まり、北海道、沖縄など一部地域で第7波にも見える感染再拡大が見られるものの、東京・大阪など大都市圏の感染者数は漸減傾向が続いています。3回目のワクチン接種者が6500万人と国民の半数を超え、65歳以上では87%に達した効果が表れていると思います。政府は引き続き60歳以上の方々等の4回目接種を進め、徐々に社会経済活動の回復を図っていく方針です。ロシアのウクライナ侵略は2か月を超え、同国東部地域の戦線の動向が焦点となっています。民間人の死傷者が多く出るなど、深刻な状況であり、欧米諸国と足並みを揃え、ロシアに制裁を課しながら、撤兵を粘り強く求めなければなりません。原油価格・物価高騰については、本24日(火)、補正予算の編成を含む総合緊急対策が決定されました。これら当面する諸課題に機動的に対応することが今の岸田内閣に求められる使命だと考えます。

 22日(日)、北海道知床半島で観光船が遭難し、11人が死亡、15人が今も行方不明となっています。亡くなられた方にお悔やみ申し上げ、事故の原因究明・再発防止を強く望みます。

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国政報告(第621号)

 18日(月)、19日(火)と、党東日本大震災復興加速化本部から福島県浜通りに出張しました。額賀福志郎本部長、谷公一事務局長に、事務局長代理として随行、2度目の復興副大臣を令和元年9月に退任以来、2年半ぶりの訪問でした。今回は、東京電力福島第一原子力発電所の事故により避難を余儀なくされ、帰還困難区域に指定された地域が所在する6町村(葛尾村・飯舘村・双葉町・富岡町・大熊町・浪江町)を訪ねました。平成29年の制度改正により、区域内に特定復興再生拠点区域が設けられ、除染、家屋解体等の整備が進められ、この夏から来年にかけて避難指示が解除される予定です。また、これらの町村では、先立って、避難指示解除準備区域や居住制限区域が避難解除されており、概ね5~6年経過した今の時点での復興の進捗状況を確かめる目的がありました。さらに、拠点区域外の帰還困難区域についても、昨年夏の与党提言を受けて希望者の家屋や周辺について解体・除染を実施し、2020年代のうちに帰還が可能となるよう国が整備する方針が出ています。これについての現地の受け止めをしっかり聴きたい思いもありました。

 初日の朝、前泊した郡山市から葛尾村に入りました。最近、村外からの移住者が百人を超え、住宅の手当てが課題とのこと。実際に首都圏から移住し、移住・定住支援センターで働いている方々の話を聞くと、豊かな自然の中でゆっくり流れる時間が気に入ったとのことでした。飯舘村では拠点区域の長泥地区にて除染で発生した除去土壌を再生資材化して盛土する事業現場を見ました。線量が5千ベクレル以下の土壌を利用し、覆土の上、農地として利用します。実際に栽培した作物の放射能濃度は基準値を大きく下回っているそうです。双葉町では、夏の避難解除に向けて急ピッチで整備が進む駅前で伊澤町長、伊藤議長ほか皆さんと会いました。発災から12年目にしてようやく帰還が始まる訳で、まだまだ課題は多いものの、前向きの表情を見せて頂けました。

 浪江町で宿泊し、2日目は富岡町からの訪問で、桜の名所、夜の森地区で避難解除に向けて準備宿泊中の方の話を聞きました。防犯対策など要望もありましたが、町内に勤務されているので行き来が楽になると期待されています。大熊町では大野駅周辺の整備現場といちごの栽培工場を訪れました。帰還後3年経った大川原地区の農地が格段に綺麗に整備されているのが印象的でした。最後に浪江町で震災遺構として整備された旧請戸小学校、稲作再開を支えるカントリーエレベーター、県産材を活用する大型集成材工場を訪問し、地域を支える農林業の復興の進捗を実感しました。

