国政報告

国政報告(第514号)

 開催が危ぶまれた冬季国体は、関係者の尽力により16日(日)に無事開会式が挙行され、スキー競技の成年Cで県勢の水口雄太選手が優勝と、明るいニュースに湧いています。一方、新型コロナウィルスは国内での感染が広がり始め、政府も一段と対策を強化しており、お互いに予防に留意する必要があります。

 先週は、13日(木)午後の衆院本会議で地方税改正法案の趣旨説明・質疑があり、14日(金)は予算委員会の地方公聴会と、予算審議も佳境に入ってきました。夕刻、富山に戻り、射水商工会の事務所移転披露を兼ねた新年会に顔を出しました。15日(土)は氷見市で県商工会議所青年部連合会の懇親会射水市で山﨑市議の後援会に出席、16日(日)は北日本新聞かたかご茶会の150回記念茶会淡交会高岡支部総会と、茶道関係の行事が三週にわたって続きました。ちょうど、NHKのEテレで裏千家茶道の講座が放送されていて、番組も視聴しながらこの機会に濃茶・薄茶の頂き方をしっかり会得しようと心掛けましたが。。。まだまだです。

 17日(月)に上京し、政務調査会の各会合に出席、政策面でのブラッシュアップに努めています。18日(火)の「財政構造のあり方検討小委員会」では、歳出の太宗項目である社会保障費の中で、医療費の制御に関係の深い「地域医療構想」について議論されました。平成30年度から国民健康保険の保険者が市町村から都道府県に変わったことをきっかけに、政府は、都道府県の「保険者機能」を強化し、医療費の効果的執行に向けて、地域内での医療サービスの提供体制について、人口構造を反映させる形で見直すよう働きかけようとしています。今後は、病院の機能別病床数をどうするか、また、市町村ごとに異なる保険料の統一など取り組み課題が幾つもあります。また、後期高齢者医療保険制度や介護保険制度の運営者も都道府県にお願いするのか、という論点もあり、成果の挙がる方向へと政府を後押ししていきたいと思います。

 18日正午には、「東日本大震災復興加速化本部総会」で司会を担当し、復興庁の設置期限を10年延ばす政府提出法案を了承しました。副大臣時の懸案が近々国会提出される見込みです。午後には、「北陸新幹線整備プロジェクトチーム」会合に出席し、国交省鉄道局からは敦賀までの工事が令和5年春の開業に向けて順調に進捗しており、敦賀・新大阪間の環境影響評価手続きも粛々進んでいる旨、報告を受けました。工事費増嵩に対応する財源の手当てに、毎年度の予算編成に併せて努力するとともに、新大阪までの整備に向けた新たな財源確保についても、「論点整理」に基づき頑張っていく事となりました。19日(水)は8か月ぶりに「2020年以降の経済社会構想会議」を開催、小泉大臣以下、近況報告で盛り上がりました。引き続き、永田町の持ち場で、物事を進めていきます。

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国政報告(第513号)

 先週末は建国記念日(11日(火))を含めて富山に5日間滞在しましたが、山間部に雪が積もり、平野部でも時折降る状態で、珍しくも「めぐみの雪」に思えました。明けて12日(水)は首里城再建の関連で、党から沖縄・那覇へ一日出張し、気温は24度と、一転して常春を体感してきました。帯状疱疹は薬を服用して9日間がたち、症状も峠を越えました。気を付けていきます。

 通常国会は、衆院予算委員会を中心に審議が進んでおり、6日(木)午後には本会議で国税改正法案の趣旨説明・質疑がありました。中国に端を発した新型肺炎の感染拡大の問題は、中国・武漢から帰国された方々や、横浜港に停泊中のクルーズ船で待機を余儀なくされている方々への対応など、難しい判断を求められる局面が続いています。併せて、海路・空路による人々の往来が細り、観光関連産業の落ち込みが懸念されます。ひいてはグローバルなサプライ・チェーンを背景に、物流や生産活動の速度が落ちれば、経済全般に顕著な打撃を与えかねません。党本部でも政務調査会において、中小企業の当座の資金繰り対策を始め、現状の的確な把握と必要な対策の議論を進めていく事としていますが、予算委員会でも主要なテーマになるものと思います。14日(金)には、福島県、熊本県での地方公聴会が予定されており、審議も佳境を迎えます。

