2021年12月

国政報告(第605号)

 20日(月)の参院本会議で補正予算が成立し、昨21日(火)で臨時国会も閉会となり、今日(22日(水))は議員会館もどことなく閑散としています。内閣では、当初予算の編成作業が大詰めを迎えており、朝から順次大臣折衝が行われているそうです。東京特有の冬晴れの下、今年最後の報告を綴っています。

 今国会は、コロナウイルスの感染抑止、ご苦労された方々への支援、新たな成長軌道での発進、防災・国土強靭化対策の4本の柱で編成された補正予算の審議が中心でした。子育て世帯への10万円給付を巡り、その手法について、現金かクーポンかで議論となりましたが、岸田総理の判断で、現場の市町村の判断に委ねられました。このほか、「アベノマスク」の残りを年度内に廃棄することなど、世論の動向に応じた総理サイドの迅速な判断が目立ち、当面は好評価を得ているように思います。国土交通省の建設工事統計の書き換えについては、統計としてあってはならない事であり、第三者委員会を設置して経緯を明らかにし、再発防止策を講じることとされました。議員への文書交通滞在費の支給につき、日割り計算とすることはおおむね各党の合意を見ましたが、使途の明確化など執行方法についてはまとまらず、結局、法改正は通常国会に持ち越されました。この経費は、選挙区から東京に出ている各議員に対する費用弁償の意味合いもあり、その使途の範囲をどうするかは、慎重に検討した方が良いと考えます。

 先週の17日(金)、総務部会の「地方議会のあり方PT」が開催され、私も石田座長の下、引き続き、幹事長として地方議会の成り手不足対策の推進に努力していきます。さしあたり、総選挙前の通常国会で成立を目指した地方自治法の改正(議員の請負要件の緩和)や、地方制度調査会の議論の中での議会の位置付けの明確化(法律に明記する事)の実現を目指そうと思います。

 地元に戻り、初雪となった18日(土)、総選挙で公約した月1回の対話集会の1回目を、第3選挙区女性部役員の皆さんを対象に行いました。選択的夫婦別姓への考え、18歳までの選挙権付与に伴う主権者教育充実への取り組み、SNSの選挙活動への使用方法など、多岐にわたる質問・意見を頂きました。特に、財政や憲法改正など、国政の主要課題についての私の考えも聞きたいとの声もあり、19日(日)の党南砺市連の党員交流会ではこの点も意識して30分の話を組み立てました。対話集会の概要は別途ホームページで報告します。

 このほか、恒例の山田俊男参議院議員・筱岡貞郎県議の国政・県政報告会片岸南砺市議会議員の市政報告会にも出席、前者では野田聖子大臣の講演もありました。令和3年の年の瀬が近づき、次回は年明けの報告とします。良いお年をお迎え下さい。

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国政報告(第604号)

 12月も半ばとなり、東京と富山の天候の違いが鮮明な時候となりました。第207国会では補正予算の審議が進み、今日(15日(水))夕刻の衆院本会議で関連法案とともに可決、参院に送付されました。13日(月)から3日間の予算委員会での質疑の焦点は、コロナ対策とともに、子ども世帯への10万円給付の方法でした。審議の中で岸田総理は、政府案の現金・クーポン券折半給付に加え、現金一括給付も容認する方針に転じました。当初は、クーポン券だと貯蓄に回らず、地域経済の循環に効果が挙がるとの考えでした。しかし、実際に事務に携わる市町村から、事務負担がかかり準備にも時間を要するとの声が上がり、配慮する事となりました。柔軟な軌道修正が評価される一方、事前に関係者の意見を聴く手順が不足していたのでは、とも思われます。3回目のワクチン接種や、自治体業務のデジタル化など、今後も国と地方が協力して進めなければならない重要施策が続くことから、より現場に目配りし、情報を収集・吟味した上での政策決定が望まれます。

 コロナウイルスについては、今の所、新型のオミクロン株の感染は水際で留められており、新規感染者も低水準で抑えられています。この分だと、年末年始の里帰りなど、社会経済活動はある程度活発化できそうですが、3回目のワクチン接種の励行など対策も気を抜かずに進める必要があります。富山県でも、目下のワクチン在庫が5万回分以上あるとのこと、80%台に達した1~2回目の接種者について、更なる上積みを図りながら、医療従事者への3回目接種を促進し、早期に高齢者への接種を開始されれば、と思います。

 週末の11日(土)、地元で久しぶりに茶会に出席し、感染対策で互いの距離を取りながらも、再び茶席の風情を楽しむことができるようになったと、席主の在田吉保さんと喜び合いました。12日(日)の夕刻には、2年ぶりに歯科の先生方の後援会総会を開催頂き、5期目の抱負と現下の国政の状況を話しました。ようやく、地元の皆様との対面型コミュニケーションも復活しつつあります。

 東京では、党政務調査会の各部会で、補正予算や税制改正の調整結果が報告され、来週の新年度予算編成に向けた政府の調整状況を聴いています。文化立国調査会では、コロナの影響で文化活動に携わる方の活動・発表の場が限られ、関係者も含め、生計が成り立たない厳しい状況もあることから、文化庁の「Arts for the Future」という文化活動を経済面で支援する事業を応援しています。今日は、国立劇場の伝統芸能伝承者養成事業を応援する趣旨で年一回開催している文化講座に、歌舞伎俳優の中村橋吾さんをお招きし、歌舞伎に縁のない家庭から、養成事業での研修を経て、芸道に励んでおられる姿に接しました。耳、肩、腰の位置を確認して姿勢を正すコツも教えて頂き、気持ちをシャキッとさせて年末に向かっていきます。

