2023年10月

国政報告(第697号)

 20日(金)、臨時国会(第212国会)が召集され、午後3時から天皇陛下をお迎えして参議院本会議場にて開会式が執り行われました。コロナウイルスの影響でしばらく出席者を制限していましたが、今回からは制限が無くなりました。いつも思うのですが、開会式が行われる際は、必ずと言って良く晴れます。

 今国会から、本会議前の代議士会で党所属議員の皆さんに、議院運営委員会理事として議事内容を報告する役目を仰せつかりました。8年前の議場内での議事進行係に続いてのいわば「再登板」で、誤りの無いように緊張感を持って努めたいと思います。最初の本会議では、細田議長の体調不良による辞任申し出を許可し、議長選挙が行われました。投票総数459票の満票で額賀福志郎議員が新議長に当選、就任されました。これまで、東日本大震災復興加速化本部長など様々な場面でご指導を受けてきた身として、嬉しく思います。

 先週の17日(火)朝、党本部をベトナム共産党一行が訪問され、前団体総局長として党活動について説明しました。両国の政治システムは異なりますが、ともに政権を担う責任政党として両党間の活発な交流が継続しています。今年は両国の外交関係樹立50周年にも当たり、先に萩生田政調会長が訪越するなど友好を深めています。18日(水)には、海外日系人大会に合わせた両院議長主催による歓迎昼食会に議運理事として参加しました。過去、厳しい条件の下、海外各地に移住され、生活の基盤を築き、時には母国に対して暖かい支援の手を差し伸べて頂いた歴史を偲び、海外に暮らす同胞への感謝の気持ちを新たにする催しでした。同日夕刻は北陸地域の港湾整備に関する懇談会に出席しました。国交省からは堂故副大臣や地方整備局の皆さん、地元からは港湾所在地の首長が出席し、クルーズ船の寄港復活、カーボンニュートラルポートや「2024物流問題」への取り組みなど最近の情勢について理解を深めました。20日(金)の朝は党農林部会にて、農水省から今秋の米の収穫状況と来年に向けた見通しの説明がありました。最近は需要の減少に応じて主食米の作付けを抑制する動きが全国的に広がっており、需給が引き締まり、米の価格は近年の中では高水準にシフトしています。ただし、異常な猛暑の影響で品質が落ちており、十分な所得を得られない場合も心配され、底支えの対策は必要なようです。

 地元に戻っての週末の21日(土)は、時雨模様の下でしたが、高岡市吉久地区の「さまのこアートinよっさ」を拝見しました。重伝建の指定を受けた街並みを活かし、富山大学芸術文化学部の学生達も加わって地域を盛り上げる取り組みとなっていました。22日(日)は朝早く新高岡駅を出発し、大阪市にて近畿富山県人会130周年を祝う総会・祝賀会に出席しました。県外各地での強固な県人の絆はわが県の特色です。次回は総理の所信演説から報告します。

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国政報告(第696号)

 先週の13日(金)、議院運営委員会理事会が開催され、松野官房長官から臨時国会を20日(金)に召集する旨、伝達されました。同日、細田衆院議長が記者会見され、健康上の理由で議長を辞任すると発表されました。このため、20日の初日は、新しい議長を選出した上で院の構成を決めることになります。岸田総理の所信演説は、与野党国対委員長会談を受けて調整の結果、23日(月)に行うこととなり、これを受けて24日(火)から各党代表質問が始まる予定です。久しぶりに国対に身を置くことになり、国会の動きに耳をそばだてる毎日となります。

 一方、筆頭理事として担当していた文部科学委員会からは離れることになりましたが、懸案となっていた旧統一教会問題については、12日(木)の宗教審議会の議を経て、13日に国から東京地裁に解散命令請求が出されました。宗教法人の取り扱いは、憲法に定める信教の自由との関係で慎重になされるべきであり、今後は司法の場で国が準備した旧統一教会の不法行為に係る組織性・悪質性・継続性を示す証拠を吟味し、慎重に判断されるものと思います。

