国政報告(第588号)

 梅雨明け後、暑い日が続いています。連日、東京オリンピックで選手が活躍し、日本選手団の金メダル獲得数も史上最多となるなど、健闘する姿がテレビで流れる一方、コロナウイルスの感染は、デルタ株の猛威で連日増加する一方です。今日(2日(月))のデータでは、ワクチン接種で1回以上接種者の国民に占める割合は39.6%とほぼ4割に到達し、高齢者では2回接種者が75.8%となっています。高齢者の感染者数は確かに減って、効果が出ているものの、20代、30代を中心に感染が拡がり、前号で期待した「ピークアウト」には程遠い現状です。今日から改めて、首都圏の3県と大阪府が緊急事態宣言下に入り、北海道、石川県など5道府県に重点措置が適用されました。政府には、感染予防の基本行動を取り、50代以下のワクチン接種を推進することで、早期のピークアウトを実現すること、そして営業自粛等影響を被る方々へのキメ細かい対策を続けることが求められていると考えます。次号に向け、もう一週間、結果が出ることを念じながら注視を続けます。

 こんな時に不覚にも、先月27日(火)、議員会館の食堂で昼食後に立ち上がって歩き出そうとしたところ、足がしびれて転倒し、左足の小指の付け根のところで骨折してしまいました。整形外科で患部を固定してもらい、サンダル履きで何とかゆっくり歩けるものの、全治2か月と診断されました。国会閉会中で用務が立て込まない時期とはいえ、地元を含め、関係の皆様にご迷惑をおかけすること、すいません。職場での怪我の事例として、転倒や落下などよく言われるものの、他人事と思ってきた事、反省させられます。また、1日(日)には、高岡市の集団接種会場で1回目のワクチン接種を終えました。会場運営に、医療関係者はもちろん、多くの方々が携わっておられ、現場を目にしてコロナ対策に従事されている皆様への感謝の想いを新たにしました。

 東京では、28日(水)に沖縄振興調査会が開かれ、次期の振興策の立案に向けて、現状を踏まえた8項目にあたる政策提言をまとめました。来年で復帰50周年を迎える沖縄は、数次にわたる振興策により、社会資本の整備や観光・情報産業の成長など成果が出た反面、一人当たり県民所得は十分ではなく、「子どもの貧困」など解決すべき課題も生じています。人材育成を重点に、移動コストの支援や、離島対策なども含め、アジアに近接する「万国津梁」の地理的特性を生かした施策を求める内容で、今週、政調で了承頂いた後、小渕会長から政府に提言する予定です。29日(木)には水産部会にて新年度予算の概算要求の方針について意見交換されました。資源管理への対応、不漁対策など、それぞれの浜の抱える課題に対応し、流通・消費対策や後継者育成にも目を向けた施策が望まれます。今週も、概算要求に向け、情報収集していきます。

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