 この間、各町村長、議長の皆さんからは、これから意向確認を進める帰還困難区域の住民について、希望者が安心して戻れるよう、除染・解体に前広に取り組んでほしいとの要望がありました。途中、未だ帰還できない方の家屋に立ち入らせて頂きましたが、居間の床が湿気で腐って穴が開いている状態など、厳しい現場に触れ、少しでも早い対応を、との思いを強くしました。

 帰路、福島県庁で内堀知事に面会し、現場の実情を踏まえてさらに復興を加速化すること、国際研究教育拠点構想の実現に取り組むことなどを話し、二日間の日程を終えました。今号は、福島出張の報告のみとし、地元と東京での活動報告は次号に譲ります。

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国政報告(第620号)

 先週末はぐっと気温が上昇し、25度を超えて「夏日」になりました。地球温暖化の影響で、平均気温が上昇するとともに、気温の高低差が激しくなると言われていますが、その通りで、富山の桜もあっと言う間に満開となり、春爛漫を感じさせられました。

 先週は、6日(水)、8日(金)と定例日に文部科学委員会が開かれ、教員免許の10年更新制を発展的に解消し、研修を充実する法案を審議、可決しました。平成19年に導入された本制度は、免許更新の際に講習を義務付けることで、教員に学びの機会を与えることを目的としていました。大学等で様々な講習メニューが提供され、「多様な学び」という点では成果もあったものの、教育現場が繁忙を極める中、講習の負担感も強く訴えられてきました。離職された教員が免許更新の手続きを取らない事で、臨時任用ができず、育休等の教員不足に対応できない現状もあり、更新制を廃止することになりました。一方、教員が多様な学びに取り組む環境は大切にしようという目的で、個々に研修記録を作成し、校長との面談等を通じ、多様な研修受講を促していくことになりました。採決の際の附帯決議では、学びの機会を無理せず設けられるよう、引き続き、教員の働き方改革を進めること等を政府に求めました。

 また、6日夕刻、党政調の社会的事業推進特別委員会を開き、京都信用金庫の榊田理事長から課題解決に取り組む事業者を職員が応援している現状を伺いました。令和3年の銀行法改正により、地域の金融機関が社会的事業の支援を業務として取り組みやすくなったこともあり、支店ビルの地域活動への開放など、京都信金の活動は先駆的事例と言えます。地域金融機関は地域のコミュニティ・マネージャーとなるべき、という榊田理事長のお考えを受け止め、委員会としても、個々の社会的事業を支援するプラットフォームの重要性を提言に盛り込んでいこうと思います。

 週末の地元では、9日(土)に対話集会の5回目を砺波市中野地区で開催し、瘧師県議、小西市議にも参加頂いて地域の多様な課題を語り合いました。空き家対策の強化、地域公共交通の確保、野焼きの是非など身近な問題から、コロナ対策、プラスチックごみの問題など国レベルの話題まで、皆さんに多様な関心があるのだと感じました。月一回ペースで取り組んでいますが、気付かされた疑問点は役所に照会するなど議員活動の糧とし、政策を通じた地域へのフィード・バックにも努めます。10日(日)には、野上参議院議員の農林水産懇話会新春講演会に出席し、挨拶で夏の参議院選挙への支援をお願いしました。

 内政・外交は、引き続き、コロナウイルス(第7波か?)、ウクライナ侵攻、諸物価上昇の3点が焦点であり、党の緊急対策立案など情報収集に努めて参ります。

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国政報告(第619号)

 新年度に入り、地元では3日(日)、高岡市の平米小学校と定塚小学校が統合した高陵小学校の開校式がありました。先週の閉校式は、それぞれ百年以上の伝統を持つ学び舎が歴史を終える寂しさがありましたが、今度は新たな校旗、校歌の下、歩み始める意気込みと期待を強く感じました。「ともだちのうた」と題する新校歌には校名や地域が無く、人間を大切にする歌詞と現代的な曲調で、児童の皆さんにとっても新鮮な応援歌となるものと思います。

