国政報告

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国政報告(第427号)

 今年は寒暖の差の激しい気候が続いていますが、ここへ来て東京も急に暑くなり、汗ばむ毎日を過ごしています。先週から正常化した国会は、14日(月)の午前・午後の予算委員会集中審議を始め、順調に日程をこなしていますが、来週は波乱含みとのことです。

 前号では触れませんでしたが、先週9日(水)、久しぶりに日中韓サミットが東京を舞台に開催されました。安倍総理と中国の李首相、韓国の文大統領の間で、北朝鮮を含む東アジアの諸問題について率直な意見交換がなされたことは大きな成果だと思います。今後は秋の安倍総理の中国訪問、来年の習主席の日本訪問とシャトル外交が続くほか、来週には日ロ首脳会談もモスクワで予定されるなど、活発な外交が展開される予定です。注目の米朝首脳会談は、6月12日(火)のシンガポールでの開催が発表されたのち、北朝鮮側からキャンセルの報道が出るなど最後まで予断を許しませんが、この機会に、核・ミサイル・拉致問題の前進を大いに期待するものです。

 先週末の地元では、12日(土)に党第三選挙区支部総務会に併せて松村謙三先生の精神に学ぶ会との合同講演会が大東文化大学の武田知己先生をお招きして開催されました。東アジアを始め、国際情勢が激動する今日、日中友好に強い信念を持って取り組まれた松村先生の貴重な足跡に改めて想いを馳せるお話を聴かせて頂きました。会では今夏、有志による中国訪問を計画しています。このほか、堂故先生を支援する堂峰会党射水市連大江支部の総会県商工会議所青年部地元高岡市定塚校下連合自治会の懇親会にも顔を出すなど、多彩な土日を過ごしました。

 13日(日)夜に上京して臨んだ14日午前の予算委員会は、外交等諸問題がテーマとされたものの、野党側の質疑は10日(木)の柳瀬前総理秘書官に対する参考人質疑を受けて、加計学園獣医学部の設置許可問題に集中しました。柳瀬氏と加計学園、愛媛県関係者との面談結果の報告が総理になされなかったことの確認など、質問があったものの、野党側からは新たな論点の提起はほとんど見られませんでした。今後、23日(水)には財務省から森友学園問題に絡む書き換え前の文書が提出される予定で、これを受けた予算委員会の開催を与党側から提示している状態です。

 一方、私の携わる議員立法については、5本目の「郵政ユニバーサルサービス確保法案」の各党協議がほぼ整い、来週22日(火)に衆院総務委員会で審議頂けそうです。さらに、事務局長を務める党選挙制度調査会で議論されていた公職選挙法の改正案(要介護度3、4の方への郵便投票制度の拡充)も急遽成案を見る所となり、来週にも与党内の手続きを終え、野党側に提示できそうな状況です。また、3年ぶりの財政再建計画策定に向けた党からの提言の取りまとめなど、忙しく永田町を走り回っています。次号で報告します。

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国政報告(第426号)

 五月の連休も終わり、7日(月)に上京したところ、野党の審議拒否が続いていた国会も衆議院大島議長の仲介で正常化し、8日(火)の本会議を皮切りに、各委員会で審議が精力的に進められています。季節外れの「寒の戻り」のような天候が続き、東京も最高気温が10度台の日が続く中、慌ただしい毎日を過ごしています。

 前回の報告の後、2日(水)に富山に戻り、連休後半は5日(土)に城端の曳山祭で庵唄を聴きました。あとは、久しぶりにゆっくりした時間を過ごし、鋭気を養って今週に臨みました。中学校の修学旅行の時節で、高岡市から7日に高岡西部中、8日(火)に中田中、9日(水)に伏木中、牧野中、南星中と合計5校の3年生が国会見学に訪れました。県人会の皆さんが案内される学校もあり、生徒の皆さんの元気な挨拶が爽やかでした。7日には高岡市議会の自民同志会の皆さんにも会館を訪問頂きました。

