国政報告(第388号)

 先週末から大量の降雨に見舞われた九州北部の福岡・大分県の災害は亡くなられた方・行方不明の方が50人を超える甚大な被害になっています。ご苦労されている方々にお見舞い申し上げます。激甚災害指定など政府も迅速な対応を取る旨、表明しています。安倍総理も日欧EPAの大枠合意などの外交成果を挙げてG20から帰国され、早速12日(水)に被災地入りとなりました。一方、国会は10日(月)に衆参両院の委員会にて加計学園問題の閉会中審査がテレビ入りで実施され、前川前文部科学次官が参考人招致されました。審議結果についての評価は様々ですが、政府側としては「丁寧に説明する」姿勢を堅持することが肝要と思っています。

 富山では、8日(土)に堂故参議院議員の集会があり、橋本聖子党参議院議員会長の講演を伺いました。都議選惨敗を受けて、党所属国会議員の資質向上を訴えられた上、ご自身の選手経験を踏まえ、オリンピックを目指す選手育成においても人間力の向上を主眼に取り組んでいる事を披露されました。個々の選手には、オリンピックに出た後も人生航路が続く訳で、「どんな人生を過ごすか」という長期的な視野で目標を持たせることが大切だそうです。パラリンピック出場選手の脳波を計測すると、脳のすべての部分をフルに生かしてプレーしており、オリンピック出場選手も大いに見習って能力開発する必要がわかったことなど、私にとっては新鮮で学ばさせられる点が多々あり、充実したあっという間の1時間でした。

 9日(日)朝は、高岡市吉久地区のまちづくり協議会総会に出席し、丸谷会長から重要伝統的建造物群指定に同意する住民の方々が全体の80%を超えた旨、報告がありました。これで、伝建指定に向けた地元要件が整った訳で、実現すれば高岡市では山町筋、金屋に続く3件目となります。地域の皆さんが守ってこられた「さまの子の街並み」の新たな歩みに向け、文化庁の審査に期待しています。このほか、奈田射水市議の後援会総会、選挙区6市の市議会議員の皆さんの慶政会総会にも出席しました。慶政会では、議員が発言する際に留意すべき「六つの「た」」の話を披露しました。伊吹元衆院議長の教えですが、①旅先は要注意、②例え話は危ない、③他人の悪口は要注意、④多数の前でのお話は要注意、⑤正しいと思う意見を述べる時が危ない、⑥立場をわきまえて、の6つの「た」で、様々な失言の原因が説明できるという訳です。①から③までは、先に西川公也先生からも教えて頂いたことがあるのですが、人前で話すときに気を付けるべきポイントを突いていると思います。

 東京では11日(火)に小矢部市の要望・懇談会に出席したほか、富山市・魚津市・黒部市の新年度要望も頂戴し、12日は富山にトンボ帰りで若鶴酒造のウィスキー醸造所再生の記念式典に出席しました。13日(木)からは、アイヌ政策推進会議座長代理として一泊二日で北海道(札幌市、白老町)出張します。次号でまた報告します。

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