2019年8月

国政報告(第490号)

 先週の22日(木)は、東京から京都へ日帰り出張し、第69回全国高等学校PTA連合会大会に出席しました。1万人の参加者の皆さんに復興庁としてあいさつの機会を頂き、被災地の現状や風評払拭の取り組みについて説明し、福島県への教育旅行をPRしました。牧田射水商工会議所会頭が会長を務めておられ、同席された西脇京都府知事も元復興事務次官だったご縁も感じました。東京電力福島第一原子力発電所の事故に起因する海外諸国の我が国産品に対する輸入規制は未だ22か国で残っており、復興庁では各省庁と協力し、科学的な事実に基づく正確な情報発信を通じてその撤廃を粘り強く働きかけています。国内においても様々な場面を通じて風評払拭の努力を続けます。

 23日(金)は東京の大学見学に併せ、国会を見学した県立新湊高校、小杉高校の2年生の皆さんを堂故先生と一緒に迎えました。県連各支部政調会長の皆さんとの昼食懇談会の後、富山に戻り、夏野砺波市長の後援会総会に顔を出しました。24日(土)に退職公務員連盟富山県連の皆さんの要望懇談会と向栄一朗前県議の感謝の集いに出席し、25日(日)は朝一番で裏千家淡交会高岡青年部の納涼茶会にて、地域の伝統工芸の技を生かし、稔りの秋をイメージしたしつらえでの一碗を楽しみました。

 25日の午後から日帰りで上京し、NHKホールで「東京2020パラリンピック1年前カウントダウンセレモニー」に復興庁から出席しました。大会組織委員会の森喜朗会長のあいさつでは、オリンピックと同一の組織委員会が大会を運営する意義を強調され、共生の理念を具現化すべく、機運醸成を呼びかけられました。復興庁も、「復興五輪」を実現する中でPRに務めていきます。

 26日(月)に富山での墓参りを済ませ、夜に上京、27日(火)は高岡市議会自民同志会の皆さんの訪問を受けました。8月も最終週で、各省庁の予算要求内容が逐次配付されます。財政再建に計画的に取り組む中で、国として解決すべき課題にいかに歳出を振り向けるのか、地方財政への影響は問題ないか、自分なりに吟味しています。復興庁においても、28日(水)の幹部会議を経て、同日、党東日本大震災復興加速化本部にて、「復興・創生期間」最後の年度となる令和2年度予算要求の説明に臨みました。教育、医療、水産業など被災地の実情を把握し、ニーズを反映させた予算となるよう、冬の編成に向けて着実な取り組みを求められました。

 夕刻、横浜に出向き、TICAD7(第7回アフリカ開発会議)のレセプションに出席して、「海外発信プロジェクト」の一環として、各国の高官に復興の現状と支援への感謝を伝えました。現場主義で被災地の現状に向き合い、グローバルに風評払拭に取り組む事が私たち復興庁の使命であり、前進を続けていきます。

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国政報告(第489号)

 先週はお盆休みを頂き、2週間ぶりの報告となります。前号の後、8日(木)は渡辺大臣、浜田副大臣に同行して福島市へ出張し、「第19回原子力災害からの福島復興再生協議会」に出席しました。復興の取り組みの現状を踏まえ、内堀知事ほか自治体、議会、各種団体の皆さんから多様な意見が出され、政府側から分担して回答しました。私は、自治体職員の応援派遣、有害鳥獣対策、復興五輪の取り組みについて現状を説明しました。

 9日(金)の夕刻、とやま呉西圏域企業交流交歓会の懇親会に出席し、県西部6市の市長さん方のPRを聴き、首都圏を中心とする企業人の方々と交流させてもらいました。10日(土)からは事実上のお盆休みとなり、15日(木)が在京当番日となったため、東京の武道館での戦没者追悼式典に出席し、黙祷を捧げました。

