国政報告(第321号)

 先週末の12日(土)、故高平公嗣県議の通夜に参列しました。「ありし日のお姿」として、元気に活躍されていたスナップが映写されましたが、今また現世でお会いできそうな錯覚を感じ、寂しさがつのりました。改めてご冥福をお祈り申し上げます。

 13日(日)の党大会、富山県連の国会議員は、宮腰県連会長ほか皆さんが富山で葬儀に参列されたため、田畑議員と私で出席し、優秀党員などで表彰された皆さんに祝意を伝えました。大会では参議院議員選挙の勝利を目指し、候補予定者の皆さんと「ガンバロー」を三唱して気勢を挙げました。とりわけ安倍総裁の演説では、3年3カ月の政権運営による実績の上に、「日本を取り戻す」という私たちの初心としての公約を実現するべく、経済成長、地方創生、1億総活躍、地球儀を俯瞰する外交など、到達するべき目標、解決するべき課題に引き続き全力で取り組んで行く姿勢を強調されました。

 14日(月)に富山で後援会の皆さんとの会合があったので、結局東京と富山を2往復、金曜から月曜まで毎日北陸新幹線のお世話になりました。その新幹線も13日で開業2年目に入り、地域に与えたこの1年間の大きな効果を実感しています。金沢以西の早期開業、敦賀以西の小浜・京都・新大阪への早期延伸を望みつつ、この高速交通体系を活かした地域づくりという新たな選挙区の課題に国政の立場でしっかり取り組んで行きたいと思っています。

 通常国会は会期の折り返し点を迎え、参議院で新年度予算案の審議が大詰めとなる一方、衆議院でも各委員会がスタートし、法案も今週は本会議で5本を可決し、参議院に送付しました。私の所属する総務委員会も、15日(火)に放送全般についての質疑をした上、NHK予算案に審議入りし、17日(木)に2時間の質疑がありました。18日(金)には東日本大震災復興特別委員会で、発災5周年を踏まえて最近の状況について質疑が行われます。いずれも与党の質疑時間は短く、党としての2期生以下の質問経験を増やす方針のため、今国会では私の出番はまだ無い現状です。その分、委員会の円滑な運営のために、役所やNHKと打ち合わせたり、附帯決議の与野党調整をこなしたりしています。

 このため、表面に出てくる活動は、党政務調査会の会議となります。15日は国土交通部会・北海道振興特委で、事務局長として第8期北海道総合開発計画案の承認を取り、16日(水)は郵政問題特命委・総務部会・財務金融部会で、部会長としてゆうちょ銀行、かんぽ生命の限度額引き上げの政令案の承認を取りました。4月1日から貯金の預入限度額は1千万円から1千3百万円に引き上げられ、保険は4年経過後の積み増し限度額が3百万円から1千万円に引き上げられます。

 また、16日には文化GDPのPTの初会合があり、堂故政務官にも出席頂きました。文化庁の取り組みの説明を受けた後、英国人で日本の文化財修理会社の経営に携わっておられるデイビッド・アトキンソンさんから、文化財を活用して地域経済を元気にする具体的な取り組みや提言を講話頂き、大いに啓発されたところです。

 2020年財政構想小委も、4月中旬の次世代へのメッセージ取りまとめに向け、同日、メンバーの全体討議を1時間半行いました。桜の季節に向け、自分の進める仕事も花開くよう取り組んで行きます。

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