 一方、党務では7日の午後に「郵政三事業ユニバーサルサービス確保法案」が政調合同部会で了承され、8日の総務会を経て、11日(金)の与党政策責任者会議に臨む事となりました。野党への説明も一通り行い、衆院総務委員会での審議の環境が整いつつあります。8日の朝は、事務局長を務める沖縄振興調査会にて沖縄の子ども達の貧困対策に取り組んでおられる金城隆一氏(沖縄青少年自立援助センターちゅらゆい代表理事)をお招きして現状を勉強しました。午後には財政再建特命委員会の小委員会(小渕優子委員長)に出席し、新たな財政再建計画策定に向けて、社会保障の在り方を議論しました。5月末の取りまとめの予定で、大詰めを迎えています。9日の夕刻は、会長を務める有志の勉強会、「2020年代の経済社会構想会議」の第7回会合にて、小泉進次郎代議士他皆さんで、ポスト平成時代の中央政治の在り方について議論を続けました。一定のまとめができればとの想いで、毎週水曜に会合を持っています。

 国会は、結果的に柳瀬経済産業審議官(前首相秘書官)の参考人招致で与野党の妥協が成立し、10日(木)の午前・午後で衆参の予算委員会で質疑を行いました。柳瀬氏は、平成27年4月2日の加計学園関係者との面会を認めましたが、愛媛県、今治市の関係者の同席は認識していなかったとの説明でした。メモに残された「首相案件」との文言は、国家戦略特区制度そのものが安倍総理の強い指示で展開されていることを指し、個別の案件を念頭に置いたものではないとの答弁でした。柳瀬氏の説明を聴いて、概ね納得したものの、面談結果を安倍総理に報告しなかった点だけは疑問に思いました。野党の立場に立てば、せっかくの柳瀬氏の証言を連休前に得る機会があった訳で、今回の高飛車な要求を掲げての審議拒否戦術は、やはり時が無駄に流れた不幸な結果であったと思います。日中韓首脳会談(9日)など激動する外交については次号で報告します。

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国政報告(第425号)

 風薫る五月を迎え、国会議事堂二階の幹事長室で本号を綴っています。窓外に国会正門から霞が関が望まれますが、大型連休の谷間なので、さすがに国会見学のお客様も少なく、微風に乗って噴水の音だけが聞こえてきます。新緑の鮮やかな爽やかな季節が到来しましたが、通常国会の行方は連休明けまで予断を許さない情勢です。

 連休前半の地元では、党利賀支部南砺市連の総会に出席し、高岡では「平成の御車山」のお披露目に立ち会いました。今を生きる職人の皆さんの技を後代に残そうと、現代の山車を作る構想が出されてから20年余が経過しました。この間、紆余曲折しながらも関係者の熱い想いが原動力となって、市内から浄財8千万円を寄せて頂き、ご退位を明年に控えての完成に至りました。経緯を知る一人として、嬉しく、また時間がかかっても何事かを仕上げていく事の大切さを改めて実感しました。来月には能越自動車道の福岡料金所が撤廃されますが、提起されてから10年以上の歳月を要しました。利賀ダムも綿貫先生を先頭に関係者が運動を続けてこられ、7年間を超える検証過程もクリアし、工事用道路を兼ねた利賀地域への連絡道路の長大トンネルの着工の時が近づいています。北陸新幹線の敦賀・新大阪への延伸も、国家財政の再建も、「倦まず弛まず」、一隅から声を挙げ、地道に取り組んでいきたいと思います。

 安倍内閣が発足して5年5か月、長期政権故の「緩み」を指摘される昨今ですが、内外の課題に対処してきた政権の歩みを辿ってみます。外交では、「地球儀を俯瞰する外交」を標榜し、総理自ら数多くの国々を訪問し、緊密な首脳関係を築きました。2020年の東京オリンピック・パラリンピック招致実現に始まり、TPPの国益に配慮しての交渉妥結、米国離脱後の11か国での再構築と、自由貿易の発展を先導しています。日豪EPAに続き、日EUEPAも大筋合意に達しました。先週末の韓国・北朝鮮の首脳会談の実現も、日米韓で協力して主導してきた国際社会の「最大限の圧力」あってこそです。今後、日ロ、日中関係の深化が期待される局面です。

