国政報告(第315号)

 先月25日(月)の大雪に身構えて29日(金)に新高岡駅に降りてみたら、かなり融けてしまっていてちょっと拍子抜けでした。これも温暖化の故なのかと思い、改めて週内の地元の皆さんのご苦労を感じた次第です。週末の30日(土)は、朝に富山で党県連の支部長会議があり、野上議員の今夏の参院選に向けて一致して取り組む決意を新たにしました。午後は公明党の新春の集いに出席し、翌31日(日)は党小矢部市連の新年会で、2月1日(月)朝の上京となりました。

 実は、先週末29日の党総務会で、総務部会で了承されたNHK新年度予算案が了承されず、2日(火)の総務会での再審査を受けることになっていました。月曜日にNHK始め関係者と打ち合わせ、緊張感をもって臨んだのですが、総務の先生方の質問に十分に応えるに至らず、最近の不祥事へのNHK執行部の対応が甘いとの指摘が強く、再度の了承見送りとなってしまいました。その後、総務省やNHKの皆さんと再発防止への不退転の決意を先生方に理解頂くべく、準備に知恵を絞り、明5日(金)の「3度目の正直」に臨もうという晩にこの報告を綴っています。

 今回の不祥事は、子会社での架空発注による社員の不当利得に加え、NHK本体職員の危険ドラッグ所持、支局でのタクシー券の私用への流用と、相互には無関係ながら社会的に到底許されない事案が続発したものです。私もこれまでの社会人経験の中で、所属組織で不祥事が連続し、管理責任を問われた事があり、一人一人の職員のモラルを徹底させる事の難しさは理解できます。その上でなお、代表者の不退転の決意が求められる訳で、明日は何とか、関係者の誠意が通じるようにと念じています。

 通常国会は、2日に両院本会議で甘利大臣の後任の石原大臣の挨拶と質疑がなされ、3日(水)から衆院予算委員会の審議が始まりました。この間一週間近く日程が遅れたものの、近年よりは早いペースであり、月内の衆院通過を目指し、ここは踏ん張りどころです。また、3日には今年最初の党財政再建特命委員会が開かれ、「2020年の経済財政構想小委員会」が新たに設けられました。委員長は私が仰せつかり、事務局長は小泉進次郎代議士です。もともと、小泉議員のポストオリンピック・パラリンピック世代となる若者への熱い想いがベースとなり、稲田政調会長の共感を得て発足したものです。バブル崩壊後の経済の低迷、財政の悪化の影響で、将来に不安を感じ、就職・結婚・子育て等、人生の一大事に当たり、選択の幅が狭められている若者世代の立場に立ち、今後、望ましい国や地域の在り方を検討し、財政(施策)に反映させようという狙いです。メンバーは、ベテランの園田博之先生に顧問をお願いし、衆議院当選3期以下、参議院当選1期で30-40代を中心に20人の若手です。小泉議員始め皆さんのフレッシュな発想にしっかりついて新しい発見と学びに出会おうと思います。4日(木)は新幹線敦賀以西PTの第10回会合があり、久和北経連会長、辻関経連理事のヒアリングを行いました。こちらは関係者ヒアリングも後一回の大詰めで、早期の取りまとめが期待されます。

カテゴリー: 国政報告 パーマリンク