 1日(金)の夕刻、奈良市にて「2020年以降の経済社会構想会議」を開催しました。平成28年、小泉進次郎議員始め当時の党内若手有志議員で立ち上げた勉強会が元になったこの集まりも7年目を迎え、初の地方開催を試みました。メンバーの議員が15人参加し、奈良県選出の佐藤啓参議院議員の支援者を中心に、約50人の若い世代の方々を交えて意見交換しました。テーマは、「2030年を目指して我々は何をすべきか」で、これまで「人生100年時代」の社会保障、国会改革、外交など勉強、発信してきた私たちが、さらに未来にどう立ち向かっていくか、想いを語り合いました。私は最年長ということもあって、「会長」を務めさせて頂いていますが、40歳代が主力の皆さんの問題提起・政策実現への意欲に、いつも啓発されています。併せて、奈良は万葉集ゆかりの地であり、挨拶の中で、「あをによし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり」(巻三、328番)を朗唱しました。会議は、事務局で準備したアプリ「slido」が潤滑油の役割を果たし、奈良の出席者の皆さんも積極的に発言されて地方創生、環境、政治改革などを論点に盛り上がりました。感謝の想いを込めて、締めのご挨拶では、「しき島の 大和の国は 言霊の 幸はふ国ぞ ま幸きくありこそ」(巻十三、3254番)を朗唱し、感謝に代えました。

 思い起こすと、奈良には大学卒業を前にした年末に旅し、明日香の古京の跡も散策しました。今回は冒頭に詠んだ万葉集の通り、桜が満開の時節で、後ろ髪を引かれながら、北陸路を急ぎました。

 内政外交は、緊張感ある展開が続いています。ウクライナでは、ロシア軍がキーウ周辺からは撤退したものの、東部地域への攻撃を強めています。トルコ等が仲介する低背の交渉が続いているものの、ロシア軍の動向には油断は禁物で、引き続き、国際社会が一致して撤兵を求めるべきと思います。コロナウイルスは、第6波が収まる一方、新たな感染拡大の芽も見られ、3回目のワクチン接種が急がれます。幸い、高齢者の8割強、全人口の4割強が接種を済ませており、重症化リスクを下げながら、感染予防と社会経済が両立するよう、対策をシフトしていくべきと考えます。さらに、原油価格や物価の高騰等への緊急経済対策の策定に党としても意見しつつ、私も通常国会の後半を持ち場で頑張っていく所存です。

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国政報告(第618号)

 年度末を迎え、東京は桜が満開の「花曇り」です。この週末は、26日(土)の県高岡児童相談所の竣工式を始め、久しぶりに多様な行事に出席しました。児童相談所は県西部6市を管轄しており、近年、児童を巡る様々な事案が発生している事から、機能の重要性が認識されています。従前の施設は市街地内で狭隘であったことから、移転新築されたもので、時宜を得たものと思います。

 同日、高岡市の旧石堤小学校が公民館に再整備され、開館式が行われました。27日(日)には市立平米小学校定塚小学校の閉校式が、在校生や地域の皆さんの出席の下、各々催され、角田市長、坂林議長ほか関係の皆さんと出席しました。市内の小学校の統合計画が住民の皆さんの深い理解の下に進捗する中、施設の有効活用と併せ、より良い教育の実現を祈念します。平米・定塚の2校は統合され、来週、高陵小学校としてスタートします。両校の百年以上に及ぶ素晴らしい伝統を生かし、新たな校風が築かれるよう願います。

 党活動については、26日に南砺市福光支部総会27日に同市福野地区での第4回対話集会に出席しました。今回の語り合いは、女性活躍や地方創生について、私との質疑応答のみならず、出席者の皆さんの間でも意見交換が弾みました。出席の武田県議、安達県議始め市議の皆さんとともに、「考えるヒント」も多く頂きました。男女共同参画も、平等を実現する視点のみならず、個々の想いや願いも踏まえ、多様性がある「男女対等」の視点で取り組んでは、との問題提起がありました。また、学校生活では、生徒会など男女の差なく意見を出し合って活動しているのに、地域社会の各種団体では役員構成など男女差があり、女性の意見のウエイトが下がることが、女性の都会への流出の一因になっているのでは、との指摘も新鮮に受け止めました。引き続き、月一回の対話を心掛けます。