 内政では、経済成長と財政再建の両立を基本に、アベノミクスの「三本の矢」、「新三本の矢」にて、異次元の金融緩和政策、適時の財政出動、成長戦略、GDP600兆円超え、育児・介護離職の撲滅、一億総活躍社会、地方創生といった目標を設定し、切れ目なく政策を進めてきました。特定機密情報保護、平和安全法制など国論を分けた課題についても、慎重論に耳を傾けて法案を修正し、丁寧な国会審議により成立させてきました。日米を基軸とした安全保障の強化も政権の成果です。今後は、働き方改革、消費税再引き上げ、沖縄の普天間基地の辺野古沖への移設、憲法改正と課題山積です。行政府の相次ぐ不祥事には再発防止策を含めて説明を尽くし、従前通りの緊張感と用意周到さでの前進を願い、努力します。

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国政報告(第424号)

 地球温暖化の影響か、桜が慌ただしく咲き、散った後も気温が乱高下し、激しい雨が降るなど、不順な気候となっています。残念ながら、国会の動きも同様で、先週末の野党6党の審議拒否が本日(26日(木))に至るまで続いています。確かに行政府を巡る問題は、財務事務次官のセクハラ疑惑に伴う辞任など新たな事案が発生し、元々の理財局の文書書き換え経緯の全容も未だ説明できる段階に至らないなど、責められるべき点が多々あります。しかし、野党側の「麻生大臣の辞任、柳瀬前総理秘書官の証人喚問、文書書き換え経緯の月末までの提出、防衛省日報問題の整理」の4条件を満たさないと審議に応じないという姿勢はあまりに硬直的です。結果として、23日(月)の柳瀬氏を参考人招致しての予算委員会集中審議の与党提案を野党は受け入れず、26日の安倍総理訪米を受けての外交等の集中審議も、与党と維新のみの出席で、不正常な形で終わりました。野党6党側の主張に分が無いとは言いませんが、妥協を拒み続けることは、国会の機能を不全なものとし、行政府へのチェック機能が働かなくなり、国民全体の不利益を招きます。このまま大型連休に突入することは、野党側にとっても不幸な事態であり、世論の容れる所にはならないと思います。双方歩みよりによる審議再開を強く願うものです。

 先週末の21日(土)は、富山で高岡茶会大伴家持卿献花祭に出席し、22日(日)は上京して文京区富山県人会に初めて出席しました。富山県は全国でも県人会の活動が活発な県で、都内でも多くの区毎に県人会が組織されています。郷土を離れて東京で様々な分野で活躍され、なお富山に心を寄せて頂ける皆様に感謝しつつ、和やかに交流のひと時を過ごしました。

 週明けからは、先に述べた通りの国会の展開の下、「郵政ユニバーサルサービス確保法案」を各方面に説明しています。お陰様で、法案の骨子について与野党の大方の了承を頂き、細部の文案も固まって、国会が正常化すれば、来月中旬に審議頂く環境が整いつつあります。本法案は、日本郵政グループが国民の皆様に提供する、郵便・貯金・簡易生命保険の三つのサービスを全国にあまねく行き渡らせることを義務付けた改正郵政民営化法を制度面で担保しようとするものです。具体的には、全国に2万4千局ある郵便局のネットワークを維持するための基礎的な費用について、現在、ゆうちょ銀行㈱、かんぽ生命㈱が日本郵便㈱に手数料として支払っているものを、第三者機関を通じた拠出金、交付金に切り替え、消費税を免除しようとするものです。近年、過疎地では地方金融機関の出先の閉鎖が進み、行政の出張所機能も含めて郵便局が「最後の砦」となりつつある現状で、本法案は地方創生の面でも役割を果たすのではと期待しています。連休に向け、国会の正常化を念じ、報告とします。

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国政報告(第423号)

 東京は若葉の季節となり、今日(19日(木))などはさわやかな青空が広がりましたが、国会は続発する行政府の不祥事で何とも不透明な霧の中に入ったまま来週へと続いていく気配です。先週の週刊誌報道に端を発した福田財務事務次官の「セクハラ」問題は、本人が事実を否定したまま辞任を申し出る事態となり、態度を硬化させた野党は明20日(金)からの国会審議に応じない姿勢です。与党側からは、23日(月)に加計学園の獣医学部新設に係る愛媛県職員作成の「備忘録」について、柳瀬経済産業秘書官(前首相秘書官)を参考人招致しての衆参予算委員会の集中審議を提案しています。しかし、野党側は証人喚問を求めて譲らず、国対間の交渉が行き詰まっています。野党議員に対する自衛隊員の暴言についても小野寺防衛大臣が陳謝するなど新たな問題も生じていて、なかなか不祥事の「トンネル」を抜け出せない現状です。

