国政報告(第339号)

 東海地方まで梅雨明けしたとの事ですが、東京は雨で涼しく、夏にはもう一息という所、今週は「金帰火来」で月末にまとめられる経済対策に向けた党政務調査会の作業が主体です。

 先週末の三連休、16日(土)は富山市にて、党四国選出国会議員の皆さんの視察に対応しました。17日(日)は昨年に引き続いて富山新港を舞台に開催された「タモリ・カップ」のパーティ、18日(月)は伏木海上保安部の巡視船「やひこ」の体験航海への参加と、「海の日」らしく過ごしました。タモリ・カップは、タレントのタモリさんが主催するヨット・レースで、前後にはヨット・パレードやバーベキュー・パーティなど来場者も幅広く楽しめる催しがあります。県セーリング協会の四方会長、石井知事、夏野射水市長などの熱い要望に、タモリさんも来年の3度目のレース開催に前向きな発言をされ、イベント会場は大いに盛り上がりました。

 地元の皆さんの受入れ体制もさることながら、帆船海王丸、海竜マリンパーク、国立高専射水キャンパスと、海洋教育、海洋スポーツに関わる施設の充実ぶりは、タモリさんからも高い評価を受けているとの事です。「やひこ」でご一緒した福井伏木海保部長からも、北陸新幹線開業で首都圏からのアクセスが良くなった利点を生かし、子どもたちの体験学習や大学のゼミ合宿を「夏の富山湾」で積極的に受け入れては、とのエールを頂きました。新幹線を活かしてインバウンドのお客様を増やす事が課題の富山県にとって、上手に活かしたい提言だと思いました。

 この間、県議会政務活動費の架空請求問題で矢後県議が辞職するに至り、残念ではありますが、襟を正して受け止めたい心境です。

 19日(火)に上京し、地元6市の新年度要望のうち、重点事項について各省庁の対応方針の説明を順次受けながら、20日(水)には経済対策に盛り込むべき事項の協議のため、総務部会役員会を持ちました。今回の対策についての総理指示は、①一億総活躍、②21世紀型インフラ整備、③熊本地震対応ほか防災対策、の3本柱となっており、総務省からはICTを活用した地域活性化策や消防体制の充実等の施策が示されました。役員会としてこれを了承しつつ、地方経済のテコ入れのため、地域の要望に沿った事業予算の確保を強く求める意見が出され、地方創生推進交付金など、必要な措置を政府に求める事を付して、政務調査会に意見を提出しました。他部会も順次、部会や役員会を開催して意見を取りまとめましたが、私の出席した国土交通部会でも、自治体への補助・交付金事業の充実を求める声が相次ぎました。この後、稲田政務調査会長が党としてまとめた意見を政府に申し入れ、これを受けた経済対策案が26日(火)朝の政調全体会議に示される予定です。

 21日(木)には、2020年小委の役員会を持ち、来週27日(水)から社会保障分野で改革すべき点についての議論を始める事としました。来月上旬の内閣改造に伴う党人事で、小泉事務局長を含め、お互いにどのような役職に変わるかわかりませんが、少しでも若い世代の皆さんの想いをまとめておこうという方針です。同日、地元6市の先頭を切って、射水市から新年度要望を受けました。来週、再来週とこのような形で仕事をしていきます。

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