国政報告(第236号)

 先週末は、小矢部市津沢の夜高行灯を見せて頂き、高岡関野神社で淡交会高岡支部青年部の皆さんのお茶会に参加、党氷見支部総会に出席の後、8日(日)夜に上京しました。地域女性ネット高岡の辻会長さんほか一行を国会議事堂にてお迎えしてスタートした今週は、まさに「梅雨本番」、雨の降り続く中、予定をこなしています。8日朝には、桂宮様がご逝去、謹んでお悔やみ申し上げます。

 9日(月)の夕刻と10日(火)の朝一番で、内閣の規制改革会議の厳しい提言を受けて、党としての農業委員会・農協組織の改革案が農林部会幹部の皆さんから示され、議論を尽くした上で了承されました。焦点の農協中央会や全農の在り方については、5年の期間を置いて、当事者で今後の在り方を取りまとめる段取りに落ち着きました。引き続き、11日(水)には、今年の「骨太方針」や「日本再興戦略」(改訂版)について、政府側から政務調査会全体会議に柱立ての全体像が示されました。来週には個々の文章も入った全体像が示され、2度目の政調全体会議での議論を経て閣議決定に向かう事となります。

 一方、通常国会の会期も来週を残すのみとなり、10日、13日(金)の本会議では、条約等残る内閣提出案件と各委員会でまとまった議員立法を処理しています。前国会で成立した特定秘密保護法に関し、国会に監視機関を置くための国会法改正案等の案件も、議院運営委員会で成案がまとまり、参議院に送付される見込みです。16日(月)には衆議院の決算行政監視委員会にて平成21年度から23年度まで3年度分の決算審議の締めくくり総括質疑が予定されており、衆議院では政府提出案件は殆ど積み残しの無い状態となります。後は、参議院で会期末に向け、精力的な処理ができれば、と念ずるところです。昨年夏の参院選で「ねじれ」が解消し、国会審議が着実に進む状況となり、政府にも新年度に向けて施策をしっかり練る余裕が生まれてきました。当面は、「安全保障法制整備に関する与党協議会」において、合意点を見出すことが焦点です。

 さて、私の活動では、12日(木)に党沖縄振興調査会で西普天間基地跡地振興に関するワーキング・チーム事務局長として、島尻安伊子座長とともに、国際医療拠点構想の提言案を説明、了承頂きました。来春、普天間基地に先駆けてアメリカから返還される米軍住宅跡地50haの活用について、地元の宜野湾市、沖縄県の意向である琉球大学医学部、附属病院の移転新築や、重粒子線治療施設の建設に加え、米国海軍病院から提供頂く医療データを元に、新薬治験機能を盛り込もうというものです。昨年秋から構想作成作業に携わり、関係者からのヒアリングや4月の沖縄現地調査も踏まえ、取りまとめ・公表に至りました。事柄の性格上、提言がまとまって始めてオープンにできたものですが、今通常国会の間の自分なりに満足できる成果となりました。来週は、会期末に向け、緊張感を持って臨んで行きます。

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