 先週末は、14日(土)に党福野支部15日(日)に平支部の総会があり、後者では30分間の国政報告をさせて頂きました。政府・与党として、第2次安倍政権発足以来、5年半で一番の難局に迷い込んだという現状認識で、前号にも記した「解決策」をお話ししました。そのうち、防衛省の日報問題はイラク派遣分など取りまとめて公表され、一定の前進を見ました。一方、財務省理財局の文書書き換え問題の経緯の調査は取りまとめに時間がかかっており、愛媛県の備忘録は農林水産省で発見され、関係者の国会招致が避けられなくなりました。そこに、セクハラと暴言の問題が加わってしまったのが今週の展開という訳です。与党としては、各省庁が説明責任を果たし、関係者に必要な処分を行い、「綱紀粛正」など再発防止策を徹底するという基本的な営みを実行するよう、国会等を通じて促して行くことが事態打開の方策だと思います。

 波乱が続く中ですが、私の関わる議員立法は、17日(火)に合併特例債の発行期限延長法案が参議院総務委員会で審議され、一問、答弁にも立ちました。全会一致で可決頂き、18日(水)の参議院本会議で成立しました。次いで、5本目の「郵政三事業ユニバーサルサービス確保法案」の根回しも続けており、連休明けに衆議院総務委員会で扱えるよう準備を進めています。また、17日には大切な先輩である赤澤亮正代議士のパーティの司会を務め、18日には小泉進次郎代議士ほか若手の皆さんと一緒に立ち上げた「2020年の社会経済構想会議」にも出席しました。党政務調査会での、今夏の新たな財政再建計画策定に向けた議論も佳境を迎え、19日(木)の委員会に出ています。所属している党情報通信戦略調査会でも4K・8K放送やインターネット再送信を見据えた議論が始まるなど、持ち場で仕事を進めながら、直面する難局をゴールデン・ウィーク前の来週こそは乗り切るメドが立つよう願っています。

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国政報告(第422号)

 富山では桜が満開になってからの「寒の戻り」で五箇山では雪が降ったとのこと、その後はまた気温が上昇し、東京ではつつじも咲き始めました。国会は今週も財務省理財局、防衛省にて文書管理の問題に新事実が続き、愛媛県庁の「備忘録」で加計学園問題についてもこれまでの政府答弁と異なる内容が出てきて事態は混迷の度合いを深めています。9日(月)の参議院決算委員会、11日(水)の衆議院予算委員会と安倍総理出席・テレビ入りの審議でもすっきりしなかったというのが実感です。どうすれば、国民の大方の皆さんの納得を頂けるのか、与党の一員としても悩んでいます。

 先週末は、7日(土)の党城端支部総会8日(日)の党富山第三選挙区女性部総会と、国政報告の機会があり、この時点でも率直に事態の打開に悩んでいることをお話しさせて頂きました。9日(月)は、当初は沖縄振興調査会の一員として沖縄出張を予定していましたが、予算委員会の理事懇談会が午後3時半に設定されたため、出張を取り止めて午前中に上京しました。10日(火)には先週延期となった総務委員会が開かれ、4本目の議員立法となる「合併特例債期限延長法案」を全会派の賛成で委員長提案の形にすることができました。その際、簡単な質疑もあり、答弁に立って今回の5年間の延長を最後としたいという提案者の意思を表明しました。本案は12日(木)の衆院本会議で議決され、参議院に送付できました。引き続き5本目の「郵政三事業ユニバーサルサービス確保法案」の他党根回しに衆参の議員会館内を歩いています。