 富山での活動については、7日(金)夜に高岡市伏木地区の女性の会「鈴」で挨拶の後、8日(土)は富山県呉西郵便局長会総会地元定塚地区の射水神社への参拝党小矢部支部新年会と顔出ししました。9日(日)は裏千家淡交会高岡支部の初茶会で気持ちを新たにし、夕刻は数年ぶりに高岡市西広谷地区に伺い、国政報告の機会を頂きました。自慢の勝木原(のでわら)のイノシシ鍋もふるまって頂き、高齢化が進む中でも、故郷を愛し、まさに「一人一役」で皆が役割分担して地域を盛り上げておられる熱い想いに感銘を受けました。我が国の地方創生がこのような中山間地域に行き渡り、様々な環境で育まれた多様な人材が明日の日本を背負って欲しい、そんな理想像を心に描きました。10日(月)は高岡事務所で来客応対の後、金森一郎高岡市議会議長就任祝賀会、11日は、28回目の「金沢・南砺ゆかりの集い」に初参加の後、党井波支部総会吉岡隆一郎氏黄綬褒章祝賀会党砺波支部立春の集いと続きました。

 沖縄・那覇では、小渕優子沖縄振興調査会長、宮腰光寛首里城委員会座長ほか皆さんで、地元で首里城修復の検討に携わっておられる高良倉吉琉大名誉教授、田名真之県立博物館長、また、まちづくりの観点から、いのうえ ちず首里まちづくり研究会副理事長からお話を伺いました。前回の修復で蓄積された技術を生かし、文化財保護・防災の観点や今後の首里地域の在り方も含め、年度末に国・県が定める予定の工程表に反映されるよう、党も努めていきます。

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国政報告(第512号)

 ようやく寒波到来で、今週末にかけて富山も平野部で雪が積もりそうな気配です。関係者がご苦労されているスキー国体も、開催できるのではと期待しています。一方、私は元旦に一年早く還暦の宮参りを小学校の同級生の皆さんと高岡市の守山神社で済ませたから、という訳でもありませんが、年齢を意識する身体の変化を感じさせられています。昨年後半は右足裏の足底腱膜炎に悩まされ、靴を変えて良くなったところで、五十肩ならぬ帯状疱疹に見舞われています。今まで以上に「健康」を意識しなければ、と自戒しています。

 先週の30日(木)朝、党選挙制度調査会が開催されました。全国町村議長会の松尾会長、全国町村会の荒木会長に出席頂き、町村議員選挙に供託金制度を導入した上で、町村長・町村議会議員選挙で自動車、ポスター、ビラを公営の対象にするようとの提案を頂きました。市と町村とのバランスや、議員の成り手確保の観点からも、理解できる案であり、調査会としても実現に取り組むこととして逢沢一郎会長に対応を一任頂きました。同日、参議院で補正予算が可決・成立し、利賀ダムや富山新港の岸壁整備など、予算の手当てが発表されました。この間、県内各市から年度末に配分される特別地方交付税についての要望を受けていますが、今年度は重大災害に配当した額を補正予算で950億円追加加算しているので、除雪経費が少ないことは別として、応分の配分があるものと想定しています。

 週末は、2日(日)の淡交会高岡青年部総会に出席するなど、地元の会合、打ち合わせで過ごし、3日(月)に上京して衆院予算委員会の審議を注視しつつ党務をこなしています。中国に端を発した新型肺炎の感染拡大への対応は喫緊の課題となっており、政府も帰国希望者のためのチャーター機の運航や、国内での検査体制の強化など逐次対策をとっています。国民の安全・安心の確保はもとより、今後は訪日観光客の減少や、中国の生産活動の停滞など、経済面への影響にも注意していく必要があります。

