国政報告

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国政報告(第439号)

 7日(火)から11日(土)までの5日間、「松村謙三先生の精神を学ぶ会」の有志の県市議総勢12名で中国を訪問しました。上海・北京・紹興と巡り、富山空港に戻って早速本号を綴っています。日中平和友好条約締結40周年の節目に、松村先生の足跡を偲び、現下の中国の急速な発展を痛感したこの訪問について報告します。

 これに先立ち、4日(土)は高岡市伏木で修復事業が続いている勝興寺の本坊部分の一般公開セレモニー5日(日)は射水市海老江にて第3回富山湾ふれあいビーチフェスティバル開会式に参列しました。その後、元城端町長岩田忠正氏の叙勲祝賀会となみ衛星通信テレビの創立30周年記念式典に出席し、6日(月)は日帰りで上京し、各省庁との打ち合わせをこなしました。

 7日に富山空港から上海航空の旅客機で上海に向かい、僅か2時間余りの飛行時間で到着しました。私自身、訪中は13年ぶり3度目で、これまで訪れたのは大連、錦州のみであり、中国第一の都市が思いの外近い距離にあることを実感しました。空港と市内を結ぶリニアモーターカーにも往復体験乗車し、空路北京に入りました。

 8日(火)朝は、今回の主目的である劉徳有元中国文化部副部長、孫暁燕故孫平化中日友好協会令嬢との面会のため、宋慶齢基金会を訪ねました。訪問のアレンジは松村先生のお孫さんの濱本なほ子さんにお世話になり、同行頂きました。劉氏は、松村先生の第1~3次訪中の際に故周恩来総理との会談の通訳を務めるなど、当時のいきさつを詳しく知る方です。87歳という年齢を感じさせず、エピソードも交え、1時間半にわたりお話しを伺うことができました。1959年という東西冷戦中で両国に国交が開かれていない困難な状況下で、松村先生が敢えて訪中され、周総理との間で立場を異にしつつも、汽車の「車中会談」を通じて人と人の信頼関係を築いたことで、両国関係の土台が作られたことがわかりました。1962年の第2次訪中・会談で、両者は貿易促進で一致し、LT貿易と呼ばれる長期的な経済交流が開始されました。1964年の第3次訪中・会談で、両国はそれぞれ東京と北京に連絡事務所を開設し、新聞記者を交換するに至り、日中関係は、「半官半民」の段階へ進みました。国交回復は松村先生の没後となりましたが、劉氏からは、「周総理の外交力と、松村先生の心血の結果」との評価を頂きました。次いで、孫女史からは、当時の貴重な写真や書などを披露頂き、訪問団一同、松村先生の粘り強い努力に感銘を新たにしました。

 北京では、郭沫若中日友好協会初代名誉会長の記念館(故居)と中日友好協会も訪問し、40周年を契機に、両国関係の発展へ向けて、議員の立場でも努力する決意を新たにしました。夕刻は、横井日本大使と懇談する機会を得、年率6%超の経済成長率を背景に、日進月歩で社会・経済が変化する中国の現状を伺いました。

 9日(木)は中国政府文化旅遊部にて富山県の観光PRに努め、飛行機で杭州に降り、周総理の原籍地で南砺市(旧福光町)と友好姉妹都市の紹興市で譚人民代表大会常務委員会主任(市議会議長)を表敬・懇談しました。周総理や文学者魯迅の故居も訪ねましたが、経済発展の波は、大都市のみならず地方都市にも確実に押し寄せていると体感しました。10日(金)は急速に建設が進む新幹線で再び上海に入り、高さ400mを超えるオフィスビルが林立する中心部で、欧米諸国の旧租借地に残る建物がライトアップされた姿を目に焼き付け、11日に空路富山に無事戻りました。来週はお盆休みを頂くこととし、次号は衆議院予算委員会の東南アジア視察について報告する予定です。

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国政報告(第438号)

 台風12号が本州から九州へとかつてない経路を辿って中国に抜け、心配された水害は大事に至らなかったものの、富山も東京も酷暑が続き、「干天の慈雨」が待たれます。国政も、国会閉会後は党総裁選に関心が集中し、注目すべき動きとすれば、日本銀行が7月31日(火)に金融緩和策を修正したことでしょう。長期金利を-0.2~+0.2%の幅で誘導し、市中金融機関の日銀当座預金のうち、マイナス金利を適用する金額を減額する事など、業績が悪化する金融機関にも配慮した内容となっています。「異次元の金融緩和」がスタートして5年半、政策の出口をどう構築するか、好調な国内経済の先行きに影響するだけに、注視していきたいと思います。