 16日(金)は富山に戻り、恒例の県立高岡高校同窓会総会に会長として出席しました。今年は私の卒業年次(高校31回)が幹事となっての運営で、室谷実行委員長ほか100人近くの同級生が県外からも参加して盛り上げてくれました。来年を還暦に控えた(私は1月生まれで再来年になります)懐かしい仲間たちの心意気に、感謝々々です。17日(土)には高岡市立志貴野中学校の同級生有志の集まりもあり、冒頭に出席しました。中学・高校と40年以上前の時間にタイム・スリップしたお盆らしい2日間でした。

 18日(日)、4年に1度開催の「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2019」の開会式で挨拶し、党県第三選挙区支部県議団の皆さんとの夕食懇談会を終えて、19日(月)朝に上京し、復興庁での公務、議員会館での政務が再始動となりました。

 まずは20日(火)の正午、鈴木忠志監督が中心となって開催される国際的な舞台芸術の祭典、第9回シアター・オリンピックスの開幕式に出席しました。今回は日本(南砺市利賀、黒部)とロシア(サンクトペテルブルク)の共同開催で、富山では23日(金)から1か月間、世界各国の多彩な演劇が上演されます。柴山文科大臣、宮腰大臣、野上官房副長官、ロシア側のステパノフ文科次官、フォーキン監督など各界の多彩な顔ぶれで、幕開けをお祝いしました。

 21日(水)は北陸地方開発促進協議会、中部縦貫道期成同盟会、党県連の常任顧問会議に出席したほか、復興庁の在京大使館訪問活動の一環としてカナダ大使館に伺い、イアン・バーニー大使にこれまでの支援への御礼と併せ、復興の現状を説明しました。これに先立ち、副大臣室を福島県の伊澤双葉町長、長谷川(一社)ONE福島代表理事が訪問され、町の現状を国内外に正確に発信する目的でYouTube上に立ち上げた「双葉町公式チャンネル」(From Futaba)を紹介頂きました。このホームページからもリンクを張りますので、ぜひ一度ご覧下さい。

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国政報告(第488号)

 8月7日(水)、旧暦の七夕の今日に、小泉進次郎代議士の結婚という、ビッグニュースに接することになりました。何も知らなかったところに、今日の午後、復興庁で執務中に秘書官からネットに「小泉代議士が官邸に結婚報告に」とのニュースが流れていると伝えられ、お相手は滝川クリステルさんとのこと、ただただびっくりするばかりでした。小泉さんに直近で会ったのは、先月29日(月)の北日本新聞社の講演会ですが、まったく徴候は無く、もっといえば、遡っても思い当たる節は何もありません。絶えず脚光を浴びているお二人だけに、報道の通り、誰も知らないままに今日を迎えたのだろうと思います。

 夕方、地元紙から感想を聞かれ、昨年、全国紙のインタビューで、「小泉代議士の課題は結婚して家族を持つこと」と答えた事を思い出し、「人生の階段を一つ昇る大きな前進であり、お祝いします」としました。報道では、来年初めにはお子さんが誕生の予定とのこと、月並みですが良き家庭を築いて頂き、その経験を国政に生かして欲しいと願うものです。

 さて、先週は1日(木)に臨時国会が召集され、1か月半ぶりに本会議に臨み、東海北陸道・東海環状道路の期成同盟会で早期四車線化の実現を願って挨拶しました。夜に地元に戻り、2日(金)は綿貫民輔先生が会長を務められる利賀ダム建設促進期成同盟会に出席しました。3日(土)の朝、新高岡駅から新幹線に乗り、大宮経由で4時間強かかって青森県八戸市に出向き、全国山鉾屋台保存連合会総会に先立つ交流懇親会に出席しました。地元八戸の三社大祭に併せての開催で、午後からは巡行行列を見学しました。幼稚園・保育園児から高齢者まで、男性も女性も役割を持って行列に参加されており、祭りを支える地域力の拡がりに強い感銘を受けました。獅子舞ならぬ虎舞や、動力仕掛けの大舞台の迫力にも、祭りの強い個性を感じました。交流懇親会には、地元選出の大島衆議院議長や小林八戸市長も参加され、私も復興副大臣として祝辞を述べる機会を頂きました。「ハード施設の復興から心の復興へ」とまさに地域を導く素晴らしいお祭りでした。

