国政報告(第604号)

 12月も半ばとなり、東京と富山の天候の違いが鮮明な時候となりました。第207国会では補正予算の審議が進み、今日(15日(水))夕刻の衆院本会議で関連法案とともに可決、参院に送付されました。13日(月)から3日間の予算委員会での質疑の焦点は、コロナ対策とともに、子ども世帯への10万円給付の方法でした。審議の中で岸田総理は、政府案の現金・クーポン券折半給付に加え、現金一括給付も容認する方針に転じました。当初は、クーポン券だと貯蓄に回らず、地域経済の循環に効果が挙がるとの考えでした。しかし、実際に事務に携わる市町村から、事務負担がかかり準備にも時間を要するとの声が上がり、配慮する事となりました。柔軟な軌道修正が評価される一方、事前に関係者の意見を聴く手順が不足していたのでは、とも思われます。3回目のワクチン接種や、自治体業務のデジタル化など、今後も国と地方が協力して進めなければならない重要施策が続くことから、より現場に目配りし、情報を収集・吟味した上での政策決定が望まれます。

 コロナウイルスについては、今の所、新型のオミクロン株の感染は水際で留められており、新規感染者も低水準で抑えられています。この分だと、年末年始の里帰りなど、社会経済活動はある程度活発化できそうですが、3回目のワクチン接種の励行など対策も気を抜かずに進める必要があります。富山県でも、目下のワクチン在庫が5万回分以上あるとのこと、80%台に達した1~2回目の接種者について、更なる上積みを図りながら、医療従事者への3回目接種を促進し、早期に高齢者への接種を開始されれば、と思います。

 週末の11日(土)、地元で久しぶりに茶会に出席し、感染対策で互いの距離を取りながらも、再び茶席の風情を楽しむことができるようになったと、席主の在田吉保さんと喜び合いました。12日(日)の夕刻には、2年ぶりに歯科の先生方の後援会総会を開催頂き、5期目の抱負と現下の国政の状況を話しました。ようやく、地元の皆様との対面型コミュニケーションも復活しつつあります。

 東京では、党政務調査会の各部会で、補正予算や税制改正の調整結果が報告され、来週の新年度予算編成に向けた政府の調整状況を聴いています。文化立国調査会では、コロナの影響で文化活動に携わる方の活動・発表の場が限られ、関係者も含め、生計が成り立たない厳しい状況もあることから、文化庁の「Arts for the Future」という文化活動を経済面で支援する事業を応援しています。今日は、国立劇場の伝統芸能伝承者養成事業を応援する趣旨で年一回開催している文化講座に、歌舞伎俳優の中村橋吾さんをお招きし、歌舞伎に縁のない家庭から、養成事業での研修を経て、芸道に励んでおられる姿に接しました。耳、肩、腰の位置を確認して姿勢を正すコツも教えて頂き、気持ちをシャキッとさせて年末に向かっていきます。

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