2023年2月

国政報告(第664号)

 今日(26日(日))は第90回党大会のため、週末ですが昨夜から上京しています。冬型の天気で、晴天なれど寒い朝でしたが、会場の高輪のホテルに9時過ぎに入り、団体総局長として10時からの表彰者と党役員との集合写真撮影の司会を担当しました。

 大会は10時30分からで、東日本大震災で被災した後、修理され、よみがえった「奇跡のピアノ」の演奏を主体とした演出は例年よりも落ち着いた印象でした。3年ぶりに各県連の代議員も出席してフル状態での開催でしたが、檀上後方のスクリーンも淡青、橙といった色遣いで、柔らかさと温かみがありました。小渕優子起草委員長の下で事務局長として取りまとめに携わった運動方針案「日本を守り、未来を切り拓く~統一地方選に勝利し、地方の活力を取り戻す」、は無事採択され、安堵しました。また、富山県連が47回目の優秀党組織表彰を受け、宮本光明幹事長が各県連を代表して登壇し、岸田総裁から表彰状を授与されました。大会は4月9日(日)、23日(日)の2段階で実施される統一地方選・衆院補欠選挙での我が党の必勝を誓い合い、初夏のG7広島サミットの成功につなげようとの思いで締めくくられました。

 先週に戻って、22日(水)朝に総務部会・地方議会の在り方PTの合同会議にて、今国会に内閣より提出される地方自治法改正案を審議、了承しました。改正項目中に、地方議会の成り手不足対策も盛り込まれ、議会の機能や議員の職務が明文で規定されます。先の臨時国会で、議員立法により自治体の役務等を請負う事業主の議員との兼職を認める改正がなされましたが、これに続き、地方制度調査会での議論を経て、地方議会・議員の役割・位置づけを広く住民に理解してもらえるように、というねらいでの改正です。また、意見書等のオンラインでの受付、提出など、議会のDXも進める規定も加わります。今後も、中小規模団体の議員の報酬水準の見直し、厚生年金への加入による生活保障、女性・若者など多彩な界層からの参入など地方議会の活性化と成り手不足対策が進むよう努力します。

 天皇誕生日の23日(木)は、新幹線で名古屋に出向き、久しぶりに東海高岡会に出席しました。高岡市長在任中に、2008(平成20)年の東海北陸自動車道の全線開通に合わせて東京、大阪に続くふるさと会を立ち上げようと㈱富山県人社の高島さんなど関係者の奔走により発足したもので、早14回を数えました。高岡からは、角田市長、酒井副議長、塩谷商議所会頭が参加され、浅香会長始め皆さんと和やかに懇談させて頂きました。

 通常国会は、衆院予算委員会での新年度予算案の審議が間もなく終了する見込みで、参議院に送付されれば、各常任委員会での大臣所信聴取へと進みます。引き続き、文部科学委員会の与党筆頭理事として、円滑かつ充実した運営に努めていきます。

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国政報告(第663号)

 昨日(21日(火))、全国山・鉾・屋台保存連合会の常任理事会が京都で開催され、日帰りで出向きました。途中、米原付近は雪景色となり、京都では時折風花が舞い、澄んだ空気に早春を感じるひと時でした。東京に戻って党組織運動本部主催の各種団体協議会懇談会が岸田総裁始め党役員出席の下、開催され、団体総局長として司会を務めました。次いで、JA富山県青壮年組織協議会の皆さんとの夕食懇談会で三年ぶりに現場の実情を伺い、充実した一日となりました。

 さて、前号で述べたように、先週は党本部で私が座長を務める会議が3件ありました。14日(火)の「子どもの元気!農山漁村で育むPT」は、齊藤法相から委員長を引き継いだものです。児童・生徒が農山漁村で宿泊体験することは、「生きる力」を育むとともに、受け入れ地域の活性化にもつながるとして、これを推進する議員立法を成立させることが目的です。私が衆院文部科学委員会の与党筆頭理事を務めていることから、今国会での成立を目標に、他党にも働きかけて行く事を申し合わせました。

 15日(水)朝、委員長2年目となった「社会的事業推進特別委員会」は、昨年の提言の振り返りでキックオフしました。様々な社会課題を行政ではなく、民間組織の起業によって解決することが効率的であり、地域活性化につながるケースが多々あります。特に、起業から一気に市場を拡大し、世界規模で飛躍的成長を見せる「ユニコーン企業」の存在に注目が集まっており、「インパクト・スタートアップ」と呼ばれて成長戦略の一分野ともなっています。私の委員会では、むしろ、持続可能な形で地域での課題解決に貢献している活動に光を当て、人材育成、ノウハウ・資金提供など、側面的にサポートする政策の充実を促す提言に向けて議論していきます。同日午後、第3回「地方鉄道のあり方PT」も開催され、JR東日本、JR九州、近江鉄道、京都丹後鉄道から取り組みの状況を聴きました。地方鉄道の刷新を応援する新たな法律の成立を前提に、具体的な改革・改善の手法を3月末に提言すべく、議論を進めて行きます。折しも、地元でも氷見線・城端線の今後の在り方について、県・四市で組織する協議会で初期投資のケース別試算が示されるなど、議論が深まっています。新たな法制度の下では、国が投資額の最低3分の1は補助することになるので、関係者合意の下、新たなステップが踏み出されるよう期待しています。

 先週末は17日(金)夕刻に小矢部市議会会派「未来共創」、党城端支部の皆さんと懇談し、18日(土)朝、富山に戻って党県連支部長・幹事長会議に出席、統一地方選の勝利を誓い合いました。19日(日)には党南砺市石黒支部の総会に出席し、20日(月)は東京で氷見市議会議員の皆さんと懇談しました。来週は新年度予算案の衆院通過を報告できれば、と思います。

