生の声Q&A

皆さまの声を国政に届けます

 第49回衆議院議員総選挙戦を振り返って、個々の候補者に問われた事は、コロナ禍でとかくコミュニケーションが細りがちだった1年半を含め、自らの選挙区・有権者の声、課題を如何に把握し、対応してきたかであったように思います。与野党問わず、国政の中枢で著名な方が落選した一方、地元をしっかり回るように言われていた若手が比例復活であれ、粘り強く議席を確保しています。自分自身も、選対スタッフの皆さんの考えもあり、従前型の個人演説会に代えて、若い方々との対話型車座ミニ集会や女性部の皆さんとのリレー街宣、SNSでの発信強化と、これまでとは異なる運動内容になりました。自分なりに「コミュニケーション」は今後の日常活動のキーワードと感じ、今後は週1回の国政報告に加え、月1回のミニ対話集会を続けて行くことを選挙戦最終日に表明しました。
 このコーナーでは、選挙戦や今後のミニ対話集会でいただいた皆さまの生の声 とその対応について掲載していきます。

第32回ミニ対話集会 高岡市伏木・吉久地区(24/07/20)

1.地震で通行止めとなっている伏木港大橋(赤い橋)及び伏木港陸橋(緑の橋)の復旧見通しはどうか?

(答) いずれも現在復旧工事の設計を進めている段階で、秋には入札・工事契約を経て着工するべく準備されています。工期は概ね2年と見込まれており、少しでも早まるようお願いしていきます。

2.地域内の下水道は液状化の影響を受けて不具合が多発しており、切り回しなど応急措置で凌いでいる現状だが、本格復旧の道筋・目途を示してほしい。

(答) 下水道を供用しながらの復旧工事となり、管路の掘り返しにより、道路を通行止めにして施工しなければならないことから、路線を区切って順次工事を進めていく事になります。掘り返しにより発生する残土の置き場も、港湾緑地などで確保する必要があります。段取りを組み、地域の皆さんに工程を示しながら進めていくことになるため、きめ細かいコミュニケーションが大切だと思います。

3.吉久3号雨水幹線の小矢部川への排水対策として、水門やポンプが必要ではないか?

(答) 小矢部川の増水、高潮、豪雨等で排水が滞留して地域が浸水したことは無いようですが、地震の影響がどうなるか、市でもセンサーを設置するなど事情を把握の上、対策を検討するそうです。ちなみに伏木側では、小矢部川に流入する水路に土嚢を積み、ポンプを設置しています。

4.単なる復旧ではなく、無電柱化や消雪施設の整備なども組み合わせた「創造的復興」を進めるべきではないか?

(答) 国の全面的支援を受けて実施する現状復旧工事(機能復旧も前広に含まれますが)と、通常の補助・市単独の工事との違いはありますが、地域住民の発意で将来像を描き、行政に働きかけていく事が大切です。地域住民の協議体の役割が大切です。

5.赤い橋が通行止めとなっているため、県道小矢部伏木港線に大型車が集中し、液状化の影響もあって振動に悩まされている。大型車は、伏木万葉大橋から吉久側の港湾道路を通ると材木町の交差点で左折できないことが問題となっている。

(答) 材木町の交差点周辺は一部拡幅工事が進められており、左折が可能にならないか、県伏木港事務所に聞いてみます。

6.吉久地区にも、歩いて避難できる施設、例えばコミュニティ・センターの整備が望まれる。

(答) 今は地域の大手事業所の建物などを頼る状況とのこと、企業の協力(災害時の建物開放)を求めることも一案です。市の現状では校区内の一地区でのセンター整備は難しいと思いますが、伝建地区として寄り場が作れないか、また、隣接する射水市の旧中伏木小学校の元校舎を共同で利用できないか、可能性を検討してはと思います。

7.吉久地区の電車通りの速度制限を守らせてほしい。

(答) 市に伝えます。

8.東日本大震災からの復興に携わった経験から参考になることはないか?

(答) 福島県浜通りでは、原発事故から13年経った現時点でようやく避難者のうち希望者全ての帰還が認められることになりました。長い年月を経ても帰る意向を示して頂けることに、ふるさとを想う深い気持ちを感じました。伏木・吉久地区もここ2~3年は先が見えない辛い時期が続くかと思いますが、個々の住宅・土地への支援メニューもまとまった(県から「住宅・宅地復旧パンフレット」が出ています)ことから、行政と地域がコミュニケーションを密にして情報共有を心掛け、その土台の上に、地域の将来像を「創造的復興」の精神で描いていくことが大切だと思います。私も、県、市、地域の県議・市議の皆さんと連携して取り組んでいきます。

7月20日(土) 第32回ミニ対話集会/高岡市(伏木・吉久地区)