国政報告(第578号)

 コロナウイルスの第四波が全国で拡大し、地元富山県でも、射水市の福祉施設でクラスターが発生しました。利用者等60名が感染、23日(日)一日の新規感染者数も過去最高の64名が発表されました。幸い、24日(月)は19名に落ち着いたものの、県も「感染拡大特別警報」を発出し、県民の注意を喚起しています。このため、週末に予定されていた党県連の総務会など各種会議が中止となりました。一方、21日(金)の党南砺市連総会22日(土)の私の高岡地区後援会総会、23日の党小矢部市連総会は、感染対策に注意を払い、人数を絞って開催され、出席しました。

 ワクチン接種については、週末までに各自治体に潤沢にワクチンが供給され、17日(月)から高齢者への接種が本格化しています。直近のデータでは、全国の医療従事者で1回目を終えた方が約400万人、2回目も終えた方が約250万人、高齢者ではそれぞれ217万人、17万人となっています。接種が進むアメリカや西欧諸国では、徐々に、飲食、芸術活動、旅行等が解禁となり、マスクを外した人々がにこやかに談笑する姿が報道されています。データを見ると、全人口に対する接種率が30%程度でも新規感染数が顕著に減少しています。現状、接種率が5%程度の我が国でも、あと一か月程度で30%に近づくものと予想され、その際は対面サービス業の需要がはっきりと回復してくるものと期待されます。週末の地元での挨拶では、2~3週間のうちに局面ががらりと変わる可能性が大であり、もうしばらく辛抱頂きたい、と申し上げました。希望者が殺到して予約がスムーズに受け付けられていないとの指摘もありますが、これも予約が取れた方から対象者から外れていくので、来月に入れば、電話もネットもスムーズに機能するものと思われます。クラスターや重症者が明確に減ってくれば社会も明るさを取り戻すでしょうし、東京オリンピック・パラリンピックの開催の可否の議論も収まっていくやも知れません。政府・与党とすれば、この見通しに立ち、当面はウイルス第四波の抑え込みとワクチン接種のスピードアップに全力を注ぐ局面です。

 通常国会は残り3週間余りとなり、党内では、議員立法や新年度に向けた政策提言を目指す動きが活発化しています。その中で、19日(水)は、朝から選挙制度調査会役員会、沖縄振興特委役員会、放送小委、情報通信戦略調査会、文化立国調査会と5つの会議で事務局長として司会をハシゴしました。野党時代は、一日で予算の分科会での質問を5コマこなしたことがありますが、それに匹敵する忙しさでした。議員立法も、前号で紹介した地方議員の成り手不足法案や、コロナウイルス感染者の自宅・宿泊所からの郵便投票を認める法案に関わっており、与野党にわたり、関係者への説明、協力依頼に追われています。結果はまた報告します。

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