国政報告(第447号)

 本号からは、復興副大臣としての国政報告となります。まずは5日(金)に官邸で安倍総理ほか各閣僚がメンバーの第21回復興推進会議に出席しました。復興の現状が報告され、更に加速化に向けて努力することとされました。次いで復興庁にて土井前副大臣との新旧交代式に臨みました。昨年8月に渡したバトンを再び受け取ることとなり、土井前副大臣の尽力に感謝しつつ、各省庁に横串を刺す復興庁の機能を大いに発揮して頑張っていこうと、幹部職員の皆さんに挨拶しました。大伴家持卿が越中国司として赴任して最初に詠んだ歌、「秋の田の 穂向き見がてり 吾が背子が ふさ手折りける 女郎花(をみなえし)かも」を朗唱し、仕事に入りました。

 主担当となる宮城県など現地への出張は準備を整えて、ということで、5日夜に地元に戻り、6日(土)は高岡市伏木で恒例の大伴家持卿顕彰祭に参列し、29回目を迎えた万葉集全二十巻朗唱の会に参加するなど、万葉集一色の日になりました。家持卿は現在の宮城県多賀城市で生涯を終えており、菊地市長さんとは私の市長在任中からのお付き合いがあります。復興の仕事は家持卿のご縁とも感じています。心配された台風25号の影響もあまり大きくないまま、明けて7日(日)は射水市で県看護連盟の集会に出席し、来年夏の参議院選挙に比例区で再選を目指す石田昌弘参議院議員の講演を聴きました。看護師の皆さんの働き方改革について、具体的な例を挙げたお話が心に残りました。祝日の8日(月)は富山市で県私立幼稚園・認定子ども園大会税理士政治連盟の国政報告会に出席するなど、久しぶりに地元の空気をいっぱい吸い込みました。

 9日(火)朝に上京し、復興庁での所管事項説明が始まりました。昨年8月以来の動きをフォローし、党に戻っていた間の変化の把握に努めています。ハードの整備は着実に進んでおり、住まい・なりわいなどソフト面の課題も時間の経過に伴い変化しています。「新しい東北」という、創造的復興の実が挙がるよう、また、本格的復興の時期に入ったとされる福島での諸事業の進捗を図っていきます。この間、10日(水)には高岡市の高橋市長、狩野議長、11日(木)には南砺市福光南部地域の皆さんが激励に訪問下さり、元気を頂きました。また、10日夜には国土交通省富山県人会の集いがあり、綿貫先生、野上副長官、石井知事ほか県庁の皆さんとご一緒しました。東北地方整備局に復興事業の執行面で尽力頂いていることに御礼を述べました。

 一方、臨時国会は24日(水)召集の見込みとなり、政府では今夏の水害や北海道胆振東部地震への対応と学校の冷房設置・ブロック塀対策を主体とする補正予算の編成が進められています。私たちも、衆参の復興特別委員会での所信質疑への心積もりなど、国会での議論への準備を含め、仕事を進めていきます。

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