国政報告(第695号)

 先週後半から一気に気温が下がり、長かった夏から一転、アッという間に樹々も色付きそうな気候になってしまいました。臨時国会の召集が近づく中、国会対策副委員長として、議員運営委員会の理事を仰せつかりました。議運に所属するのも、議事進行係を務めて以来、8年ぶりで、国会の運営も間近に見ながら与野党協議に汗をかくことになります。

 先週の3日(火)、4年ぶりに国土交通省富山県人会が開催され、今般就任された堂故副大臣、野上元副大臣と一緒に出席しました。私は元北海道開発庁職員の立場ですが、昨年、豪雪法の改正に携わり、「克雪・利雪・親雪」の概念を法規定に盛り込むことができ、その後は地方鉄道の再構築政策に関わってきたことから、国交省とのつながりが深くなった折、有意義な集いでした。一方、党では月末に向けて政府の経済対策の立案に対する提言をまとめるべく、政務調査会では新部会長の下、各部会で議論が進んでいます。総理からは、物価対策、賃上げ・地方対策、国内投資促進、人口減少対策、国土強靭化の5分野にわたり政策を構築するよう指示が出ており、各省庁で施策・補正予算の貼り付け作業が進められています。私も5日(木)に水産部会、6日(金)に文化立国調査会に出席し、後者では決議を取りまとめ、本日(10日(火))朝、山谷会長に同行して盛山文部科学大臣に申し入れを行いました。

 東海北陸自動車道の四車線化事業が県内で着実に進む中、残された未着手区間である白川郷IC・清見IC間の扱いが焦点となっています。既に四車線化の優先区間には選ばれており、事業化が待たれるところで、沿線の南砺市、白川村、飛騨市、高山市の首長、両県関係者、岐阜県選出の金子衆院議員、大野・渡辺参院議員に同行し、6日午後に茂木幹事長、堂故国交副大臣、神田財務副大臣ほか関係省庁に要望しました。来月も決起大会が予定されています。

 週末の地元では、小雨模様で気温も10度台に下がる中、7日(土)の朝は南砺市福光地区にて、金沢湯涌福光線の整備促進を求める地域の皆さんの沿線視察への出発を見送り、高岡市伏木地区の大伴神社にて恒例の顕彰祭を会長として催行しました。午後は砺波市雄神地区で第24回対話集会に臨みました。山森市議の司会で、特に少子化対策として何をなすべきか、若い世代の所得の向上や出産・育児面での周囲のサポート環境の整備など多様なご意見を頂きました。土砂災害警戒特別地域に指定され、家屋の改築・新築等に制限がある現状の改善を求める声もあり、区域指定のみならず、解除への道筋も考えなければ、と認識を新たにしました。夕刻は高岡市の34回目となる万葉集全二十巻朗唱の会で四年ぶりに万葉衣装をまとっての舞台朗唱の機会を得ました。故地交流会にも出席し、万葉集を愛好する立場での旧交を温める良い時間を過ごしました。

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