国政報告(第726号)

 後半国会の焦点である政治資金規正法改正に関し、17日(金)に我が党の法案が党総務会で了承され、国会に提出されました。他党も案をまとめており、週明けの22日(水)から衆院政治改革特別委員会で審議に入る見込みです。その前の20日(月)午後には衆院予算委員会の集中審議があります。また、同日までに先週衆院政治倫理審査会で審査申し立てが議決された44名の議員の弁明の意思の有無がとりまとめられます。我が党の一部派閥のパーティ券収入に係る資金の流れを政治資金収支報告書に記載しなかったことが問題であり、再発防止と政治不信払拭の観点から何をなすべきかが解決すべき課題だと思います。各党の案には隔たりがある現状ですが、議員本人が自らの政治資金収支への責任を自覚する事、政治資金の透明性を高める事の二点で、連座制的な制度の導入とパーティ券購入者明示の限度額を20万円から引き下げることを中心に、合意に至ることが望ましいと思います。

 先週を振り返ると、14日(火)には衆院地域活性化・こども政策・デジタル社会形成(地こデジ)特別委員会で児童性暴力防止法案の参考人質疑及び委員質疑、15日(水)には衆院農林水産委員会で食料安保・農地・スマート農業の三法案を一括しての質疑がありました。16日(木)朝、党政調審議会に永岡文化立国調査会長と一緒に出席し、10日に調査会でまとめた提言を説明、了承頂きました。この間、毎朝9時10分の国会対策正副委員長会議や本会議前の議員運営委員会理事会・委員会などにも出席していて、今国会は時間刻みの日程が続いています。あと5週間、頑張ります。

 週末の18日(土)、高岡市の伏木曳山祭の出発式に出席しました。元旦の能登半島地震で地域が液状化など大きな被害に見舞われ、開催について様々な意見があった中、針山実行委員長、脇田総々代を中心に議論を尽くし、規模を縮小しながらも、地域復興への願いを込めて催行を決断されました。前夜祭の模様は一部テレビ局で全国中継されるなど、関係者の想いは広く受け止められたようです。19日(日)には高岡市で「高岡わざの美茶会」、「八丁道おもしろ市」と楽しい行事に出席したほか、南砺市にて党福野支部上平支部の総会で挨拶しました。

 月一回のミニ対話集会は、19日朝に小矢部市埴生地区で、筱岡県議、嶋田・竹松両市議にも同席頂いて30回目を開催できました。倶利伽羅古戦場、旧北国街道、埴生八幡宮など地域の歴史文化資源の保全、活用を目指す集まりも組織されており、行政の支援を求める意見が出ました。地域の創意を大切にしながら、市・県の文化財担当部局を通じて国に要望されれば、文化庁の支援策の活用も可能だと答えました。また、県西部の広域連携の一分野として各市の文化資源をお互いに活用しあうことも有効ではないかと思います。

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