国政報告(第413号)

 今週は、5日(月)に佐賀県で自衛隊のヘリコプターが墜落・炎上し、富山を始め北陸地方では、近年にない2月の大雪となりました。また、米国市場に連動して、東証株価の大幅下落をみました。亡くなられた自衛隊員のご冥福をお祈りし、関係の皆様にお見舞いを申し上げます。ヘリ事故については、原因究明と再発防止が肝心であり、大雪被害については、総務省の特別交付税での支援はもちろん、国土交通省の補助金交付措置の発動を願うものです。9日(金)に党の災害対策特別委員会が予定されており、十分議論されるものと思います。

 私にとっては、先週2日(金)に審議入りした30年度予算案について、今週も月曜から金曜まで5日間連日の衆院予算委員会となりました。毎朝7時50分に院内の党国対で当日の各質問者の資料をチェックし、8時40分理事会、9時から12時まで委員会、昼食を取りながらの理事会、13時から17時までの委員会、17時から30分程度の理事会という「日課」をこなし、議員会館の自室に戻るのは午後6時頃で、その日の書類整理で手一杯の状態です。審議は、6日(火)まで全大臣出席の基本的質疑3日間の後、一般質疑を3日間行い、今週末までの審議時間は42時間となります。

 委員会では、財政再建の進め方、社会保障費の在り方、北朝鮮への対応といった内政外交の基本的事項はもとより、冒頭のヘリ事故や大雪への対応、森友学園問題、スーパーコンピューター研究開発費の詐取問題など幅広い事項について、主に大臣の答弁を求める形で審議が進み、他の委員会には無い重みを感じます。安倍総理、麻生財務大臣始め閣僚の皆さんの答弁を臨場感ある形で聴けるのは、今さらながら良い勉強です。

 例年、委員会の審議が進むにつれて様々な問題が生じるのが通例のようになっていますが、今回は今のところ、審議が止まるような厄介な案件が見当たらず、日程は粛々とこなされている印象があります。このまま連休明けの13日(火)の週も予算委中心の毎日の日程となりそうです。与党側とすれば、予算の年度内成立を期して、月末までの衆院通過を目指すので、後2週間強がヤマ場です。

 東京の日程の合間の3日(土)は、京都市で全国山・鉾・屋台保存連合会の常任理事会が開催され、会長として議事を執り行いました。会場が八坂神社そばの「漢字ミュージアム」だったので、会議のあと、節分とあって外国人を含め混雑する神社にお参りし、夕方にサンダーバードと新幹線を乗り継いで新高岡に戻りました。

 4日(日)は裏千家淡交会高岡青年部の総会に出席し、今秋の地区大会に向けてお互いの協力をお願いしました。来週の国会は本会議での法案の趣旨説明や各委員会の大臣所信聴取も可能性があり、予算委を中心に活動を続け、随時報告します。

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