国政報告(第602号)

 今日(12月1日(水))から師走、朝は珍しく空が真っ暗になる大雨で目が覚めました。前線が通過した後は東京らしい冬晴れで、イチョウの鮮やかな黄色い葉が陽光を浴びています。ということは、日本海側の地元は時雨てるなと思いつつの国政報告です。

 6日(月)に臨時国会が召集される事となり、過日閣議決定された補正予算の審議が中心となります。常任委員会の分担も決まり、文部科学委員会の筆頭理事を仰せつかりました。相方の野党筆頭は、昨日の立憲民主党の代表選(泉健太議員が就任)の結果を受けて決まるものと思います。一昨年の委員長の経験を活かし、当時の馳筆頭の姿に学びながら、実りある運営に努めます。

 先週は、その前の週に決定された経済対策に基づく補正予算の編成が進み、26日(金)に閣議決定されました。一方、税制改正に向けた党の税制調査会も同日の総会から動き始め、今週中には大枠が決定する見込みです。賃上げした企業に対する法人税の減税を深堀りする案などが主要な検討項目となっています。さらに、今日の政務調査会全体会議にて、新年度予算の編成方針案が政府から示されました。当面はオミクロン株も現れたコロナウイルスへの対策や経済を再び成長軌道に乗せる施策の実施など、機動的な財政出動が求められますが、その後は、財政健全化を成し遂げるとの内容であり、私は賛成意見を述べました。歳出は、中長期的には歳入で適切に償わなければならず、国債の発行残高をいたずらに増大、発散させてはならないと考えています。現状においても、節約すべきは節約する、メリハリのある予算編成を求めます。

 26日は午前の新幹線で地元に戻り、故南義弘高岡商工会議所会頭を偲ぶ会に出席、献花しました。副会頭として1年ご指導頂いた後、17年前の高岡市長選への出馬を提案、応援頂いた事が、今日に至る政治活動の原点であり、私にとっては恩人と言える方でした。戦中・戦後の混乱期の苦労話など、人生の先達として教えられることも多くありました。感謝の気持ちを込めてご冥福をお祈りします。その後、富山市にて党所属県議会議員の皆さんと国会議員との夕食懇談会に出席し、久しぶりに温かい交流の時間を過ごしました。

 27日(土)朝、党県連の支部長・幹事長・事務局長会議にて、総選挙の御礼を申し述べ、午後は氷見商工会議所の創立70周年記念式典に出席しました。28日(日)は南砺市利賀で、鈴木忠志さん演出のお芝居、「津軽海峡冬景色」を観劇した後、高岡市で針山健史県議の後援会総会に出席しました。コロナウイルスの感染がいったん落ち着いた事もあり、行事の多い週末でした。

 冒頭にも触れましたが、オミクロン株の出現により、コロナウイルスへの警戒感が高まっています。何とか第6波に至らぬよう、念じながら、来週の召集を待つ身です。

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