国政報告(第276号)

 先週末の17日(金)の夕刻は富山に戻らず、党の沖縄振興調査会として宮腰会長代理とご一緒に沖縄へ飛びました。明18日(土)、先月末に米軍から先行返還された宜野湾市の西普天間地区約50haの今後の活用について、政府の予算・税制面の対応の報告と地元要望の聞き取りを行いました。昨年、調査会の下で島尻安伊子参院議員が座長、私が事務局長となってワーキング・チームで施策を提言し、年末の税制改正・予算編成で認められた内容を、宜野湾市役所で佐喜真市長や又吉地主会長に報告しました。島尻先生のほか、現地では西銘代議士、宮崎代議士も出席しました。地元からは、土地が返還された新たな段階で、支障物件の除去、埋蔵文化財の調査を促進し、一日も早く土地が有効活用できるよう、国の支援を要望されました。当地には琉球大学医学部と附属病院が移転新築される計画であり、国・沖縄県・宜野湾市・琉球大学が一体となって事を進める必要があります。折しも、17日には安倍総理と翁長知事の会談が初めて実現、辺野古沖での基地建設を巡る隔たりは未だ大きいものの、先行返還された西普天間地区の整備を目に見える形で進める事で、問題解決に寄与できればと思います。

 土曜は、羽田経由で新幹線開業以来初めて、飛行機で富山に戻り、高岡青年会議所シニア会の例会で北陸新幹線開業後の県西部や高岡の発展について、過去の問題解決の取り組みを振り返りながら話をしました。皆の力を結集したからこそ、「かがやき」の臨時便の停車が開業初日から実現した事を実例に、新幹線、能越自動車道、北陸自動車道高岡・砺波スマート・インターなどを基盤に、民間の様々な発想と力で地域を盛り上げて行こう、と問題提起しました。

 19日(日)は、県等主催の富山湾サイクリングの出発式から顔出しし、夕方から党城端支部上平支部の総会に出席しました。20日(月)は、3回目となる臨時「かがやき536号」で上京し、砺波市般若支部の皆さんの国会見学を迎えました。気候も良くなり、新幹線の「一人一乗車運動」も兼ねて、今後も国会見学の申し込みが続くようです。21日(火)は午前に総務委員会、昼休みに委員会審査を終えた案件を処理する本会議、午後は初めて春の園遊会に夫婦で出席させて頂きました。赤坂の東宮御所内の庭園で、しばし首都の中心部に居る事も忘れ、両陛下はじめ皇族方を遠目に拝顔させて頂きました。

 22日(水)は、朝7時から北陸四県農政議連の総会が開かれました。各県JA中央会や単位協同組合の組合長が出席される中、TPP交渉と米価の現状が政府から報告され、国益を守る姿勢での交渉継続はもちろん、厳しい経営環境にある農家を支える諸制度の立案に汗をかくよう、要請を受けました。TPPは米国の大統領選が迫る中、国益を守ると言う公約に沿って正念場を迎えています。

 23日(木)は、本会議にて個人情報保護法の改正案の趣旨説明・質疑の後、党本部で財政再建特命委員会に事務局長代理として参加、「議論の中間整理」を巡り、関係議員の皆さんの活発な議論を司会者として捌かせて頂きました。昨年秋に国対副委員長、議運オブザーバーとなってからは、政調の部会とのかかわりが全体として薄くなっているものの、情報通信、放送、文化、財政再建など、いくつかのテーマで事務局長を仰せつかり、委員長を助けて活動しています。来週以降は、党での活動も逐次紹介していきます。

 以上、新緑が目に優しい東京からの報告と致します。

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