国政報告(第404号)

 前号は22日(水)の報告で、翌23日(木)の勤労感謝の日は地元で北陸国際工芸サミットの表彰式交流会に出席し、夜に新幹線での上京となりました。24日(金)は党役員連絡会・副幹事長会議に出席し、文化立国調査会の新年度に向けた政策申し入れで、山谷えり子会長に随行して林芳正文部科学大臣に面会しました。

 週末の25日(土)は党県連の支部長・幹事長会議の後、第三選挙区支部女性部主催の講演会に山谷会長をお招きし、文化振興を通じて日本づくり・地域づくりを進める意気込みを拝聴しました。講演後は先生に同行して高岡市内の瑞龍寺勝興寺、氣多神社、大伴神社、万葉歴史館を巡り、文化財の集積の厚みと、これを訪れるお客様に説明する地域の皆さんの「おもてなし」の精神に改めて感銘致しました。歴史館では、山谷先生に万葉衣装を身に着けて記念撮影して頂き、晩秋の富山の思い出を差し上げることができました。夜は党射水市金山支部の懇談会に顔出しの後、歯科医師の先生方の後援会総会にて国政報告をさせて頂きました。

 次いで26日(日)は、高岡市立福岡小学校の開校50周年記念式典南砺市平地区での国土交通省の自動車の自動運転実証実験開始式富山市大沢野地区での県山・鉾・屋台・行灯祭連合会総会と行事が続きました。なかでも、平地区は既に一帯が雪化粧した中、国が2020年にも実用化を目指して力を入れている自動運転技術を、実験車両に試乗して体感する機会となりました。

 日曜夜に上京し、週明けの27-28(月-火)日は、予算委員会の14時間にわたるテレビ入り質疑が行われ、理事としてほぼ終日出席しました。与野党の質問時間は、事前の筆頭間協議により5時間対9時間の捌きで決着しました。我が党からは、田村元厚相、新藤元総務相など野党時代から質問力に定評のある面々が質問に立ち、総選挙で公約された教育費無償化や北朝鮮への備えについて政府側を質しました。野党側の追及の焦点は、引き続き森友学園への国有地払い下げ、加計学園の獣医学部新設で、近畿財務局職員と森友学園籠池理事長との打ち合わせを録音した音声テープの内容が事実であるとの財務省理財局長答弁がありました。国有地払い下げ価格算定等を巡る一連の手続きに不備を認める会計検査院の調査報告も公表された中、両件への安倍総理の関与を示す新事実は、29-30(水-木)日の参院予算委でも明らかにならず、実質的な問題は今後の国有地売却手続きの改善を如何に図るかに移りつつあります。

 予算委員会を受けて各常任委員会での審議もスタートし、29日の昼休みに文部科学大臣、オリ・パラ担当大臣、30日の朝に総務大臣の所信を聴取しました。質疑は、文科委が12月1日(金)、総務委が5日(火)に予定しており、9日(土)の会期末までに案、給与法改正など案件処理がどの程度進むのかも課題です。

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