11月に入ってから気温がキュッと下がったこともあるのか、今年の樹々の紅葉が鮮やかなように感じます。議員会館前の通りの銀杏も黄色く染まり、葉がはらはらと散る晩秋の装いです。
国会は、7日(金)から始まった高市新内閣に対する衆参予算委員会の質疑が14日(金)まで連日続きました。高市総理には、就任以来、ここまで休む間もない毎日でしたが、来週からしばらくは国会に呼ばれないので、経済対策・補正予算等、政策構築に専念されるものと思います。一方、予算委員会以外の各委員会は、来週、一斉に大臣の所信的挨拶を聴取し、質疑に入ります。私の所属する総務委員会も14日朝に理事懇談会を持って日程を協議しました。
今週の活動は、10日(月)朝の文化立国調査会で事務局長としての司会でスタートしました。経済対策に文化・芸術の柱を立て、コンテンツ産業の育成、文化財の補修、国立劇場建て替えなど文化施設整備を盛り込むべく決議しました。夕刻には米国の関税措置に関する総合対策本部に出席し、自動車産業が集積している地域での下請け企業への影響を注視していく必要を認識しました。
11日(火)朝、北陸四県農政議員懇談会に出席し、地域で関心の高い米政策について各県JA幹部の皆さんと意見交換しました。小売店での米価は高止まりしていますが、出荷・保管段階では在庫が積み上がっており、農水省には、「需要に応じた生産」という方針の下、実際の需給の正確な把握、備蓄の見直しなど、価格高騰の反省に立った対応が求められます。お昼には伝統的建造物群を支援する議連、夕刻には各県町村議長会長との懇談会、地域公共交通議連に出席し、経済対策に入れ込むべき事項を議論しました。
12日(水)、出町高岡市長に同行し、上田英俊国土交通大臣政務官を訪問し、能越自動車道と、高岡環状道路北側区間の事業促進を要望しました。能登半島地震からの復興のためにも能越道の早期全線開通が望まれ、環状道路は高岡北ICから市内へのアクセス改善に向けて、早期のルート決定を期待したいです。
13日(木)朝は北陸経済連合会の金井会長と三県議員との恒例の懇談会に出席し、北陸新幹線の敦賀以西の早期着工など課題を共有しました。私は、地方創生施策として全国各ブロックで取り組まれている官民による広域リージョン連携への期待を述べました。北経連では、北陸三県、中部十県の二つの構想を進めているそうです。
今週は国会見学のお客さんも、高岡市公民館連絡協議会、砺波高校2年生と2組ありました。党活動、要望活動、訪問頂いた方への対応と盛り沢山の5日間でしたが、官邸での仕事から心身の切り替えが進んだように思います。次号では、委員会質疑や経済対策の具体的な内容について報告します。