 4日(火)には久しぶりに党財政再建推進本部会合が開催され、私は事務局長代理に復帰しました。引き続き、2025年度のプライマリー・バランス(PB)黒字化の目標を党の立場で応援していきます。今回の会議では、「改革工程表2019」と1月に出た「中長期の経済財政に関する試算」が議題となりました。個々の取り組みには着実な前進が見られますが、補正予算編成や、新年度予算の「臨時・特別の措置」により、国・地方のPB対GDP比は、18年度の-1.9%から、19・20年度の-2.7%へと悪化する見込みとなっています。それでも、決算で確定した18年度の数値は過去最良の水準であり、19年度以降も、決算時での改善を期待しています。併せて、「臨時・特別の措置」を外した数値での評価も必要です。この分野でも息長く頑張っていきます。

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国政報告(第511号)

 大寒の時季にもかかわらず、富山では全く雪が降らないまま、一月が過ぎてしまいそうな気配です。国会では今週から令和元年度補正予算案の審議が始まり、衆院では予算委員会で2日間審議した上、昨28日(火)夕刻の本会議で可決、参議院に送付されました。予定通り進めば30日(木)に成立し、来週からは新年度予算案の審議に入る見込みです。野党側の論点は「桜を見る会」に集中しており、内閣としても反省すべき点は真摯に対応する必要があります。さらに、中国で発生した新型肺炎対策や、イラン情勢、米中貿易摩擦など内政・外交・経済の動向を見据えた議論が期待されます。

 先週の23日(木)は金沢福光連絡道路整備促進期成同盟会の中央要望にて、馳代議士、田中南砺市長、山野金沢市長とご一緒に国土交通省の佐々木政務官ほか皆さんを訪問しました。偶々、新年度予算案で、「都府県境道路整備補助制度」が創設され、県境を跨ぐ構造物(橋梁、トンネルなど)の整備を伴う道路の整備について、計画的かつ集中的に支援することとされました。新年度の県予算で、冬季間の通行を可能にする方策について検討を進めることとされたこともあり、この補助制度が事業推進のツールになるかも、と訴えました。綿貫先生からも激励を賜り、思い新たに努力して行きます。

 週末の24日(金)は高岡で久しぶりに高岡市管工事業協同組合の新年会に出席しました。25日(土)は西日本鉄道OB会新年会、公明党躍進の集い、野上浩太郎参議院議員の集い高岡市二上地区各種団体新年会、26日(日)は地元の町内会の新年会や高岡市野村地区自治振興会総代会と各種会合に出席しました。

 27日(月)に上京し、新年度の予算、法案等のレクを受けたり、党本部の会議に出席したりの毎日です。総務省関係では、地方財政も、法人税の偏在性是正で東京都から地方圏に4千億円が振り替わるなど、配慮された内容となっています。赤字地方債として発行抑制が求められてきた臨時財政対策債も、ようやく残高の減少が実現の運びとなりました。通信面では、「ローカル5G」として、短時間に高速大量通信が可能となる通信ネットワークを、スマート農業、学校教育、防災、観光など地域づくりに役立てるべく、地域の発意によるプロジェクトが募集されています。地方創生予算の活用など、地元県・市の要望の実現を橋渡しできるよう努めます。

 本29日(水)、JR西日本、富山県、高岡・氷見・砺波・南砺4市の連名にて、「城端線・氷見線の未来に向けた検討着手について」という発表がありました。高岡駅での直通化も含め、「将来のまちづくりに資する線区のLRT化など新しい交通体系の検討を進めていく」とのJRからの提案を県・4市が受け止めたもので、新たな地域の夢として応援する気持ちで検討作業を見守り、国の制度の活用など、力を尽くしていきます。

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国政報告(第510号)

 大寒を迎えて未だ富山県の平野部には雪が降りません。除雪の必要はないものの、スキー場は営業できず、2月に予定される冬季国体の開催が心配される状況です。雪害は自然災害ですが、降るべき時に雪が降らないというのも、一種の天災であり、地球温暖化の影響が及んできたのか、と考えさせられます。