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国政報告(第662号)

 立春を過ぎて、「三寒四温」、まさに寒気と暖気が入れ替わりながら、季節が春へと進んでいく候となりました。通常国会は、衆院予算委員会の審議が三週目に入りました。先週の10日(金)には 地方公聴会が開かれ、今週の16日(木)には中央公聴会が予定され、審議終局へと着実に進んでいるようです。国税、地方税の本会議での趣旨説明・質疑も終わり、内閣、財務金融、総務の3委員での質疑も始まっています。党では内閣提出法案のうち、予算関連法案の審査手続きが終わり、政務調査会の活動も、6月の骨太方針に向けての政策検討・提言の議論にシフトしています。

 本日(14日(火))、内閣から次期の日本銀行総裁・副総裁の人事案が国会に提示され、10年間務められた黒田総裁から植田氏への交替の見込みとなりました。10年前、第二次安倍政権の下、異次元の金融緩和、大胆な財政出動、成長戦略の三本柱で「アベノミクス政策」がスタートしました。金融政策を受け持つ日本銀行は、政府と物価上昇率2%達成を目指す共同声明を発出し、黒田総裁の下、ゼロ金利の下、国債の購入により市場にマネーを大量に供給する思い切った金融緩和策を実行しました。当初は2年程度でインフレ目標を達成する目論見でしたが、実現を見ないまま、短期金利にはマイナス金利を導入し、長期金利についても、10年物まで上下0.25%の範囲で調節するYCC(イールド・カーブ・コントロール)を実施しました。

 コロナ禍を経て、原油高・ウクライナ危機を契機に、世界各国が急激な物価上昇に見舞われ、各中央銀行が相次いで金利を引き上げたため、我が国にも金利上昇圧力がかかるようになりました。次いで国内の消費者物価も昨年末には前年同月比4%の上昇を記録し、日本銀行も10年物金利の調節幅を上下0.5%に拡大するに至りました。今年に入っても、物価は食品を中心に騰勢が続き、今春の春闘の賃上げも3~5%台が予想されるため、更なる物価への波及があり得ます。現在、黒田総裁の下での日本銀行は、消費者物価の先行きが再び2%を下回る見通しの下、金融緩和策を継続するとしていますが、私は、情勢が転換点を越えたと見ており、新総裁の下で、金融政策を徐々に方向転換するものと予測しています。金利がゼロを脱すると、経済財政政策にも影響が出ると思われ、新年度の動きを注視したいと思います。また、副総裁には富山県出身の氷見野前金融庁長官が提示され、嬉しく思います。

 週末の地元では、11日(土)に高岡市選出の川島県議の事務所開き呉西郵便局長会総会党井波支部総会党小矢部支部新年会に出席し、12日(日)は野上参議院議員の新春講演会党砺波支部立春の集いにて挨拶しました。今週は、永田町にて私が座長を務める会議が続いており、その内容は次号で報告します。

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国政報告(第661号)

 1日(水)、来日中の沖縄科学技術大学院(OIST)のスバンテ・ぺーボ教授をお招きして党科学技術・イノベーション調査会・沖縄振興調査会・OIST議連の合同会議が開催され、講演頂きました。教授は古人類のDNAを解析することで、ネアンデルタール人は現代人類の祖先と交雑しており、その遺伝子が我々の遺伝子の一部となっていることを示し、昨年のノーベル生理学・医学賞を受賞されました。考古学専攻から、古代人のDNA解析へと研究対象を広げ、スパコンの計算速度の進歩を武器に、画期的な研究成果を挙げられました。また、教授の関心対象は、コロナウイルスに対する免疫性と遺伝子との関係にも及び、人類の歴史についての発見のみならず、今日の社会課題の解決にも寄与する内容であることも、受賞の理由ではないかと推察します。

 同日夕刻の岸田総理への表敬にも、議連事務局長として同席する機会を得ました。スウェーデン出身で日本の禅寺(広島県三次市の西光禅寺)20年にわたり通われている教授の国際的で親しみの持てる温和なお人柄に感銘を受けました。また、教授はOISTのピーター・グルース前学長が関わりの深いドイツのマックス・プランク研究所にも所属されており、そのご縁でOISTに招聘されたそうです。改めてグルース学長の人的ネットワークの拡がりがOISTの財産であったと思います。また、教授は、一つの研究テーマに持続的な予算が組まれたことが、成果を出せた要因だと述べられました。科学技術振興予算の執行に際し、しっかり目利きし、将来性あるプロジェクトを息長く支援することが大切だと感じました。

 組織運動本部の業務については、先月31日(火)に小渕本部長、上田地方組織・議員総局長に同行し、党大阪府連を訪問し、党情や統一地方選挙への取り組みを意見交換しました。次いで、7日(火)に26日(日)の党大会にかける令和5年度運動方針(案)が総務会で了承されました。昨年末以来、小渕起草委員長の下で事務局長として取りまとめ作業に携わっていたので、一仕事終えた気分です。内容は、党活動、国政全般にわたる政策、憲法改正など網羅的に扱っており、地方議員の成り手不足対策も盛り込めました。

 一方、衆院予算委員会は順調に審議が進んでおり、10日(金)の地方公聴会が設定されました。今年は子育て対策における児童手当拡充の問題など、政策論議が中心となっており、党内においても春以降に結論を見出す必要があります。

 先週末は、3日(金)に北陸銀行伏木支店ほくりく会、4日(土)に在所の中川生産組合定塚校下連合自治会の新年会に出席したほか、県議選に出馬を予定している氷見市の光澤氏射水市の瀧田市議の事務所開き、射水市の八嶋県議の後援会総会にて挨拶させて頂きました。県議選もあと2か月に迫っています。

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