国政報告(第514号)

 開催が危ぶまれた冬季国体は、関係者の尽力により16日(日)に無事開会式が挙行され、スキー競技の成年Cで県勢の水口雄太選手が優勝と、明るいニュースに湧いています。一方、新型コロナウィルスは国内での感染が広がり始め、政府も一段と対策を強化しており、お互いに予防に留意する必要があります。

 先週は、13日(木)午後の衆院本会議で地方税改正法案の趣旨説明・質疑があり、14日(金)は予算委員会の地方公聴会と、予算審議も佳境に入ってきました。夕刻、富山に戻り、射水商工会の事務所移転披露を兼ねた新年会に顔を出しました。15日(土)は氷見市で県商工会議所青年部連合会の懇親会射水市で山﨑市議の後援会に出席、16日(日)は北日本新聞かたかご茶会の150回記念茶会淡交会高岡支部総会と、茶道関係の行事が三週にわたって続きました。ちょうど、NHKのEテレで裏千家茶道の講座が放送されていて、番組も視聴しながらこの機会に濃茶・薄茶の頂き方をしっかり会得しようと心掛けましたが。。。まだまだです。

 17日(月)に上京し、政務調査会の各会合に出席、政策面でのブラッシュアップに努めています。18日(火)の「財政構造のあり方検討小委員会」では、歳出の太宗項目である社会保障費の中で、医療費の制御に関係の深い「地域医療構想」について議論されました。平成30年度から国民健康保険の保険者が市町村から都道府県に変わったことをきっかけに、政府は、都道府県の「保険者機能」を強化し、医療費の効果的執行に向けて、地域内での医療サービスの提供体制について、人口構造を反映させる形で見直すよう働きかけようとしています。今後は、病院の機能別病床数をどうするか、また、市町村ごとに異なる保険料の統一など取り組み課題が幾つもあります。また、後期高齢者医療保険制度や介護保険制度の運営者も都道府県にお願いするのか、という論点もあり、成果の挙がる方向へと政府を後押ししていきたいと思います。

 18日正午には、「東日本大震災復興加速化本部総会」で司会を担当し、復興庁の設置期限を10年延ばす政府提出法案を了承しました。副大臣時の懸案が近々国会提出される見込みです。午後には、「北陸新幹線整備プロジェクトチーム」会合に出席し、国交省鉄道局からは敦賀までの工事が令和5年春の開業に向けて順調に進捗しており、敦賀・新大阪間の環境影響評価手続きも粛々進んでいる旨、報告を受けました。工事費増嵩に対応する財源の手当てに、毎年度の予算編成に併せて努力するとともに、新大阪までの整備に向けた新たな財源確保についても、「論点整理」に基づき頑張っていく事となりました。19日(水)は8か月ぶりに「2020年以降の経済社会構想会議」を開催、小泉大臣以下、近況報告で盛り上がりました。引き続き、永田町の持ち場で、物事を進めていきます。

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