 20日(月)に第201国会が開会し、初日は天皇陛下をお迎えしての開会式と、安倍総理ほか4大臣の施政方針等の演説がありました。両院の議長・副議長・委員長はモーニング姿で国会正玄関ホールにて陛下のお出迎え・お見送りをする習わしで、前国会に続いての経験です。その後、衆院側の参列者で集合写真を撮りました。安倍内閣が再スタートして7年が経過し、演説は、この間の内政・外交の実績を踏まえ、夏の東京オリンピック・パラリンピックの成功を期して手堅いものとなった印象です。内閣からの提出法案も52本に留める見込みです。このうち、私の所管する文部科学委員会では、美術館・博物館を観光資源として生かす法案と、漫画等の著作権を守るため、ネット上の違法な漫画等の画像のダウンロードを禁じる著作権法改正法案が予定されています。特に、ダウンロードを禁じる画像の範囲をいかに絞り込むかが、前通常国会からの宿題であり、十分に議論を尽くして法案を作成する必要があります。

 22日(水)からは、各党の代表質問が衆参それぞれ2日ずつ行われた後、予算委員会で補正予算案が審議される予定であり、来月にかけて国政全般にわたる政策の議論が進みます。

 先週に戻って、16日(木)は午後から富山に日帰りして、射水商工会議所の新春懇談会に顔出ししました。17日(金)は党の文化立国調査会の新年初会合で文化庁予算案の報告を受けたほか、農林水産省と内閣府の担当者から沖縄で発生した豚コレラへの対応状況の説明を受けました。夕刻、富山に戻り、18日(土)は党砺波市連女性部の新春の集いに出席しました。

 今週の東京には、射水・南砺・高岡の各市議会の我が党会派の皆さんが相次いで上京され、各省庁担当者を講師に、各分野の政策勉強会が持たれました。南砺市自民クラブの皆さんは、党本部で世耕参議院幹事長の地域経済に関する講話を持ち、私も野上・堂故両参議院議員と一緒に聴講しました。5Gやソサイエティ5.0と呼ばれる、高速大量通信技術を活用し、自動運転、遠隔授業、遠隔医療、スマート農業など地方の新たな姿を作り出せる可能性を僅か30分の間に分かりやすく語って頂き、感銘を受けました。県内の各市町村長にも立ち寄り頂き、この時期恒例の特別地方交付税のご要望を受けました。21日(火)には宮腰県連会長始め6名の県選出国会議員が集まり、今秋の知事選に向けて推薦者決定に係る意見交換を行い、今後も断続的に協議することとなりました。

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国政報告(第509号)

 先週は9日(木)の午後に東京を新幹線で出て、夕刻に南砺市議会自民クラブの新年会に出席しました。昨年は復興庁の仕事で顔を出せなかったのですが、今年は最後までよもやま話ができました。昨年は国の事業では、東海北陸道の全線四車線化と城端サービスエリアのスマートインター化が認められ、利賀ダムの新年度予算も伸びるなど、明るい報告ができ、田中市長の進めるまちづくりにも大いに寄与するものと思います。

 10日(金)は午前中に金沢へ新年挨拶に出向きました。JR西日本金沢支社では、台風19号による千曲川氾濫で長野車両基地が被災した後、早期に復旧が進み、年末には新高岡駅停車の臨時かがやきも復活頂いたこと、前田支社長に御礼申し上げました。午後は、南砺市の井波彫刻組合の新年会の後、高岡市歯科医師会野村地区伏木地区の連合自治会の新年会と顔出ししました。

 11日(土)からの週末三連休は、恒例の県連女性部新年会、高岡市出初式後の地元定塚分団の直会、12日(日)は高岡市の地元高陵中学校区の成人式吉久地区自治会高岡地区柔道整復師会の新年会、13日(月・祝)は地域女性ネット高岡高岡市鍼灸マッサージ師会理容組合高岡支部となみ青年会議所の新年会など、出席が叶いました。近年、内閣の仕事やインフルエンザへの罹患などで失礼していた事もあり、久しぶりに地元活動に励む連休でした。

 14日(火)の午前に高岡市民病院で年一回の健康診断(半日ドック)を受診の後、県庁に向かいました。金沢福光連絡道路整備促進期成同盟会の会長として、馳浩(会長代行)、堂故茂(顧問)両議員、山野金沢市長、田中南砺市長ほか関係の県市議の皆さんとともに、石井知事に整備促進を要望しました。知事からは、危険箇所での退避スペース確保の取り組みに加え、冬期間通行止めの解消に向けた整備手法等を中長期的に検討する調査費を新年度予算に計上したいとの前向きの答えを頂けました。今回の要望は、馳先生の発案による現地見学も踏まえ、強力に訴えることができ、一定の成果があったものと感じています。