 4日(日)朝に八戸を発ち、新幹線で富山に戻って、夜は筱岡貞郎県議の副議長就任祝賀会に出席し、5日(月)は国会閉会のための本会議に出席のため、東京に日帰りで出向きました。6日(火)早朝、高岡で実践倫理宏正会の平和祈念朝起き会に出て再び上京し、復興庁で福島県双葉郡町村会・議長会の皆様の要望を出張中の渡辺大臣に代わってお受けしました。復興庁の後継組織を巡る与党の第8次提言が5日に安倍総理に提出されたことを受け、現行の、政治がリーダーシップを持って各省庁に横串を刺す体制を存続するように、とのご要望を踏まえ、年内の結論に向け、努力して行きます。

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国政報告(第487号)

 7月最終の31日(水)で全国が梅雨明けとなり、東北でも35度を超える猛暑となっています。8月1日(木)からは、参院選後の臨時国会(第199国会)が5日(月)までの会期で開かれ、新しい参議院議長・副議長が選出される予定です。

 先週の25日(木)に党の東日本大震災復興加速化本部の幹部会が開かれ、副大臣として陪席しました。与党の第8次提言について議論され、とりわけ令和2年度末に設置期限を迎える復興庁の後継組織の在り方が焦点でした。翌26日(金)の本部会合を経て、現行の通り、「内閣総理大臣を長とし、事務を統括する復興大臣を置く、各省より一段高い位置づけ」を維持するよう提言されることに決しました。政府としては、この自公両党共同の提言を受けて最終的な方針を固める段取りとなります。

 ともあれ、現復興庁としては、この夏の概算要求が最後となるため、地震・津波被災地域ではハードの復旧事業を完了させるべく、個々の箇所について詰めの作業を進めています。福島県浜通り地方など原子力災害被災地域については、復興を一歩でも前進させるべく課題解決を心掛けています。そんな中、この一週間は東北へ3回出張してきました。

 まずは26日に宮城県に出向きました。東北大学災害科学国際研究所にて邑本俊亮教授(高岡市出身)に心理学の見地から避難行動を促す方策の研究について伺い、次いで名取市の閖上地区で、山田市長に義務教育学校商業施設(かわまちてらす)みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターなど整備された施設を案内頂きました。山元町の新築成った役場庁舎に齋藤町長をお訪ねし町内の農業基盤道路の復旧事業箇所を案内頂いた後、丸森町の除染土壌等の仮置場に伺い、その処理という解決すべき課題を心に刻みました。

 27日(土)は岩手県釜石市に伺いました。今秋のラグビーワールドカップ本戦を前に、鵜住居復興スタジアムにて、森元総理、鈴木五輪相、達増知事、野田市長ほか皆さんと日本代表対フィジー代表の試合を観戦しました。34対21で日本が勝利しましたが、約1万3千人の観客が訪れ、復興を実感させる盛り上がりでした。最後に31日、岩手県に再度伺いました。陸前高田市にて戸羽市長に同行頂き、高田松原に9月22日(日)オープン予定の震災伝承施設と道の駅を見た後、大船渡市にて戸田市長に商業エリア(キャッセン大船渡)を案内頂き、漁業・水産加工業の復興に携わる鎌田水産(株)の鎌田仁社長から漁獲、労働力、販路など幅広く現状と課題を聴かせてもらいました。

 この間、富山では29日(月)に北日本新聞社主催で小泉進次郎代議士と対談し、参院選の感想、2020会議の取り組み、今後の政治への想いなど語り合いました。まさに盛り沢山の一週間でした。

(追記)残念ながら、富山県でも豚コレラに感染した野生イノシシが発見されました。県の感染防止対策等の取り組みを農林水産省など国の立場でも応援するよう努めていきます。

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