国政報告(第513号)

 先週末は建国記念日(11日(火))を含めて富山に5日間滞在しましたが、山間部に雪が積もり、平野部でも時折降る状態で、珍しくも「めぐみの雪」に思えました。明けて12日(水)は首里城再建の関連で、党から沖縄・那覇へ一日出張し、気温は24度と、一転して常春を体感してきました。帯状疱疹は薬を服用して9日間がたち、症状も峠を越えました。気を付けていきます。

 通常国会は、衆院予算委員会を中心に審議が進んでおり、6日(木)午後には本会議で国税改正法案の趣旨説明・質疑がありました。中国に端を発した新型肺炎の感染拡大の問題は、中国・武漢から帰国された方々や、横浜港に停泊中のクルーズ船で待機を余儀なくされている方々への対応など、難しい判断を求められる局面が続いています。併せて、海路・空路による人々の往来が細り、観光関連産業の落ち込みが懸念されます。ひいてはグローバルなサプライ・チェーンを背景に、物流や生産活動の速度が落ちれば、経済全般に顕著な打撃を与えかねません。党本部でも政務調査会において、中小企業の当座の資金繰り対策を始め、現状の的確な把握と必要な対策の議論を進めていく事としていますが、予算委員会でも主要なテーマになるものと思います。14日(金)には、福島県、熊本県での地方公聴会が予定されており、審議も佳境を迎えます。

 富山での活動については、7日(金)夜に高岡市伏木地区の女性の会「鈴」で挨拶の後、8日(土)は富山県呉西郵便局長会総会地元定塚地区の射水神社への参拝党小矢部支部新年会と顔出ししました。9日(日)は裏千家淡交会高岡支部の初茶会で気持ちを新たにし、夕刻は数年ぶりに高岡市西広谷地区に伺い、国政報告の機会を頂きました。自慢の勝木原(のでわら)のイノシシ鍋もふるまって頂き、高齢化が進む中でも、故郷を愛し、まさに「一人一役」で皆が役割分担して地域を盛り上げておられる熱い想いに感銘を受けました。我が国の地方創生がこのような中山間地域に行き渡り、様々な環境で育まれた多様な人材が明日の日本を背負って欲しい、そんな理想像を心に描きました。10日(月)は高岡事務所で来客応対の後、金森一郎高岡市議会議長就任祝賀会、11日は、28回目の「金沢・南砺ゆかりの集い」に初参加の後、党井波支部総会吉岡隆一郎氏黄綬褒章祝賀会党砺波支部立春の集いと続きました。

 沖縄・那覇では、小渕優子沖縄振興調査会長、宮腰光寛首里城委員会座長ほか皆さんで、地元で首里城修復の検討に携わっておられる高良倉吉琉大名誉教授、田名真之県立博物館長、また、まちづくりの観点から、いのうえ ちず首里まちづくり研究会副理事長からお話を伺いました。前回の修復で蓄積された技術を生かし、文化財保護・防災の観点や今後の首里地域の在り方も含め、年度末に国・県が定める予定の工程表に反映されるよう、党も努めていきます。

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