 このほか、10日(火)には政府が検討中の経済対策について、文化立国調査会の山谷会長に同行し、盛山文部科学大臣に決議を届けました。文化財の修理や災害復旧、コロナ禍で苦労されている芸術関係者への支援など、必要な施策への補正予算付けを要望しました。11日(水)午後の情報通信戦略調査会では臨時国会に提出予定の情報通信研究機構(NICT)法改正案の説明を受けました。センサー等、様々な情報通信端末のセキュリティ確保のために、機構が機器を調査する業務を強化しようとするもので、通信面の安全確保が経済社会にとって重要な要素となった今日の情勢に適応した改正です。12日(木)午前には総務部会が開催され、今般の経済対策への総務省所掌分野からの施策への提言を議論しました。地方公務員の給与引き上げへの対応、自治体の情報処理システム統一への支援、光ファイバー網など情報通信基盤の充実や研究開発の促進など、DX推進を目指す意見が多く出されました。

 週末の富山では、14日(土)、高岡市にて斎藤靖弘前全国豆腐連合会会長の叙勲祝賀会に出席の後、富山市にて堂故茂参院議員・国交副大臣を支援する堂峰会の総会に参加しました。15日(日)は高岡市で定塚公民館祭、八丁道おもしろ市に顔出しの後、魚津市へ出向き、裏千家淡交会魚津支部60周年記念式典にて千玄室大宗匠の講演を拝聴しました。おもしろ市では下関小学校5年生の合唱、さくら保育園園児の太鼓・よさこいの披露で元気をもらい、魚津ではめでたく百歳を迎えられた大宗匠から太平洋戦争の折の特攻隊の経験を中心に、平和の尊さを明晰かつ情熱のこもった調子で説かれ、深い感銘を受けました。次号からは国会の動きを中心に報告します。

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国政報告(第695号)

 先週後半から一気に気温が下がり、長かった夏から一転、アッという間に樹々も色付きそうな気候になってしまいました。臨時国会の召集が近づく中、国会対策副委員長として、議員運営委員会の理事を仰せつかりました。議運に所属するのも、議事進行係を務めて以来、8年ぶりで、国会の運営も間近に見ながら与野党協議に汗をかくことになります。

 先週の3日(火)、4年ぶりに国土交通省富山県人会が開催され、今般就任された堂故副大臣、野上元副大臣と一緒に出席しました。私は元北海道開発庁職員の立場ですが、昨年、豪雪法の改正に携わり、「克雪・利雪・親雪」の概念を法規定に盛り込むことができ、その後は地方鉄道の再構築政策に関わってきたことから、国交省とのつながりが深くなった折、有意義な集いでした。一方、党では月末に向けて政府の経済対策の立案に対する提言をまとめるべく、政務調査会では新部会長の下、各部会で議論が進んでいます。総理からは、物価対策、賃上げ・地方対策、国内投資促進、人口減少対策、国土強靭化の5分野にわたり政策を構築するよう指示が出ており、各省庁で施策・補正予算の貼り付け作業が進められています。私も5日(木)に水産部会、6日(金)に文化立国調査会に出席し、後者では決議を取りまとめ、本日(10日(火))朝、山谷会長に同行して盛山文部科学大臣に申し入れを行いました。

 東海北陸自動車道の四車線化事業が県内で着実に進む中、残された未着手区間である白川郷IC・清見IC間の扱いが焦点となっています。既に四車線化の優先区間には選ばれており、事業化が待たれるところで、沿線の南砺市、白川村、飛騨市、高山市の首長、両県関係者、岐阜県選出の金子衆院議員、大野・渡辺参院議員に同行し、6日午後に茂木幹事長、堂故国交副大臣、神田財務副大臣ほか関係省庁に要望しました。来月も決起大会が予定されています。

