連休が明けて、6月23日(日)までが会期の通常国会も佳境を迎えています。本会議で趣旨説明・質疑を行う議案も、7日(火)の地方自治法改正法、9日(木)の児童性暴力防止法にて終了し、各委員会での審議が精力的に進められています。この間、8日(水)には、高岡市内の4中学校の皆さんが修学旅行の一環で国会を訪問・見学してくれました。9日には砺波市建設業協会の皆さんと「2024年問題」や能登半島地震からの復旧・復興の状況について意見交換の機会を持ちました。
一方、政治資金問題は、4月の衆院補欠選挙で野党の議席が3増えたことから、衆院政治倫理審査会での定数が3分の1に達する事となり、8日に不記載が認められた我が党議員44人に対する審査申し立てが提出されました。先行する参院の事例にならって、14日(火)に審査会を開催し、この申し立てを議決する予定です。その後、田中審査会長名の文書で、申し立て対象者に審査会に出席・弁明を行う意思の有無を照会し、20日(月)までに文書での回答を求める事となります。また、政治資金規正法の改正案についても、自公両党で協議が進み、9日に①政治家の責任の強化(監督内容の具体化、罰則の強化、不記載収入の国庫納付)、②外部監査の強化、③政治資金パーティの公開基準(20万円超)の引き下げ、などを内容とする取りまとめで合意し、翌10日(金)の党会合で了承されました。今後、法案の作成を急ぐとともに、野党とも協議を進め、政治改革特別委員会での審議を経て今国会中の成立を目指します。
10日には党文化立国調査会で、新年度施策に向けての提言が議論され、まとまりました。昨年末以来、国立劇場建設、メディア芸術ナショナルセンター構想、クリエイター・アーティスト育成支援、アート市場活性化の4分野でそれぞれ施策が議論され、文化財の保存・活用も含め、例年になく充実した提言に結実しました。今後、党政調審議会での了承を得て、各省庁に申し入れていきます。
週末の地元では、11日(土)に松村謙三先生の精神を学ぶ会と第三選挙区支部の共催で、衆院議院運営委員長をお務めの山口俊一先生をお招きして時局講演会を開きました。史上最年少の県議会議員初当選以来、県議4期、衆院議員11期と50年近い政治経験を背景に、今日の政治資金不記載問題に端を発した政治不信、我が党への厳しい批判にどう対処すべきか、貴重な示唆を頂きました。違法行為の再発防止はもとより、地域の声に耳を傾け、足元の政策課題に丁寧に向き合い、解決に汗をかく地道な活動の積み重ねが大切だと、改めて肝に銘じました。同日夜には射水市の党大門支部、12日(日)には、南砺市の党平支部、利賀支部の総会にそれぞれ出席し、この趣旨を踏まえて挨拶や国政報告をしました。今週も、国会運営に、政策立案に、持ち場で努めていきます。