 一方、秋の県知事選に向けて、出馬表明している新田八朗氏への県連宮腰会長・五十嵐幹事長のヒアリングが13日に行われたとの報道を受け、14日には石井知事も県連推薦が得られれば出馬したいとの意向を表明され、調整作業が本格化する気配です。県連の一員として、県内各界各層の意見も踏まえ、理解納得頂けるような候補者選考を心掛けていきます。

 14日夜に上京し、15日(水)は文部科学省富山県人会に初出席したほか、新年度予算、法律案についての各省庁レクを受けるなど、来週からの通常国会に備えています。冬季国体を2月に控え、県内に適度に雪が降るよう祈りながら、報告とします。

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国政報告(第508号)

 令和2年に入って初めての国政報告です。富山での雪の無い穏やかなお正月は、まさに「初春の令月にして、気淑く風和らぎ」の一節がぴったりで、そのように高岡市伏木地区の賀詞交換会で挨拶しました。前号の後は、地元6市の各団体へのあいさつ回りなどで年末を迎えましたが、年の瀬のゴーン被告のレバノンへの逃亡には驚かされました。関西空港からプライベートジェットを使い、荷物に紛れての違法な出国との報道ですが、出入国管理体制の見直しなど再発防止が強く求められます。

 年明けは、1日(水)の賀詞交換会の後、実質的な仕事始めが6日(月)となり、党県連の初顔合わせでは、令和の一節と併せ、地方創生への思いを述べて決意としました。国の地方創生政策は、昨年末にこれまでの第1期の5年間を総括し、第2期のビジョンが示されました。出生率が希望出生率に届かず、東京圏への若者の流入も依然として高水準となっており、それぞれに一段と対策の強化が打ち出されています。このうち、人口移動については文化庁のような国の機関の地方移転を真剣に進めるべきと考えています。「隗より始めよ」の姿勢無くして、民間企業の本社機能の移転を促すことはできないと思います。一方、出生率については、比較的子育てのしやすい環境と思われる富山県でも1.5程度を上下していて、希望出生率とされる1.9に届いていません。ちなみに福井県は1.65前後で、富山県との差は依然として開いたままです。国の地方創生は、国全体の人口減対策としての裏打ちがなされており、出生率の低い東京圏から高い地方圏への若者の移動を促すために、「まち・ひと・しごと創生」を進めることとされています。最近、一部シンクタンクにおいて、地方圏の出生率が上昇しないなら、東京圏で子育て環境を整える方が政策として望ましいのでは、との論調も出ており、地方圏の少子化対策の結果を出す必要があると感じています。第2子以降を希望通り安心して産み育てられる環境づくりに必要な施策を考え、実行していく事は自らの課題でもあります。

 7日(火)の夕刻、県宅地建物取引業協会高岡支部の新年会に出席し、空き家対策を含め、地域活性化に助力頂いている御礼を述べた後、上京し、8日(水)から東京・永田町の議員会館での仕事を再開しました。中東では、米国によるイランのソレイマニ司令官殺害へのイラン側の報復攻撃があり、今後の展開を注視しなければならない状況です。また、かんぽ生命の不適切な保険販売について、年末に総務省・金融庁から日本郵政グループに改善命令が出されており、早期に着実な対応が求められます。これらを含め、20日(月)召集予定とされる通常国会で、補正予算・本予算の審議とともに論戦が始まります。私も、持ち場の文部科学委員会の実りある運営に努めていきます。

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国政報告(第507号)

