国政報告(第303号)

 今年は季節の進みが心持ち早くて、富山では時雨模様の天候となる中、週末の31日(土)は、県連支部長会議の後、原田憲治党国防部会長代理(前防衛政務官)をお招きし、井波支部で平和安全法制の講演会を開催しました。富山駅でお迎えし、富山・高岡両市の路面電車を見てもらい砺波市の陸上自衛隊富山駐屯地へご案内しました。この秋までの政務官在任中に、駐屯地の拡張要望に応えて頂き、現在は財務省に要求中です。通常国会が閉会して一ヶ月が過ぎ、安倍総理の活発な外交活動で、日中韓三国の首脳会談、バイの二国間会談が相次いで実現し、平和安全法制の下で外交力を駆使する姿に、国民の皆様の理解も進みつつあるように思います。

 1日(日)は幸いにも穏やかな天候となり、初めての富山マラソンが1万人以上の参加を得て盛大に開催される中、高岡市射水市の合併10周年記念式典にそれぞれ出席しました。平成17年の合併からはや10年の年月が経った事、新高岡市発足時の当事者として感慨もひとしおでした。二つの市とも、市長さん、議会、職員、市民の皆さんの努力で、それぞれ、合併効果も発揮しながら、特色あるまちづくりを進めておられる事は喜ばしいです。国の立場からも、しっかり応援して行きます。

 2日(月)は地元で打ち合わせを数件こなし、3日(火)の文化の日は、例年通り、南砺市の菊まつり高岡市の高峰譲吉博士顕彰祭などの行事に出席の後、上京しました。明けて4日(水)から、党本部での会合が立て続きに入ってきました。予算編成にはまだ若干時間があるものの、TPP合意を受けた対策作りや、消費税の軽減税率の取り扱いなど国政上の課題解決は待った無しの状況で、小泉部会長の農林部会は連日の開催となっています。

 私も、4日の朝、まずは「沖縄の基地負担軽減を考える議員有志の会」に事務局として臨みました。島尻代表が沖縄振興担当大臣として入閣されたため、その間は山本一太参議院議員に代表を務めて頂いて、活動を継続して行く事を申し合わせました。高岡市太田地区有志の皆さん、庄川町商工会の皆さんの国会見学、北陸三県建設業協会長の谷垣幹事長への予算要望に顔出ししながら、総務省ほか役所からレクチャーを受けました。5日(木)は、二酸化炭素の森林吸収源を育成するための財源検討会に始まり、地方創生本部、水産部会、国土交通部会(くい打ちデータの改ざん問題)、農林部会、北洋さけ・ます流し網漁休止対策会議と、政務調査会の会議ラッシュでした。この間、党戸出支部、西条校下民生児童委員の皆さんの訪問を受け、あっという間の一日でした。引き続き事務局次長を務める財政再建特命委員会も予算編成に向けて始動し、来週には各団体からの税制要望ヒアリングも始まるなど、国会閉会中とは思えない慌しさです。一方、院内でも来週は衆参の予算委員会で閉会中審査が行われるようです。総務部会長として、まずは税と予算で頑張っていきます。

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