国政報告(第538号)

 8月に入って、1日(土)に東京、2日(日)には富山も「梅雨明け」となり、何とか「夏」が到来してくれました。国内外でコロナウイルスに苦しめられているだけに、自然災害や冷害の影響は極力避けたいところです。先週のコロナウイルスの感染者数は、東京で一日に472人を記録するなど全国的に増加し、累計で4万人、9日間で1万人増の勢いになりました。政府の有識者会合では、まだ「漸増」の段階に留まっているとのことですが、今週の動向が気になります。3日(月)夕刻、党の対策本部の会合に出席しましたが、感染症対策と社会経済活動の維持・継続との適切な両立を求める意見が大勢でした。国民の皆様に現状と対策を分かりやすく伝える努力が政府・与党に必要との声も多く聴かれ、「政治の責任」を問われる局面だと思います。国会としての取り組みも強く求められており、先月の閉会中審査のような行動が必要と考えます。海外では3日夜時点で感染者数が1820万人、亡くなられた方は69万人に達し、南北アメリカなど深刻な状況です。

 先週末の富山での動きですが、1日に射水市の旧新湊市庁舎跡を再開発した「クロスベイ新湊」のオープニングに出席しました。射水商工会議所、(株)射水ケーブルネットワークも入居され、生活と交流の拠点として、まちづくりに寄与するものと期待されます。その後、高岡で「慶友会」総会が開催され、会長が平成18年からお世話になってきた川村人志様から稲垣晴彦様に交代となりました。会員の中には、高岡市長在職時から既に15年以上、政治活動を支えて頂いている方も多く、感謝の気持ちをこめて、現下の国政の情勢を報告しました。前回の総選挙からやがて3年間が経過するものの、コロナウイルスの流行が拡大する現状での解散は考えにくく、来秋の任期満了まで、与えられた職責を果たして行く決意を話しました。

 2日の朝は、淡交会高岡青年部の臨時総会に、親支部の名誉支部長の立場で出席しました。茶道も、ウイルスの影響下で茶会が催せず、予定した行事が次々と中止、延期になっています。何気なくお茶とともに暮らす日常の有難味に改めて想いを致しながら、筏井部長を中心に、未来への飛躍のエネルギーを貯めていこうと誓い合う場となりました。この夏、地域の行事や会合が軒並み無くなっていく中で、地域の方々に会える機会は大変貴重に思えます。

 3日昼にいつものように上京し、東日本大震災からの復興に係る与党の政府に対する第九次提言の準備の打ち合わせや、文部科学委員長としての文科省のコロナ対策のレクなどこなしながら、感染の推移を注視しています。来週はお盆休みで、次号は17日(月)の週に綴りますが、この事態が深刻化しないように念じつつ、9月末の概算要求締め切りに向け、財政の規律の在り方も考えながら、過ごします。皆様にも、猛暑の折、ご自愛下さいませ。

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