国政報告(第470号)

 3月も最終週、東京では桜があちこちで咲き、富山からも開花のニュースが聞こえてきました。今日(27日(水))午後の参院本会議で新年度予算も成立の見通しで、29日(金)告示の県議会議員選挙を含め、政界は統一地方選モードに入ります。

 前号を綴った後、20日(水)夜に地元に戻り、23日(土)までの間、県議選に高岡市選挙区から立候補を決断してくれた瀬川市議の初動を支援するべく、関係市議に同行頂き、市南部地域を挨拶回りしました。平成21年夏の最初の総選挙並みに地域入りし、改めて地元の自然・地理・産業の多様さに目を開かさせられた思いがします。23日には堂故先生、米原先生、四方先生にも出席頂いて事務所開きに漕ぎ着け、後は4月7日(日)の投票日まで全力疾走でゴールを切るよう願っています。併せて市選挙区での同志6人の全員当選を至上命題に応援して参ります。21日には砺波市の米原先生、南砺市の安達さんの事務所開き、激励会にも顔を出しました。第三選挙区では射水・南砺・高岡の三選挙区が選挙戦の見込みです。

 22日(金)には伏木外港万葉埠頭にてバイオマス発電設備の建設工事の安全祈願祭に出席しました。我が国の必要電力量をどのような発電源から得るかは、原子力発電所の稼働が厳しくチェックされ、地球温暖化対策も進めなければならない中、難しい課題になっています。太陽光、風力、地熱、小水力発電と並んで、木質バイオマスも環境に優しいエネルギー源として注目されており、伏木港でのプロジェクトは、海外から森林認証を取得した木質ペレットを輸入し、5万kwの電力を地元の北陸電力に供給するものです。地域の皆さんのご理解を頂いて約300億円が投資される見込みであり、港湾の活性化が期待されます。

 23日の朝は恒例の南砺市井口地域の「椿まつり」の開会式に出席し、夕刻は元高岡市職員で四半世紀にわたり保護司として活動されてきた山本雅信さんの叙勲祝賀会に出席の後、深夜に上京し、24日は在京当番にて東京での日曜日となりました。

 週が明けて26日(火)には30年度最後の衆院本会議があり、法案3本を参院に可決・送付しました。参院でも年度内に成立が必要ないわゆる「日切れ法案」も無事処理できそうな情勢です。

 一方、東北では、23日に岩手県で大震災で不通となっていたJR山田線(宮古~釜石)が復旧し、三陸鉄道に移管されて久慈~盛間163kmのリアス線として開通しました。さらに、福島県で全町避難指示状態だった大熊町の大川原、中屋敷の2地区が4月10日(水)に避難解除されることで合意されました。被災地でも一歩づつハード施設が完成し、復興の歩みが前に進んでいます。新年度も、個々の課題の把握と解決に努め、復興・創生の実現に持ち場で努力を続けます。

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