国政報告(第281号)

 先週末の23日(土)は、「高岡ボールパーク」の新野球場竣工式と西日本鉄道OB会に出席した後、初めて西に向かう新幹線「つるぎ」に乗って、金沢まで往復しました。新高岡・富山間が所要9分、新高岡・金沢間が所要13分と、在来線から見ればまさに夢のように短時間で結ばれた事を改めて実感しました。22日(金)には北陸新幹線の7-9月の臨時列車が発表され、引き続き臨時の「かがやき」一往復が新高岡停車となります。東西JR社に感謝し、また、この間、「一人一乗車運動」など取り組んで頂いている各団体や地域の皆様に御礼の気持で一杯です。

 金沢では、全国郵便局長会の大会に出席しました。平成24年に郵政民営化法が一部改正され、郵便・貯金・簡易保険の三事業をユニバーサル・サービスとして国民に提供して行く事となり、郵便事業会社と郵便局会社が合併して3年です。秋には日本郵政とゆうちょ銀行、かんぽ生命の株式上場が予定される中、2万4千局のネットワークをいかに活かしていくか、ビジネス・モデルを構築すべき大切な局面です。党内でも、政調の特命委員会で、現状を踏まえ、関連他業種の皆さんも含めたヒアイリングを重ね、JPグループの将来像の提言取りまとめに向け、議論を積み重ねています。局長会からは、貯金・簡保の限度額引き上げの要望が強く出されていますが、市中銀行・生命保険会社の懸念をどう解消するか、また、今後の郵政事業の強みをどこに見出していくか、検討が必要と考えます。

 24日(日)は、党南砺市連平支部の総会に出席し、夕刻には年一回恒例の「慶友会」総会・懇親会で、国政の現状を報告しました。
アベノミクスの三本の矢を放って2年が経過し、日本銀行の国債買い入れ残高も240兆円に積み上がり、「異次元の金融緩和」も出口を真剣に議論せざるを得ない時期が近づいています。全国津々浦々に、また、それぞれのご家庭に、経済成長の実感を広げられるか、地方創生の取り組みの成否も問われてきます。そして、私がずっと注視しているTPP、原発再稼働、沖縄の基地問題も進展すべき時です。さらに、26日(火)に衆院で審議入りした「平和安全法制」案です。今週は、27日(水)から3日連続で衆院の特別委員会で7時間づつ合計21時間の質疑がなされました。来週以降も週3日間のペースで精力的に審議が進む見込みです。来月24日(水)の会期末に向け、審議の行方が焦点となってきます。

 この間、私が国対副委員長として担当している総務委員会は、28日(木)に郵便・信書法改正案の質疑・採決を終え、案件の処理が終わりました。各委員会とも、案件処理にスパートをかけながら、平和安全特別委に声援を送る格好です。一方、政務調査会関係では、財政再建特命委員会と西普天間基地跡地利用小委員会が、6月末にまとめられる政府の28年度に向けての「骨太方針」に対し、党側からの提言を取りまとめる時期にさしかかっており、来週も会議続きとなりそうです。ここの所、晴れた日には赤坂界隈を散歩するなど、体調管理も注意しつつ、6月に臨みます。

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