 前号の後、7月27日(金)の朝は、NHKに木曽義仲・巴の大河ドラマ化の要望に、地元福光の得能さん達と伺い、党本部に戻って、県連政治学校の受講生の皆さんの研修に同席して小泉議員の講話を聴きました。「平成のうちにしておくべきこと」と題し、自身が携わった農政改革、人生100年時代の提言から国会改革まで、熱の籠った話でした。富山に戻り、28日(土)は、堂故・山田両参院議員、四方・筱岡両県議とともに、党の公認・推薦を得て小矢部市議選に立候補を予定する方々を激励して回りました。29日(日)に故中沖知事を偲ぶ会に参列、30日(月)にいったん上京、31日は日帰りで利賀ダム建設期成同盟会の総会に出席しました。

 8月1日(水)から3日(金)は、衆院総務委員会と党沖縄振興調査会の視察で、高知県・沖縄県を訪問しました。まずは、総務委員会のメンバーで高知県にて中土佐町の「道の駅なかとさ」と黒潮町の防災施設などを見学しました。漁港に隣接して整備された「道の駅」は、建物を木造平屋にしてコストを抑えた上、地産外消を目指し、地場の苺のスイーツや水産物の浜焼きなど工夫を凝らした運営がなされていました。黒潮町は、東日本大震災の後の津波予測で、34mと全国最高の高さとなったことから、事前防災を第一に町政を進めてきました。合併特例債も活用して庁舎を高台に移転新築したほか、緊急防災・減災事業債を活用して町内に7基の津波避難タワーを建設し、こまめに防災訓練を実施するなど、津波による犠牲者を出さない努力を続けています。ハード・ソフトを組み合わせた真剣な努力は、防災対策のモデルとなるものと感じました。

 2日に沖縄県に移動し、3日まで浦添市(松本市長)、沖縄市(桑江市長)、宜野湾市(佐喜真市長)、琉球大学を訪問し、新年度予算に向けた要望を伺いました。米軍基地の返還、移転受け入れなど個々の事情に合わせた施策を着実に進めることの重要性を痛感しました。同行頂いた国場衆院議員、今井参院議員、宮崎・比嘉前衆院議員、受け入れ頂いた沖縄県連翁長会長代行、具志堅政調会長、花城県議とも協力し、頑張っていく決意を新たにした視察でした。

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国政報告(第437号)

 第196国会(常会)が閉会し、今週は議員会館も閑散としています。会期末の20日(金)は、野党6会派から内閣不信任案が提出され、立憲民主党の枝野代表が3時間近い趣旨説明を行いましたが、記名投票にて粛々と否決され、参議院側でIR法案が成立、予定していた重要法案は全て処理できました。枝野氏の長時間にわたる演説は、噛み合わなかった党首討論への不満の表われだったかも知れませんが、「対話」ではなく「独話」を長々と続けることに政治的効果があるのか疑問ですし、各議員を長時間拘束する事も好ましくないと考えます。改めて、国会が2020会議の提言に言う「討論のアリーナ」となることを願うものです。

 今日(26日(木))の東京は久しぶりに暑さに一服感がありますが、ここ2週間は連日35度近くの猛暑が続き、気象庁も「命にかかわる暑さ」と注意喚起する位でした。上旬の豪雨で甚大な被害が出た西日本の被災地でご苦労されている皆様にお見舞い申し上げます。政府も迅速に激甚災害に指定し、復旧に必要な費用の見積もりを精力的に進めています。当面は3千億円の予備費で対応し、必要に応じ、補正予算も検討する構えです。また、来年に向けて小中学校へのクーラーの設置も促進する方針で、具体策が望まれます。

 先週末の21日(土)は、射水市内で都市計画道路七美太閤山線戸破高架橋の開通式に出席し、夕方は南砺市福野で石破茂先生の講演を聴きました。通常国会が終わり、党内では9月20日(木)に予定される総裁選に向けた動きが活発化しています。安倍総裁が3選を目指され、石破先生は出馬に前向きな一方、岸田政調会長は24日(火)に不出馬を表明され、野田総務大臣の去就はまだですが、「一騎打ち」の可能性が高まっています。私は、平成24年秋の総裁選で石破先生を推しており、1期先輩の赤澤亮正議員との関係もあって今回も石破先生を応援します。総裁選は、党を超えた選挙とは異なり、立場を同じくする仲間内の競争であり、さわやかに闘って、終われば新総裁のもとに一致団結して前進するものと心得ています。そんな想いで党員の皆さんに呼び掛けていこうと思います。

