2021年4月

国政報告(第572号)

 雲一つない好天に恵まれた11日(日)、高岡市伏木の雲龍山勝興寺の平成の大修復事業の竣工式が挙行されました。加賀前田家18代当主の利祐氏ご夫妻や宮田前文化庁長官にも出席頂き、新田知事、高橋市長始め工事関係者、地域、経済界の皆さんで23年間の長期事業の完遂を喜び合いました。70億円余りに及んだ事業費は、国が85%負担したほか、県・市の負担もありましたが、地域の各町内会や経済界でも負担頂いた事から、まさに皆で成し遂げた平成の大事業となりました。勝興寺は、日本海側随一の大きさを持つ本堂を始め、加賀藩の支援も受けた真宗寺院として立派に整備された12棟の建物が重要文化財に指定されています。これらが全て、いったん解体され、学術調査によって盛時の姿に見事に復元されました。着工以前の姿も知る身にとっては感慨もひとしおでした。今後は瑞龍寺に続く県内2番目の国宝指定を目指し、また、長期的には「近世高岡の文化遺産群」の世界遺産登録の大目標に向かい、施設の利活用も含めた息長い取り組みが期待されます。

 これに先立ち、富山市長選の激励に出向きました。高岡市長選についても、週末から様々な動きが報道されていますが、市連決定に従い、米谷前市教育長を応援する立場に変わりはありません。

 国政では、引き続きコロナウイルス対策が主課題です。まん延防止等重点措置が適用された3府県中、宮城県では感染者数が減り始めたものの、大阪府、兵庫県では厳しい状態が続いています。これに加えて、東京都、京都府、沖縄県にも今日(12日(月))から1か月間適用されることになり、「異種株」の感染拡大の抑制を目指します。65歳以上の高齢者へのワクチン接種も開始され、河野担当大臣によれば、6月末までの海外からの供給見通しがついたとの事です。接種が本格化すると予想される来月前半に向け、各自治体ではご苦労の多い事ですが、国が積極的にワクチン配分の情報を出すことで、少しでもスムーズに進めば、と思います。

 9日(金)朝の総務部会で、「令和時代にふさわしい地方議会・議員のあり方についての提言」を石田真敏プロジェクトチーム座長から報告、了承されました。時代の変化の中で、地方議員の成り手不足が各地で問題化しています。長と議会との関係、議員のあり方や執務環境など、今一度多面的に見直す必要があるとの問題意識から、課題や論点を幅広く整理し、当面行動に移すべき事項を、政府、党、地方議会の主体別に提言頂きました。政府には、地方制度調査会で審議の上、議会が意思決定機関であることや議員の職務について令和5年の統一地方選までに地方自治法に明記するよう求めます。また、党において、地方議員の請負禁止範囲の明確化や緩和、災害等の場合の議会招集日の変更について議員立法に取り組むこととしています。総務部会長として、提言内容の実現に努力していきます。

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国政報告(第571号)

 季節は着実に前に進み、桜から若葉へと、街の風景も変わりつつあります。しかし、残念ながら私たちのマスクをつけての生活は2年目に突入しています。感染者数が再び顕著に増えつつある大阪府、兵庫県、宮城県には、今日(5日(月))から「まん延防止等重点措置」が一か月間適用される事となりました。この国会での法律改正により新たに設けられた制度で、府県内でも特定の市町村に絞って飲食店の営業時間短縮要請が出されるなど、「予防と社会経済活動の両立」にも配慮したきめ細かい対策が可能となっています。早速、宮城県では感染者数の減少が見られていますが、「三密回避」の観点で、お互いに今一歩行動に注意することが大切と思います。

 この一年間で、例えば、通勤電車や対策が徹底している小中学校では感染例が少ない一方、マスクを外してのカラオケや長時間の飲食により、感染者が集団的に出る事例が見受けられます。飲食店でも、手指消毒の呼びかけやアクリル板の設置など努力されており、ルールを守ってお店を利用することも地域経済にとって必要なことと思います。3月の日本銀行の短観調査によれば、企業の景気判断は、対人サービス業など特定の業種を除いてコロナ前の水準に復帰しつつあるとのことで、今後は、厳しい環境にある業種やその関係者に的を絞って底支えする息の長い施策が求められます。今月より65歳以上の高齢者へのワクチン接種が始まりますが、国民の「集団免疫」の確立には今しばらく時間を要するものと思われます。政府も最重点課題として努力しなければなりませんが、皆様にも、ウイルスを避けながらの毎日をもう少し辛抱頂くようお願い致します。

 さて、年度替わりの先週の国会では、年度内成立を目指していた内閣提出法案や、議員立法による新過疎法などを無事仕上げることができました。一方、野党側からは3月31日(水)午後に武田総務大臣の不信任決議案が衆院に出され、4月1日(木)は各委員会の審議がストップしました。総務省幹部の利害関係者との会食が国家公務員倫理法に反した事など、大臣の監督責任や国会での答弁姿勢を問う趣旨でした。しかし、総務省でも大臣の指示で徹底的な調査や再発防止措置も取られていることから、午後からの本会議で決議案は記名投票により反対多数で否決され、正常化しました。総務委員会も、今週から残る法律案の審議等、精力的に進める予定です。

 週末、地元では、3日(土)朝に砺波市で第三選挙区女性部総会が開催され、国政報告の機会も頂きました。週明けの今日は一日富山市に入り、11日(日)に告示される市長選に向けて、党推薦の藤井裕久さんの応援で関係先を訪問し、夕刻に上京しました。この間、党高岡市連にて7月の市長選の推薦候補として米谷和也前市教育長が決定しました。それぞれの地方選挙に丁寧に取り組み、公認・推薦候補の勝利を通じ、県連の党勢拡大にも努めていきます。

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