 今年最後の報告となりました。復興副大臣として8か月余り、宮城県を中心に、東日本大震災の被災地に通い、秋の臨時国会からは文部科学委員長として委員会運営に努力しました。この間、万葉集ゆかりの「令和」と元号が改まる御代替わりにて、宮中の諸行事に参列する機会を頂けたのも、皆様に支援頂いた賜物と感謝申し上げます。秋には相次ぐ台風の襲来により、千葉県で大規模停電が発生したほか、千曲川や阿武隈川の決壊で長野県、福島県、宮城県などで大きな被害に見舞われました。改めて被災された皆様にお見舞い申し上げます。沖縄では、那覇市の首里城が火災で焼失し、党沖縄振興調査会事務局長として小渕会長、宮腰座長の下で適切な政府の対応を求めました。同期の小泉環境大臣の結婚と初入閣もうれしいサプライズでした。様々な思い出とともに年を越そうとしています。

 先週末の20日(金)には新年度予算案が閣議決定されました。地方財政については、例年通り一般財源総額が確保され、赤字債である臨時財政対策債も残高が減る所まで発行額が抑制されました。文部科学関係では、教員の働き方改革を進めるため、教員の加配や部活動支援員、スクール・サポート・スタッフの増員などが認められました。地域では利賀ダムの建設予算が33億円台に伸び、先の補正予算による東海北陸自動車道の四車線化の促進とともに社会資本の整備が進みました。一方、財政再建の視点からは、消費税率が引き上げられたものの税収が伸び悩み、社会保障費は人口の高齢化による自然増を目標内に抑制したものの、全体として赤字国債の発行額は1千億円の減額に留まりました。2025年度にプライマリー・バランスを黒字化しようとする目標の達成には、今後さらに厳しい改革が必要になるものと思います。

 週末の21日(土)は選挙区内の各支部を挨拶に回り、22日(日)は南砺市の片岸市議の市政報告会に出席しました。週明けの23日(月)に再度上京し、予算関係の資料を整理したり、各省庁のレクを受けたりして24日(火)夕刻には富山に戻り、しばらくは故郷での毎日です。

 この間、日本郵政グループへの情報漏洩で鈴木総務事務次官が辞職し、IR関連の収賄容疑で秋元司衆議院議員が逮捕されました。総務省の事案は、かんぽ生命の不適切な保険販売について報告徴求がなされている状況下でOBに倫理監督官を兼ねる現役事務方トップが処分の検討状況を漏らしたものです。公務員倫理を巡る問題が続発する中、私にもかかわりの深い総務省での事件に落胆し、再発防止を強く願います。平成24年冬の政権復帰から8年目を迎え、「日本を取り戻す」という公約と初心を改めて想起し、来る令和2年を実りあるものとするよう、気を引き締めて新年を迎えます。来春は松の内明けからの報告とさせて頂きます。

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国政報告(第506号)

 今年もあと10日余りとなり、年末に向けて気ぜわしい時節を迎えました。17日(火)の萩生田文部科学大臣から大学入試共通テストへの記述式試験の導入を見送るとの発表を受けて、18日(水)に文部科学委員会の理事懇談会が開かれました。文科省からの説明を聴いた上で、野党側から委員会開催を求められましたが、与党側からはこの間の文科省における検討の経緯など材料が整ってからが望ましいとの事で、筆頭理事の間の協議に委ねられました。委員会とすれば、13時間半に及ぶ質疑で問題点を指摘し、これを受けて行政側で検討された結果であり、一定の役割を果たせた認識です。

 先週末の13日(金)には補正予算が閣議決定されました。台風19号など自然災害の復旧事業と国土強靭化対策、経済の下振れリスクへの対応、Society5.0など未来社会への投資の3本柱で2兆3086億円の増額となりました。「GIGAスクール構想」として小中学校に一人一台のタブレットを配置し、情報化社会に対応した人材育成が進められます。また、財政投融資を活用して、東海北陸自動車道など高速道路の四車線化も加速され、おおむね10~15年後には整備が完了する計画で進められます。一方、税収の見込みは当初予算から2兆3千億円落ち込み、この分を赤字国債で補います。さらに公共事業についても建設国債を発行するため、合計4兆4千億円の国債増発となります。プライマリー・バランスの悪化は避けられず、財政再建面からのチェックは必要だと思います。党の会議も年明けには開催されることを望んでいます。