 今週の焦点は何と言っても、11日の予算委員会集中審議でした。懸案を整理してみると、財務省理財局の決裁文書書き換え、森友学園側への口裏合わせ持ちかけ等の問題は、太田現局長の答弁通り、到底許される行為ではなく、財務省の調査結果の国会報告、関係者の処分、再発防止策の策定が必要です。問題は、同時に大阪地検特捜部の捜査が進められていることで、調査が慎重を期すために遅れがちで結果報告のメドが立たないことです。一方、防衛省のイラク・南スーダン派遣に係る日報に関し、その存在が明らかになっていたにもかかわらず上層部へその旨の報告がなされていなかった問題については、小野寺防衛大臣が20日(金)までの調査集約を省内に命じており、その報告を受けての動きと思います。最後に、愛媛県備忘録による平成27年4月2日の官邸・柳瀬首相秘書官(当時)との面会の有無については、柳瀬氏が「記憶のかぎり」会っていないとのコメントを出しています。備忘録の現物が中央省庁に残っていないか調査が進められており、結果を受けての対応となります。野党側からは、柳瀬氏の証人喚問と再度の予算委集中審議を要求され、森山党国対委員長は、16日(月)までに回答すると返事されています。来週は17日(火)から20日まで総理訪米の予定で、一連の問題の解決は23日(月)の週に持ち越されそうです。引き続き、「胸突き八丁」状態です。

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国政報告(第421号)

 新年度に入っての一週間、季節の変化の速度は速く、東京はあっという間に若葉が萌え出しました。富山も、先週末には桜が満開となり、見頃は今週始め、今日(6日(金))戻ったら花が残っているだろうかという勢いです。国会の風景の変化も速く、前号で佐川元財務省理財局長の証人喚問を報告していたのに、今度は防衛省のイラク日報の事件で、昨5日(木)午前から与野党間の交渉が厳しくなっています。

 先週末の富山では、3月31日(土)に高岡市佐野地区で北社会福祉協議会長の依頼で「国政こぼれ話」と題して8年半の経験談を話す貴重な機会を頂きました。質問の際に万葉集を朗唱するようになった経緯や、同期の小泉筆頭副幹事長、1期先輩の赤澤総務会副会長との思い出など披露できました。4月1日(日)はお休みを頂戴し、2日(月)朝、理容組合高岡支部総会で挨拶して上京、夕刻の二階幹事長定例記者会見への立ち会い当番を務めました。

 年度初めの国会はスムーズなスタートで、私も3日(火)の総務委員会・東日本大震災復興特別委員会での一般質疑、午後の本会議と日程をこなしながら、議員立法の各党根回しを続けました。今国会での成立を目指す6案件のうち、3番目の福島県議会選挙区特例法案(住民が避難中の双葉郡等の定数を維持するため、人口の特例を設けるもの)は4日(水)の衆議院倫選挙特(政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会)で審議・可決され、5日の本会議で参議院に送付できました。委員会では提案者として1問答弁し、本法案は東電福島第一原発事故に係る臨時特例を定めるものであり、来年の県議選のみ効力が及ぶ旨、説明しました。

 次いで4番目の合併特例債期限延長法案は、5日の午後、本会議終了後の総務委員会で審議することで委員会理事会がまとまり、提案者の坂本哲志議員との答弁打ち合わせも終えたところで、冒頭に記した防衛省の問題で国会全体の流れが厳しくなってしまいました。13時予定の本会議は16時半開始に延びて、立憲民主党などは欠席、総務委員会も流会となり、法案審議は来週以降に持ち越しとなりました。

 2日に存在が明らかとなった防衛省の自衛隊イラク派遣時の日報は以前から国会質疑で「残っていない」と答弁されていたもので、発見されてから一か月以上も小野寺防衛大臣に報告されませんでした。与党からも自衛隊の「文民統制」の面で問題視され、先の厚生労働省のデータ問題、財務省の文書書き換え問題と政府側の失点が重なってきました。国会とすれば、財務省の調査の中間報告を待っている状態で、防衛省に問題が生じた訳で、11日(水)に予定されている衆議院予算委員会の集中審議に向けて、政府側の態勢立て直しが必須です。当面は厳しい局面が続きそうです。

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国政報告(第420号)

 先週とは打って変わって、今週の東京は桜が満開となり、富山から着てきたコートも宿舎に置いたままです。昨28日(水)には参院で新年度予算が可決成立し、税制等の法案も順次仕上がって、国会は後半への折り返し点にあります。地元からは、26日(月)の党南砺市福野支部の長井市議ほかの皆さんに続き、昨日・今日は上平支部の山本支部長(市議)ほかの皆さんの来訪を頂き、桜の風景を楽しんで頂けたものと思います。

