国政報告(第512号)

 ようやく寒波到来で、今週末にかけて富山も平野部で雪が積もりそうな気配です。関係者がご苦労されているスキー国体も、開催できるのではと期待しています。一方、私は元旦に一年早く還暦の宮参りを小学校の同級生の皆さんと高岡市の守山神社で済ませたから、という訳でもありませんが、年齢を意識する身体の変化を感じさせられています。昨年後半は右足裏の足底腱膜炎に悩まされ、靴を変えて良くなったところで、五十肩ならぬ帯状疱疹に見舞われています。今まで以上に「健康」を意識しなければ、と自戒しています。

 先週の30日(木)朝、党選挙制度調査会が開催されました。全国町村議長会の松尾会長、全国町村会の荒木会長に出席頂き、町村議員選挙に供託金制度を導入した上で、町村長・町村議会議員選挙で自動車、ポスター、ビラを公営の対象にするようとの提案を頂きました。市と町村とのバランスや、議員の成り手確保の観点からも、理解できる案であり、調査会としても実現に取り組むこととして逢沢一郎会長に対応を一任頂きました。同日、参議院で補正予算が可決・成立し、利賀ダムや富山新港の岸壁整備など、予算の手当てが発表されました。この間、県内各市から年度末に配分される特別地方交付税についての要望を受けていますが、今年度は重大災害に配当した額を補正予算で950億円追加加算しているので、除雪経費が少ないことは別として、応分の配分があるものと想定しています。

 週末は、2日(日)の淡交会高岡青年部総会に出席するなど、地元の会合、打ち合わせで過ごし、3日(月)に上京して衆院予算委員会の審議を注視しつつ党務をこなしています。中国に端を発した新型肺炎の感染拡大への対応は喫緊の課題となっており、政府も帰国希望者のためのチャーター機の運航や、国内での検査体制の強化など逐次対策をとっています。国民の安全・安心の確保はもとより、今後は訪日観光客の減少や、中国の生産活動の停滞など、経済面への影響にも注意していく必要があります。

 4日(火)には久しぶりに党財政再建推進本部会合が開催され、私は事務局長代理に復帰しました。引き続き、2025年度のプライマリー・バランス(PB)黒字化の目標を党の立場で応援していきます。今回の会議では、「改革工程表2019」と1月に出た「中長期の経済財政に関する試算」が議題となりました。個々の取り組みには着実な前進が見られますが、補正予算編成や、新年度予算の「臨時・特別の措置」により、国・地方のPB対GDP比は、18年度の-1.9%から、19・20年度の-2.7%へと悪化する見込みとなっています。それでも、決算で確定した18年度の数値は過去最良の水準であり、19年度以降も、決算時での改善を期待しています。併せて、「臨時・特別の措置」を外した数値での評価も必要です。この分野でも息長く頑張っていきます。

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