国政報告(第203号)

 今週は台風26号が本州南岸を進み、伊豆大島を始め各地に被害をもたらしました。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
 先週末は地元で支部長を務めている裏千家淡交会の行事に参加、許状の「お引き渡し式」に立ち会い、久しぶりにお手前をじっくり拝見しました。心新たに14日(月)の夜に上京し、15日(火)の第185国会開会に臨みました。新しい委員会の配属は、内閣委・決算行政監視委・東日本大震災復興特別委の3つに決まり、それぞれ理事を仰せつかりました。
 15日の朝11時、初めて党総務会に北陸信越ブロック選出の総務として出席しました。党大会に代わる最高意思決定機関であり、人事、政策全ての案件がかかります。国会開会中は火曜と金曜の朝11時、議事堂内で開催されます。これから又、経験を積んで行きます。その後、両院議員総会、代議士会と初日恒例の会議に出席し、12時から本会議、13時に天皇陛下をお迎えして参院本会議場で開会式が催された後、14時からの本会議で安倍総理の所信演説がありました。6月に策定された成長戦略を着実に実行しつつ、来年4月からの消費税8%への引き上げに備える事、年末にも大筋合意を目指すTPP交渉に「守るべきは守り、攻めるべきは攻める」方針で向き合って行く事、福島第一原発の汚染水処理を始め、東日本大震災からの復興を着実に進める事など、重要課題を抱える臨時国会です。安倍総理自ら「成長戦略実現国会」と名付けられ、産業競争力強化法案、社会保障改革のプログラム法案、日本版NSC(国家安全保障会議)法案、秘密保護法案等、重要法案が目白押しです。
 会期は53日間、今週は各党の代表質問、来週は予算委員会で、国政上の当面する重要課題を巡る論戦が展開され、その後概ね6週間が個々の案件の審議・採決に残された時間です。内閣提出案件を丁寧にかつ着実に処理していく国会運営について、与党側は心して取り組まなければならない、その一員として持ち場で努力すべき自分の役割を再認識しているところです。また、現下の諸政策に関わる議論の焦点は、来週に予定される予算委員会を通じてはっきりしてくると思われ、政府側の腰を落ち着けた答弁を期待しています。
 党務に復帰して、会館、議事堂、党本部を行き来する従前の活動パターンが戻ってきました。女性局の新役員打ち合わせを始め、行政改革推進本部、情報通信戦略調査会などに出席しました。16日(水)には「おやべ・ひみ・たかおかビジネス交流交歓会」に三市長始め関係者が参集されて開催され、北陸新幹線開業を一年半後に控えて首都圏からの企業進出を働きかけられました。私も出席させて頂き、17日(木)には小矢部市から出席の皆さんとの懇談会に他の国会議員の皆さんとともに参加しました。18日(金)には党井波支部の皆さんが上京されるなど、地元の皆さんと東京でお会いする機会が多くなる時期です。党務に、政務に、良い秋を過ごしていけるよう頑張ります。

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