国政報告(第688号)

 お盆休みを挟んで、2週間ぶりの報告です。この間、例年に無い猛暑となり、雨が降らない日がこんなに続くのかと思う毎日でした。途中心配された台風7号の影響も富山県は幸い殆ど出ず、若干の降雨に一息ついた位でした。私自身は挨拶回りと休養が半々でしたが、体調管理が行き届かず、久しぶりに夏風邪と夏バテによる胃腸の変調を経験しました。適度な緊張感を持つよう心します。

 前号以降の動きを振り返ると、7日(月)に今年度の人事院勧告が岸田総理に提出され、民間の賃上げ動向を受けて、月給は0.96%、初任給は1万円以上の引き上げが勧告されました。併せて国家公務員の人事管理に関する報告も出され、公務員を目指す人材の減少を受けて、採用方法、勤務環境など多面的に検討していく事となりました。給与引き上げは、経済の「成長と分配の好循環」実現のために必須であり、物価上昇を賃上げが上回る状況を官民挙げて作り出すことが大切だと思います。

 9日(水)、党情報通信戦略調査会にて、最近の放送を巡る議論のまとめの骨子が示されました。懸案だったNHKのインターネット業務の扱いは、テレビ放送と同等の映像、音声或いは文字テキストを、希望者に対してインターネットで提供することを本来業務に位置付け、テレビ受像機と同様に受信料を徴収することで概ねまとまりました。また、受信料を払わない方にもインターネットを通じて災害や重大ニュースを無料で提供することも、「社会インフラ」としてNHKに担わせること。一方、過度に放送の枠を超えて対価なく情報を提供することが無いようにして、民放・新聞との均衡を図ることで、議論は落ち着きました。下旬に提言される見込みです。

 10日(木)、東海北陸自動車道・東海環状道路建設促進期成同盟会の総会が開催され、出席して、残された岐阜県内区間(白川郷・飛騨清見間)の早急なる四車線化工事着手を要望しました。

 15日(火)、恒例の県主催戦没者追悼式は台風7号接近に伴い出席を見合わせ、18日(金)に南砺市で4年毎に開催される「いなみ国際木彫刻キャンプ」の開会式で挨拶しました。19日(土)お昼に富山県退職公務員連盟の野上会長他役員の皆さんとの要望・懇談に出席し、先の人事院勧告・報告を踏まえて、公務環境の現状について話をしました。夕刻には南砺市選出の安達県議の後援会総会、20日(日)の夕刻には高岡市選出の山本県議の議長及び全国都道府県議長会会長就任の祝賀会と、夏野射水市長後援会総会に出席しました。コロナウイルスの影響で、ここ3年間は大人数の集いができなかっただけに、新鮮でした。

 21日(月)に上京し、政府・党も動き出す中、22日(火)には東電福島第一原発の処理水の海洋放出が決定されました。本件と、19日の氷見市柳田地区での対話集会は次号で報告します。

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