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国政報告(第603号)

 6日(月)、第207国会が召集され、21日(火)までの16日間の会期が設定されました。同日午後、岸田総理の所信演説があり、過日決定された緊急経済対策と補正予算の内容に基づき、コロナウイルスの感染予防に配意しつつ、成長と分配の好循環を回していく決意が具体的に示されました。8日(水)から3日間で衆参両院での代表質問があり、13日(月)から補正予算案の審議が衆院予算委員会からスタートします。岸田内閣が発足して初めての本格的質疑であり、与党の立場でも、各閣僚の発信に期待しています。

 コロナウイルスは、オミクロン株の動向が心配ですが、当面は感染が落ち着いており、3回目のワクチン接種も始まりました。飲み薬も、米国製の「モルヌピラビル」が3日(金)に承認申請され、市中で入手できる日も近づいています。感染の落ち着きを見ながら、社会経済活動も活発化しており、地元から東京を訪ねて下さる方も増えてきました。地元との往復に使う新幹線の乗客も増えており、このまま明るさが増すよう念じています。

 2日(木)に党本部でトラック、タクシー、バス事業者の皆さんの危機突破集会が開催され、トラック議連事務局長として出席しました。コロナウイルスで需要が減退する中、エッセンシャル・ワーカーとして頑張ってこられた皆さんが、足元の原油高でさらに苦境に立たされており、有効な対策を強く求められました。政府も元売り向けに価格上昇の抑制策を打ち出していますが、私たちも、さらに総合的な対策を求めていきます。

 また、週をまたいで党税制調査会の新年度税制改正案の議論が進められ、賃上げした企業の法人税減税の強化、5G設備促進税制の継続、住宅ローン減税の利子率引き下げなど概ね成案を見つつあります。7日(火)朝、文化立国調査会が開催され、新年度予算編成に向けて、「文化財の匠プロジェクト」、文化に携わる方々への特段の底支えなど、諸施策の推進に必要な予算確保を求める決議を行い、8日には山谷会長ほか皆さんで松野官房長官に申し入れしました。7日には党財政健全化推進本部の初役員会が岸田総裁、麻生副総裁の出席の下、開催されました。総裁から、「経済あっての財政であり、順番を間違えてはならない。まずは、経済をしっかり立て直す。そして、財政健全化に向けて取り組んでいく」との基本方針が改めて示されました。その上で、「2025年度にプライマリーバランスを黒字化する」との現行目標の再確認を政府が年初に行うに当たり、党側での議論を要請されました。現下の状況での財政出動の必要性は十分認識しながらも、中長期的に持続可能な財政の姿を考えると、千兆円を超える国債発行残高をコントロールし、発散させない方策が必要だと考えています。私自身は、財政運営について保守的な立場で議論に臨んで行こうと思います。

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国政報告(第602号)

 今日(12月1日(水))から師走、朝は珍しく空が真っ暗になる大雨で目が覚めました。前線が通過した後は東京らしい冬晴れで、イチョウの鮮やかな黄色い葉が陽光を浴びています。ということは、日本海側の地元は時雨てるなと思いつつの国政報告です。

 6日(月)に臨時国会が召集される事となり、過日閣議決定された補正予算の審議が中心となります。常任委員会の分担も決まり、文部科学委員会の筆頭理事を仰せつかりました。相方の野党筆頭は、昨日の立憲民主党の代表選(泉健太議員が就任)の結果を受けて決まるものと思います。一昨年の委員長の経験を活かし、当時の馳筆頭の姿に学びながら、実りある運営に努めます。

 先週は、その前の週に決定された経済対策に基づく補正予算の編成が進み、26日(金)に閣議決定されました。一方、税制改正に向けた党の税制調査会も同日の総会から動き始め、今週中には大枠が決定する見込みです。賃上げした企業に対する法人税の減税を深堀りする案などが主要な検討項目となっています。さらに、今日の政務調査会全体会議にて、新年度予算の編成方針案が政府から示されました。当面はオミクロン株も現れたコロナウイルスへの対策や経済を再び成長軌道に乗せる施策の実施など、機動的な財政出動が求められますが、その後は、財政健全化を成し遂げるとの内容であり、私は賛成意見を述べました。歳出は、中長期的には歳入で適切に償わなければならず、国債の発行残高をいたずらに増大、発散させてはならないと考えています。現状においても、節約すべきは節約する、メリハリのある予算編成を求めます。

 26日は午前の新幹線で地元に戻り、故南義弘高岡商工会議所会頭を偲ぶ会に出席、献花しました。副会頭として1年ご指導頂いた後、17年前の高岡市長選への出馬を提案、応援頂いた事が、今日に至る政治活動の原点であり、私にとっては恩人と言える方でした。戦中・戦後の混乱期の苦労話など、人生の先達として教えられることも多くありました。感謝の気持ちを込めてご冥福をお祈りします。その後、富山市にて党所属県議会議員の皆さんと国会議員との夕食懇談会に出席し、久しぶりに温かい交流の時間を過ごしました。

 27日(土)朝、党県連の支部長・幹事長・事務局長会議にて、総選挙の御礼を申し述べ、午後は氷見商工会議所の創立70周年記念式典に出席しました。28日(日)は南砺市利賀で、鈴木忠志さん演出のお芝居、「津軽海峡冬景色」を観劇した後、高岡市で針山健史県議の後援会総会に出席しました。コロナウイルスの感染がいったん落ち着いた事もあり、行事の多い週末でした。

 冒頭にも触れましたが、オミクロン株の出現により、コロナウイルスへの警戒感が高まっています。何とか第6波に至らぬよう、念じながら、来週の召集を待つ身です。

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