国政報告(第408号)

 「銀世界」から一週間経って、先週22日(金)に富山に戻ると、今度はあたりの雪がすっかり融けていて、また驚きでした。29年度補正予算、30年度当初予算と編成作業が粛々と進み、クリスマス前に全て決着しました。私が国に勤務していた四半世紀前は、予算編成の最終段階は、6日間コースと決まっていました。課長内示に始まり、局長折衝、次官折衝、大臣折衝と段階を踏んで編成が進み、計数整理を終えて確定する6日目は29日や30日というのが普通でした。今は、大臣折衝を経て一発編成になっているようで、今年は18日(月)に折衝、20日(水)に与党手続き、22日に閣議決定という流れで、隔世の感があります。

 このため、23日(土・祝)に片岸南砺市議の報告会24日(日)に山田参議院議員・筱岡県議の合同報告会に顔出しして、25日(月)に上京したものの、各省庁の予算資料の整理、読み込みが仕事で、27日(水)からは富山で年越しの予定です。補正予算では、心配していた学校施設改修の補助が追加措置されたほか、土地改良予算も、TPPやEUとのEPAの対策として盛り込まれ、地元のご要望にお応えできそうな結果です。当初予算では、地方自治体の一般財源総額が確保されたほか、利賀ダムを始めとする事業予算も手当てされ、地方創生のために大学を活用する交付金が創設されました。8月まで関わった東日本大震災被災地の復興についても、避難者支援、風評対策など、復興庁の提案が認められました。これで、30年度の政府・与党の施策が固まり、1月22日(月)を軸に召集日が調整されている通常国会に提案していくことになります。

 平成29年を振り返ってみると、前半8か月は復興副大臣として東北の復興・創生に努力し、残り4か月では、急遽実施された第48回総選挙で4期目に入らせて頂いたことが特筆すべき出来事でした。選挙後は、副幹事長・選挙対策委員会事務局長の職務はもとより、予算・総務・文部科学の3委員会の理事として、また、総務・復興関連の議員立法(現在5本関わっています!)の準備作業に慌ただしい毎日を過ごしました。おそらく通常国会も同様な状況が続くのでしょうが、この世界で仕事が舞い込み、忙しいのは議員冥利に尽きる訳で、力及ぶ限り頑張っていこうと思います。国全体としては、内政では「働き方改革」の法案審議が重要課題であり、外交面では北朝鮮の動きから目が離せないものと思います。短中期的に、憲法改正、経済成長と財政再建の両立も焦点であり、沖縄の基地問題、原発問題も順位の高い課題です。党内では秋に総裁選もあります。引き続き、地元の課題・国の課題の両方に、自分なりにしっかりと向き合い、解決に少しでも貢献できるよう努力します。皆様もよいお年をお迎えください!(次号は1月第2週となります。)

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