 14日(土)は富山に日帰りとなり、党県連の常任顧問会議に出席しました。来年秋の知事選に向けた候補者推薦の進め方が話し合われ、報道の通り、年明けにも現職と出馬表明した新人の意向を確認して手続きに入っていく事になりました。15日(日)は東京で新国立競技場の竣工式に委員長として出席しました。富山にも馴染みの隈研吾さんの設計で、47都道府県の木材を使い、客席も白・緑・茶にまだらに色付けするなど自然のいぶきを感じさせる素晴らしい仕上がりでした。ドームから見える冬空の青が印象的でした。夕刻は富山に戻って、小矢部市で山田俊男・筱岡貞郎両議員の国政・県政報告会に顔出しの後、党南砺市連党員交流会で国政報告の機会を頂きました。

 週明けの16日(月)に上京してからは、新年度予算の編成状況について、レクを受けたり、党本部での会議に出たりしています。高岡商工会議所の塩谷新会頭ほか議員の皆さんが上京され、会館の委員長室にて激励を受けました。本予算では、北陸新幹線の建設や、東日本大震災からの復興や沖縄の振興など私自身が関わってきた分野、また、教育・科学技術・文化・スポーツなど文科委員会の所管事項など仕上がりが気になるところ、次号で報告します。

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国政報告(第505号)

 12月中旬に入ったところで急に日本列島が暖気に覆われ、先週末に初雪を見た富山も根雪になるのはまだ先のようです。東京では、銀杏の葉がさらさらと散っていく毎日です。

 週明けの9日(月)に臨時国会も会期末を迎え、野党側からは「桜を見る会」に係る疑問点が残っているとして40日間の会期延長動議が出されました。与野党国対間の協議で、内閣委員会の理事会で扱うことで折り合い、動議は本会議にかからず、夕刻までに衆参とも最後の本会議を終えました。内閣不信任案の提出も取り沙汰されましたが不発に終わりました。野党側では、立憲民主党と国民民主党の合流が話し合われる一方、今の時点での解散には準備不足の実情で、統一会派は作られたものの、未だ2年前の民進党の分裂の後遺症を引きずっています。国会での質疑も、週刊誌等の報道に基づくものが多く、じっくりと論点を深め、自らの調査・検討に立脚した深みのある内容が増えることが望まれます。文部科学委員会では、教師の働き方の改善の方途や、大学入試共通テストの在り方など、文科省の施策に様々な投げかけのできる質疑がなされ、国会のチェック機能をいささかでも果たせたのでは、と感じています。

 先週末は6日(金)に富山に戻り、7日(土)の朝は砺波市で国道359号バイパスの開通式典に出席しました。20年余りをかけて庄川の架橋、河岸段丘を昇る高架橋など建設が進められ、県の東西をがっちりと結び付ける幹線道路の完成を見たことは喜ばしいですし、綿貫先生始め先人や地域住民の皆さんのご尽力の賜物です。その後、高岡市で二代目扇寿々蘭先生の襲名披露宴にて祝辞を述べ、夕刻は南砺市井波にて慶政会(6市で支援頂いている市議会議員の集まり)の研修会・懇親会に出席しました。最近の党の憲法改正に向けた取り組み、改正案の4項目についての考え方、衆議院憲法審査会の現状など私から報告しました。自衛隊の位置づけ、緊急事態への対処、教育の充実と並んで、参議院地方区の県境を越えた合区解消も改正案に含まれており、地方部にとってはこの点が大切だし、人口減少の流れの中で対応が急がれる旨、強調しました。8日(日)の朝は、新幹線で上越妙高へ向かい、高鳥修一党筆頭副幹事長・衆議院議員の父君、故修衆議院議員を偲ぶ会に参列しました。

 今週は、国会閉会の後、新年度税制改正案の取りまとめ、元年度補正予算の編成が進み、来週には新年度予算案が編成される見込みです。地方法人税における電力会社への収入金課税は一部見直されることとなり、ゴルフ場利用税については、オリンピック出場選手などの練習に係る課税が無くなりましたが、地方の税収にはあまり影響が出ない形に整理されました。次いで、補正予算・当初予算では、国土強靭化や小学校児童にタブレットを一人一台整備するなど、新機軸も打ち出されており、次号で報告します。

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