第1回ミニ対話集会 自民党女性部(富山県3区)

選択的夫婦別姓の議論について、家族の絆、子供の立場も考慮すべきでは?

「固い制度」を作ると、例えば子どもの姓がバラバラになるなど、家族の一体性を無理に損なう場合もあると思います。通称(婚前の姓)を戸籍に登録できるようにするなど、通称の法的位置づけ・効力を強める方法が良いのでは、と考えています。

公務職場で女性が産休・育休を取りやすい環境を作るべき。

定年の65歳への延長も決まるなど、高齢者の多様な働き方を若い世代の産休・育休のサポート(代役)に生かしていければ、と思います。行政改革の観点からの職員の削減もかなりやり尽くした感もあり、産休・育休の代役のために定員を一時的に増やすこともあって良いのでは、と考えます。

「アベノマスク」、「桜を見る会」など、国民の眼から疑間視される事態の早期解消を。

「アベノマスク」の在庫の早期解消、「桜を見る会」の中止など、行政の職員では判断しづらい問題については、政治の責任で決断・整理していくべきです。岸田内閣では、既にそれぞれ対応を進めています。

国の針路について明確な方向性を示し、実行していくことが党への信頼につながる。

例えば、中長期的な財政の在り方や憲法改正への具体的な取り組みなど、党内でしっかり議論し、針路を定め、実現に向けて努力する姿を見せていく事は大切だと思います。私も5期目に当たり、党の一員としてそのように心掛けていきます。

原子力発電所の扱い、憲法改正への取り組み、城端線・氷見線のLRT構想への考えは?

原子力規制委員会の厳しい審査をバスした原発は再稼働させるべきと考えます。ただし、今後の原発の新増設は困難であり、順次再生エネルギーに代替させていくことが現実的だと思います。憲法改正は1項目ずつ提案することとされているので、自衛隊の明記か、参議院の地方区の合区解消か、いずれかに絞って取り組むべきと考えます。LRT構想については、県・市・地方議員・経済界・自治会など地域の皆さんの議論を深めて頂き、方向性の合意が得られることを期待しています。

岸防衛大臣は、早く元気になって頂きたい。

病気の治療に励まれながら、職務を真剣に遂行しておられると思います。早期回復を願っております。

選挙権が18歳まで付与されたことを受け、県市も含め、政治への関心を高める努力を。

国も、「主権者教育の充実」を施策としており、党でも「国に届け」などマンガ形式のパンフレットを作成し、働きかけを進めています。県議会でも高校への出前講座などに取り組んでおられ、自治体も中学校・高校生と首長との対話を進めるなどの動きがあり、皆で取り組んでいきます。

選挙運動に際し、SNS、メールの利用についてのルールを周知してほしい。

第3選挙区支部として受け止め、対応したいと思います。

党中央での「派閥」の役割・意義がわかりにくい。

過去は、総裁を目指すリーダーを中心とした集まりでしたが、最近は政策集団としての活動が主であると思います。党には衆参で300人を超える議員が所属しており、いわば、学校のクラスのように幾つかの集団にまとまって活動することが、相互のコミュニケーションにとって有益ともいえるのではないでしょうか。もっとも、私は当選以来無派閥で活動しており、それも不都合ということはありません。

総裁選での党員票のウエイトを高めては?

何度かの試行錯誤を経て、議員票、党員票を半々に見るカタチに落ち着いています。
世論に近い立場におられる党員の皆様の見方と、常日頃総裁候補者に接する機会が多く、ともに議論し、政策実現に携わっている議員の見方をバランスさせる意味で現行のウエイトの取り方が適切ではないかと思っています。