国政報告(第663号)

 昨日(21日(火))、全国山・鉾・屋台保存連合会の常任理事会が京都で開催され、日帰りで出向きました。途中、米原付近は雪景色となり、京都では時折風花が舞い、澄んだ空気に早春を感じるひと時でした。東京に戻って党組織運動本部主催の各種団体協議会懇談会が岸田総裁始め党役員出席の下、開催され、団体総局長として司会を務めました。次いで、JA富山県青壮年組織協議会の皆さんとの夕食懇談会で三年ぶりに現場の実情を伺い、充実した一日となりました。

 さて、前号で述べたように、先週は党本部で私が座長を務める会議が3件ありました。14日(火)の「子どもの元気!農山漁村で育むPT」は、齊藤法相から委員長を引き継いだものです。児童・生徒が農山漁村で宿泊体験することは、「生きる力」を育むとともに、受け入れ地域の活性化にもつながるとして、これを推進する議員立法を成立させることが目的です。私が衆院文部科学委員会の与党筆頭理事を務めていることから、今国会での成立を目標に、他党にも働きかけて行く事を申し合わせました。

 15日(水)朝、委員長2年目となった「社会的事業推進特別委員会」は、昨年の提言の振り返りでキックオフしました。様々な社会課題を行政ではなく、民間組織の起業によって解決することが効率的であり、地域活性化につながるケースが多々あります。特に、起業から一気に市場を拡大し、世界規模で飛躍的成長を見せる「ユニコーン企業」の存在に注目が集まっており、「インパクト・スタートアップ」と呼ばれて成長戦略の一分野ともなっています。私の委員会では、むしろ、持続可能な形で地域での課題解決に貢献している活動に光を当て、人材育成、ノウハウ・資金提供など、側面的にサポートする政策の充実を促す提言に向けて議論していきます。同日午後、第3回「地方鉄道のあり方PT」も開催され、JR東日本、JR九州、近江鉄道、京都丹後鉄道から取り組みの状況を聴きました。地方鉄道の刷新を応援する新たな法律の成立を前提に、具体的な改革・改善の手法を3月末に提言すべく、議論を進めて行きます。折しも、地元でも氷見線・城端線の今後の在り方について、県・四市で組織する協議会で初期投資のケース別試算が示されるなど、議論が深まっています。新たな法制度の下では、国が投資額の最低3分の1は補助することになるので、関係者合意の下、新たなステップが踏み出されるよう期待しています。

 先週末は17日(金)夕刻に小矢部市議会会派「未来共創」、党城端支部の皆さんと懇談し、18日(土)朝、富山に戻って党県連支部長・幹事長会議に出席、統一地方選の勝利を誓い合いました。19日(日)には党南砺市石黒支部の総会に出席し、20日(月)は東京で氷見市議会議員の皆さんと懇談しました。来週は新年度予算案の衆院通過を報告できれば、と思います。

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