 週末の地元では、小雨模様で気温も10度台に下がる中、7日(土)の朝は南砺市福光地区にて、金沢湯涌福光線の整備促進を求める地域の皆さんの沿線視察への出発を見送り、高岡市伏木地区の大伴神社にて恒例の顕彰祭を会長として催行しました。午後は砺波市雄神地区で第24回対話集会に臨みました。山森市議の司会で、特に少子化対策として何をなすべきか、若い世代の所得の向上や出産・育児面での周囲のサポート環境の整備など多様なご意見を頂きました。土砂災害警戒特別地域に指定され、家屋の改築・新築等に制限がある現状の改善を求める声もあり、区域指定のみならず、解除への道筋も考えなければ、と認識を新たにしました。夕刻は高岡市の34回目となる万葉集全二十巻朗唱の会で四年ぶりに万葉衣装をまとっての舞台朗唱の機会を得ました。故地交流会にも出席し、万葉集を愛好する立場での旧交を温める良い時間を過ごしました。

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国政報告(第694号)

 10月に入って最初の報告です。報道によれば、通常国会の召集は20日(金)で、政府から与党に伝えられたとの事、来週には国対の打ち合わせも始まるようです。異常に暑さが続いた夏の余韻を払拭して、また持ち場で努力です。

 先月24日(日)の南砺市城端地区での第23回対話集会では、曳山収蔵庫への補助、空き家対策の強化、河川管理、消防団のなり手不足対策など多様な質問・意見を頂きました。県と沿線4市が議論を進めている氷見線・城端線の将来構想についても、国の施策で応援できる仕組みが整えられたことを説明しました。毎回、国の広範な施策の中で、自分が知らないテーマに気づかされますが、今回は消防ポンプ車を運転するには準中型自動車免許が必要なこと、その取得費用を自治体が助成する場合は国の特別地方交付税が措置されることを学びました。毎月一回、継続していきます。

 27日(水)、地方公共交通議連の視察に参加し、山陰の島根県出雲市、鳥取県米子市を訪問しました。まず、出雲市と松江市を結ぶ一畑電鉄の現況を伺い、電車にも乗りました。県・市の支援を受け、鉄路の改修や車両の更新を計画的に進める一方、昭和初期の退役した電車をリニューアルして専用線で一般客の体験運転を受け付けて収入を挙げるなど、積極的な営業展開に感銘を受けました。

 次いで米子市に移動し、伊木市長やJR西日本の皆さんに7月に竣工したばかりの新駅ビルと南北自由通路を案内頂きました。10年ほど前に地元の高岡駅が同様な事業を行っており、規模感、県産材の活用、テナントの構成など新しさを感じました。また、JR西日本管内で2台しか稼働していない転車台も拝見し、蒸気機関車から今日に至る鉄道の歴史の流れを実感しました。その後、国土交通省都市局の「ウォーカブルなまちづくり」政策の支援を受けてアーケード撤去を進める本通り商店街に立ち寄り、市役所で市長ほか皆さんと意見交換しました。人口14万6千人の「県内第2の都市」という位置付けは、私が勤務した高岡市に近く、政治行動を共にしている赤沢亮正代議士の地元である点も含め、親近感がグッと増しました。最後にエネルギーの地産地消を目指す「ローカルエナジー株式会社」にて加藤社長から地域の公共施設で生成される電気を地域の家庭に売電し、資金を域内で循環させる取り組みを伺いました。

 28日(木)朝に東京に戻って、県立高岡支援学校の皆さんの国会見学を出迎え、29日(金)の夕刻、富山にて県連の職域・友好団体の皆さんとの懇談会に出席しました。30日(土)は勝興寺国宝指定記念企画展開会式瑞龍寺での裏千家淡交会許状引渡式県電気工事工業組合交流会高岡市中川議長就任祝賀会と行事が続き、1日(日)は射水市の曳山勢揃い式の後、高岡市伏木地区後援会役員会で国政報告をさせて頂き、充実した週末となりました。

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