 先週末は、24日(土)朝に南砺市井口地区の椿まつりに顔を出し、西村亮彦さんの叙勲祝賀会であいさつの後、昼の新幹線で上京し、午後5時からの全国幹事長会議に出席しました。25日(日)の党大会を前に、運動方針案等の議事に先立つ安倍総裁の挨拶では、財務省の公文書書き換えの問題について、行政府の最高責任者としてのお詫びがありました。出席者のうち、森友学園が所在する大阪府連から問題の解明と早期の収束を求める発言がありました。党大会では、平昌オリンピックのスケート競技で金メダルを獲得した高木美帆選手と歌手の谷村新司さんがスペシャルゲストとして招かれました。高木選手と橋本聖子参議院議員会長との対談、谷村さんの歌唱(昴、群青、いい日旅立ち)が好評でした。安倍総裁からは、前日に引き続いてのお詫びの後、憲法改正に取り組む方針を述べられました。また、我が富山県連は、党員獲得運動の成績において昨年の金賞に続いて銅賞に輝き、代表して上田幹事長が表彰されました。このように、地元で党員の皆さんが支えて頂いているだけに、前半国会での混迷と内閣支持率の低下は申し訳ない事態であり、着実に挽回しなければ、と思います。

 27日(火)には、午前に参院、午後に衆院の予算委員会で、佐川前国税庁長官の証人喚問が行われ、予算委理事として出席しました。冒頭の証人宣誓、委員長の尋問に続き、2時間にわたり各会派委員からの尋問がありました。偽りの証言には偽証罪が適用される一方、刑事訴追の恐れがある事柄については証言を拒むことが許される決まりの下、佐川氏によれば、公文書の書き換えは財務省理財局内部で行われ、政治の指示・関与はなかったとの事。一方、理財局内で誰が何の目的で書き換えを行ったのか、証言は得られませんでした。このため、問題の解明は財務省の調査結果ないし司直の捜査結果を待つことになりました。翌日の自公幹事長会談で、財務省の調査結果の報告を急がせたのは正しい判断だと思います。国民の皆様には、すっきりしない状態が続きますが、上述したように、証人喚問のル-ルからすればやむを得ず、政府与党としては、内政外交の各分野で課題に真摯に取り組むことで信頼を再構築していかなければなりません。私も議員立法の仕上げに取り組むなど、心して新年度に臨んでいきます。

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国政報告(第419号)

 南国から桜前線が北上とのニュースの後、春分とは思えぬ寒の戻りで、脱ぎかかったコートをまた着込んで年度末を迎えようとしています。森友学園問題に絡む財務省の公文書書き換えの問題で、通常国会の流れもこの3月に入ってガラッと変わってしまいました。昨22日(木)の午後から衆院予算委員会が開かれ、27日(火)の午後2時から佐川前国税庁長官の証人喚問を行うことが決まりました。この日は午前に参院予算委でも証人喚問が予定されており、「誰が、なぜ」書き換えをしたのか、また、政治との関係の有無について与野党委員の質問でどこまで明らかにされるのかが焦点です。国民の皆様の疑念が晴れ、再発防止策を含め、事態が収束できれば良いのだが、と思っています。

 先週末は、富山に金曜夜から月曜朝までの滞在となり、17日(土)にはあいの風とやま鉄道の「高岡やぶなみ駅」のオープニングに出席しました。「やぶなみ」は、万葉集に残る大伴家持卿の歌、「やぶなみの 里に宿借り 春雨に 籠り包むと 妹に告げつや」にちなんだ命名で、式典前には万葉衣装に身を包んだボランティアの皆さんの朗唱もありました。平成27年春のJRからの北陸本線の運営移管以来、県内最初の新駅で、東側の木津地区での土地区画整理事業とも連動しており、地域活性化と公共交通利用促進の二つの目的が達成されるよう期待しています。

