国政報告(第449号)

 猛暑、台風と激しい夏をもたらしたお天気も最近はすっかり秋らしくなり、東京も銀杏が次第に色づく毎日です。臨時国会も始まり、会館、議事堂、復興庁を行き来しながら仕事を進めています。

 先週末は18日(木)の夜に富山に戻り、19日(金)の朝、富山市で開かれた第26回全国消防操法大会の開会式に出席しました。各県代表の消防団の精鋭が集う本大会は、2年に一度、地方で開催されており、高野県消防協会長(現県議会議長)や県庁が誘致に努められました。私も党政調の総務部会長として、当時は各方面への要望に同行しており、県代表の砺波市消防団庄下分団がポンプ車の部で準優勝した事と併せ、嬉しい日でした。その後、南砺市に向かい、田中市長、武田県議ほか県・市の皆さんと金沢福光連絡道路の現道を実地で見学しました。福光地区から太美山地区・刀利ダムを経由し、金沢市の湯涌温泉近くへ抜ける本路線は、県境前後の幅員が狭く、冬季は通行止めとなる状態です。南砺・金沢両市の関係者が通年の往来を可能にするべく、バイパス等の整備を求めて長く運動を続けておられ、一度現状を確かめようと伺った次第です。刀利ダムから先は石川県・金沢市の関係部局に案内頂き、沿線自治会の皆さんにもお会いしました。まずは円滑な対面交通に資する退避場所の整備から進めるとする富山県の新方針を一歩前進と受け止め、粘り強く取り組んでいきます。夕刻には、県経済同友会例会にて北海道開発庁時代の上司の小磯修二さんが講師で来県され、地方創生をテーマとした講演を拝聴し、歓談の機会を得ました。

 20日(土)は翌日告示の氷見市議会議員選挙に我が党推薦で立候補予定の14陣営を堂故参議院議員、四方・薮田両県議とともに激励しました。21日(日)は高岡市吉久地区の「さまのこアート」の催しに顔出しの後、四方県議の後援会総会に出席、来春の県議選に向け、八嶋浩久氏へのバトンタッチが承認されました。

 22日(月)は早朝から宮城県へ2度目の出張となり、渡辺大臣に随行して名取市閖上地区東松島市野蒜地区女川町中心部石巻市門脇地区新蛇田地区と4市町を訪問、各首長に1年ぶりにお会いしました。いずれも住まいの復興が進展して最終段階を迎えており、新たなまちづくりへの意気込みを伺うことができました。石巻では、災害公営住宅で町内会づくりに取り組む皆さんのお話も聴き、コミュニティ再生支援の取り組みの必要性を確認しました。その後、大臣と別れて仙台に戻り、宮城県市長会の佐藤会長(塩竃市長)、菊地多賀城市長、大友角田市長のご要望を受けました。

 24日(水)に第197国会(臨時会)が召集されました。開会式後の安倍総理の所信表明演説では、「創造と可能性の地」としての東北を創り上げていく決意が述べられました。復興庁の一員として、その実現に努力していきます。

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