国政報告(第624号)

 今年のゴールデンウィーク、まずまずの天候で、コロナウイルス対策の行動制限も無く、3年ぶりに開放感があったのではと思います。もっとも、ウクライナではロシア侵略により民間人の被害が増え、北海道の知床遊覧船の遭難者の捜索も続くなど、関係者のご苦労には頭を垂れるばかりです。以下、連休中の活動を振り返ります。

 初日の4月29日(金)は、射水市でフットボールセンター開所式富山市で県立イタイイタイ病資料館10周年記念式典高岡市で伏木赤十字奉仕団総会と行事が続きました。夕刻には党小杉連合支部総会であいさつの後、富山市で党所属県議の皆さんと国会議員との懇談会に出席しました。コロナが落ち着き、久しぶりに顔を合せてのコミュニケーションを図る場となりました。

 30日(土)の夕刻、明日の祭礼の準備を進める高岡御車山の各町内を挨拶して回りました。5月1日(日)は朝方から午後まで、あいにくの雨模様で巡行はやむなく中止されましたが、関係者は山車の組み立てなど準備作業にも意気に感じて取り組んでおられました。恒例の臨時山倉3棟ではそれぞれ絢爛豪華な山車が展示され、来年こそは完全催行を、と念じました。同日夜の南砺市福野の夜高祭りからは天候が回復して全て催行が叶い、良かったです。

 連休後半の5日(木)、砺波市のチューリップフェアを見学し、改築されたチューリップタワーや野外ステージを始め、会場内の細やかな気遣いに感銘を受けました。夕刻、南砺市城端の祭礼に伺い、4年ぶりに艶のある庵唄を聞かせてもらいました。6日(金)は高岡市美術館で「山本二三展」を鑑賞し、人気アニメ作品の背景画の繊細で情感のこもった雲の描写を楽しく拝見しました。

 7日(日)朝、小矢部市北蟹谷地区の皆様のお誘いで、遥か奈良時代に大伴家持卿も越中赴任の際に通った国境の古道を約4キロ散策しました。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも描かれた木曽義仲・巴の倶利伽羅合戦の古戦場も望みながら新緑の古道歩きを満喫しました。午後には第三選挙区女性部総会があり、国政報告とともに夏の参議院選挙のお願いをしました。8日(日)は高岡市の瑞龍寺で裏千家淡交会の利休忌茶会に出席、濃茶席も久しぶりに楽しみました。夕刻は在所の高岡市定塚校下連合自治会総会に出席の後、党南砺市連合支部総会で挨拶、上京しました。

 連休明けの9日(月)、党公共交通議連の視察で宮沢洋一会長、加藤勝信代行、赤澤亮正代理ほか議員10名で宮城県南三陸町、気仙沼市に伺いました。今後の地域公共交通のあり方の議論の参考とすべく、東日本大震災で被災したJR気仙沼線を再整備したBRT(バス・ラピッド・トランジット)システムを見学し、鉄道敷地跡を専用道にしてバスを走らせる取り組みの現状を学びました。永田町を離れての11日間、多様な経験を糧に残る国会会期に臨みます。

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