 一方、週明けの29日(火)朝、岸田総理から各閣僚に対し、原油価格や物価の高騰について、緊急対策を来月末までに取りまとめるよう指示がなされました。対策の柱は、原油高騰対策、穀物・水産物の価格上昇対策、中小企業の資金繰り支援、困窮する方々への生活支援の4つです。新型コロナウイルスの感染やロシアのウクライナ侵攻が内外の経済社会活動に様々な制約を及ぼし、為替・金利などにも注意すべき状況が生まれています。有効な対策を打つべく、党でも政務調査会で議論が進むものと思います。

 前号でも触れたとおり、23日(水)夕刻、リモート形式でウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説があり、第2会場で拝聴しました。我が国のこれまでの支援に感謝され、アジア諸国や国際機関への働きかけなど、引き続きの協力の要請がありました。武力による他国の主権侵害を許さない立場を堅持し、一刻も早い事態の収拾を目指し、粘り強く取り組むことが大切と痛感しました。

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国政報告(第617号)

 16日(水)の深夜、宿舎で小さな揺れを感じ、テレビのスイッチを入れてしばらくして、大きな揺れがやってきました。建物の10階のため、10分位は続いたと思います。東北では震度6を観測した地点もあり、自分には東日本大震災以来の体験でした。東北新幹線の脱線など、被災された皆様にお見舞い申し上げ、早期復旧を祈ります。この影響で火力発電所が運転を見合わせる中、昨22日(火)は関東地方がみぞれ模様の寒い日となり、電力需給がひっ迫、政府から警報が出る事態となりました。11年前を思い出させる節電の呼び掛けで、何とか大規模停電は避けられました。東日本では、柏崎刈羽、東海、女川と、3つの原子力発電所が原子力規制委員会の審査を終えていますが、関連工事や地元同意手続きが終わっていません。再生エネルギーだけでは需要を十分に賄い切れず、エネルギーミックスをどう構成するか、課題が浮き彫りになりました。

 地震・電力不足に、前号からのコロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻と、内政・外交ともに予期せぬ事態が続きます。政府・与党として、まずは間違いない対応を取る事が求められます。幸い、新年度予算は22日に参院本会議で可決・成立しており、燃料高騰など物価動向にも注意しながら経済を運営していく必要があります。

 私自身は、筆頭理事を務める衆院文部科学委員会で順次審議を進めています。本23日(水)、博物館法の質疑を終え、全会一致で可決しました。制定以来70年ぶりの大改正で、民間運営の施設も法に規定する博物館として登録できるよう制度を改正するものです。博物館が社会教育施設として、また、文化芸術の振興や地域の活性化の拠点として多様な役割を果たすよう、条文上明らかにしています。委員会では、本改正を契機に、博物館の運営が人材面、財政面を含め、より良いものになれば、との質問がなされました。

 先週16日(水)には、衆院災害対策特別委員会で、議員立法としてこの冬関わってきた豪雪地帯対策特別措置法の改正案を全会一致での委員長提案に漕ぎ着けました。本改正については、これまで何度か報告してきましたが、とりわけ、豪雪地帯対策の理念として「克雪・利雪・親雪」が法文に書き込まれた事は、個人的に感慨深いです。この3理念は、私が北海道開発庁に勤務していた約35年前、「ふゆトピア」というネーミングで雪対策を進めていた頃から関係者が唱えていたものです。除排雪だけではなく、雪のプラスの価値を見出し、資源として利用し、さらには、雪に親しむことで、北国の文化振興にもつなげようという思いが込められています。併せて、学生時代に雪の研究者であった中谷宇吉郎博士の随筆に親しみ、北海道勤務のご縁を頂いた立場で、今回の法改正に関われたことを嬉しく思っています。今日はこれから、ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説を聴きます。次号で報告します。

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