 19日(月)午前に、1月のインフルエンザへの罹患で行けていなかった高岡市民病院での年1回の健康診断を済ませて上京し、20日(火)の党国会対策委員会で準備を進めてきた東日本大震災被災地関連の議員立法を説明し、3本とも了承いただきました。冒頭に述べたように国会が「波高い」動きとなり、委員会での取り扱いのタイミングが難しいものの、与野党各会派の根回しも概ね良好に済ませているので、年度をはさんで早々の成立を期待しています。これで6本中4本のメドが立ち、当面は郵政事業のユニバーサル・サービスを確保するための交付金制度を創設する法案に注力していきます。このほか、党政調の活動では、選挙制度調査会での被選挙権年齢引き下げ問題の検討、財政再建特命委員会での新たな財政再建計画策定に向けた提言取りまとめ、の二つの仕事に主に携わっています。選挙対策委員会については、沖縄の名護市長選に続き、石垣市長選でも我が党が支援する候補が当選し、一段落です。

 21日(水)の祝日は地元で夏野射水市長の後援会総会に出席し、22日は総務委員会でNHK予算を審議・承認しました。今週末の25日(日)には党大会が予定されており、憲法改正を含め、今後の政権運営方針についての安倍総裁の演説が注目されます。昨日の党憲法改正推進本部で9条に自衛隊を位置付ける案の取りまとめもなされ、後半国会での議論の展開を注視していきます。

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国政報告(第418号)

 今週の東京はコート無しで歩ける陽気です。一段と春らしくなったものの、国会は前号以来、一週間以上も不正常な状態が続き、ようやく明16日(金)の衆院本会議で正常化しそうな状況です。この原因は、皆様周知の通り、森友学園への国有地貸付・売却に係る財務省の公文書の書き換え問題です。先週9日(金)の衆院本会議が野党が多数欠席する中で開かれた後、その夕刻、佐川国税庁長官が辞職し、週明けの12日(月)には麻生大臣が書き換えを認めるに至りました。現状では、昨年2月から4月にかけて、当時の理財局の一部の職員が近畿財務局にも指示して、本省及び財務局の関係文書を書き換えたとの発表までで、「誰が、なぜ」という大方の疑問に答える所に至っていません。19日(月)に予定される参院予算委員会の集中審議以降、事実関係がすっきりするよう願っています。本件は、与野党の別無く、立法府が行政府に裏切られたものであり、事実と責任は明確にする必要があると考えます。

 先週末は10日(土)に党砺波市連女性部総会であいさつの後、高岡市勝興寺でのまちづくり座談会に顔を出し福井高岡市議会議長の就任祝賀会に出席しました。東日本大震災から7周年の11日(日)は、朝9時台のはくたかに乗り、長野でかがやき、大宮でやまびこに乗り換えて、福島市で催された県主催の追悼式典に出席しました。昨年春に避難解除区域が広がり、一歩一歩復興の歩みを進める福島ですが、未だ県外に3万4千人余、全体で5万人を超える方々が避難を余儀なくされている現状です。復興の仕事に関わらせて頂いた一人として、その完遂に向け、微力でも努力して行くことを誓い、亡くなられた方のご冥福を祈らせて頂きました。併せて、悲しくともつらくとも、前を向いて進もうとする被災地の皆さんの想いも深く受け止めました。

 週が変わって、13日(火)の朝は、事務局長を務める党選挙制度調査会総会で、被選挙権年齢の引き下げ問題について、若者団体からNPO法人Youth Create代表理事の原田謙介さんの話を聴きました。原田さんは、選挙権年齢が18歳に引き下げられたことに伴い、全国の高校での主権者教育などに携わっています。若者の政治参加を促す観点から、被選挙権年齢を引き下げるべきとの主張です。調査会では、逢沢一郎会長の下、選挙制度について、供託金、法定ビラの枚数、政見放送の手話通訳など様々な問題を慎重に議論し、まとまったものを他党とも協議して公職選挙法の改正等に結び付ける活動を続けています。国会議員、地方議員、首長の被選挙権年齢は如何にあるべきかも重要なテーマです。このほか、今週は15日(木)の沖縄振興調査会など党政務調査会の会議をこなし、懸案の議員立法の根回しも続けながら、国会正常化を待つ一週間でした。来週からはまた前進の毎日となるよう念じています。

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