 22日(日)には新幹線かがやきの新高岡駅停車期成同盟会県土地改良事業団体連合会60周年式典夏野修砺波市長後援会総会と出席して23日(月)からまた、静かになった永田町に出てきています。小矢部市、砺波市、氷見市、南砺市の新年度予算要望をお受けし、25日(水)には利賀ダム期成同盟会の一員として、綿貫会長に随行して国土交通省に要望に出向きました。今日は党本部で「党北陸新幹線の整備を進めるWT」の第2回会合に出席し、金沢・敦賀間の工事費が2260億円増加したことから、新年度予算での手当てに向けて努力することを申し合わせました。地域課題の解決にも持ち場で努力して行きます。

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国政報告(第436号)

 西日本を襲った集中豪雨の被害の全容が明らかになってきて、死者200人を超え、多くの方々が猛暑の中、避難生活を余儀なくされています。政府においても連日、事態の把握と復旧作業の促進にあたっており、国会でも両院の災害対策特別委員会にて対応の強化を促しています。被災地の皆様に改めてお見舞い申し上げ、復旧・復興の加速化に与党としても努力して参ります。

 一方、通常国会は、22日(日)の会期末に向けて、残された法案の審議を精力的に進めており、昨18日(水)には、受動喫煙防止法案、公職選挙法改正法案がそれぞれ参・衆の本会議で成立しました。後者は、参議院の定数を6増やして248とするもので、批判も多く寄せられていますが、鳥取・島根・徳島・高知の4県の合区の影響を回避するための止むを得ない措置と考えています。今後は、憲法改正により、各県が確実に参議院に代表者を送ることができるよう努力します。残る案件は、IR法案であり、20日(金)までの参院での成立を目指し、関係者が努力されていますが、野党側からは内閣不信任案提出の動きもあり、緊迫した状況です。

 前号では、11日(水)地元での富山新港開港50周年記念行事出席について触れることができませんでした。運良く、国会日程に空きができて、日帰りで参列することができ、港で10年間仕事をしたことを含め、感慨深い時間を過ごせました。地域の皆様の深いご理解の下、放生津潟を掘り込み港湾に変え、湾口部の道路・射水線を切断して誕生した富山新港は、半世紀の間に富山県の物流の窓口として発展を遂げました。地域に不可欠なエネルギー源や工業原料を受け入れるほか、最近はコンテナ取扱量が大きく伸びています。さらに、地元の悲願であった新湊大橋も架橋されて、再び東西が結ばれたのみならず、海王丸やマリーナも含めて観光スポットとして多くの人々が訪れるようになりました。「人も物も行きかうみなと」として、今後も必要な整備と活用が図られ、富山新港がさらに飛躍するよう願っています。

 12日(木)には、BCリーグを応援する自民党議員有志の会合がありました。富山サンダーバーズの永森社長も出席され、北陸信越・関東を舞台に、8チームが連携した活動を応援していくことを申し合わせました。13日(金)に党福光連合支部の武田支部長ほか皆さんに国会を訪問頂き、翌14日(土)朝の新幹線で富山に戻って高岡ふしき病院を支援する会に出席しました。(独)地域医療機能推進機構の57病院の1つとして、地域の医療・介護の拠点たる努力を積み重ねておられ、頼もしく思いました。間もなく電子カルテも導入される由、さらに前進されるよう応援していきます。15日(日)は、4回目となるタモリカップの表彰式に参加しました。富山湾にセーリングというスポーツ文化を根付かせてくれたタモリさんに感謝です。

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国政報告(第435号)

 先週は、台風一過と思いきや、梅雨前線が本州を縦断して居座り、「線状降水帯」と言われる、長時間にわたり同じ場所に大量の雨を降らせる気象システムの出現で、西日本一帯に大きな被害をもたらしました。死者は既に200人を超え、水害としては近年に無い大災害となりました。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞い申し上げ、早期の復旧を念じております。

 先週末の6日(金)は、東京を昼過ぎに出発し、夕刻から富山で党県連支部長会議に出席し、国会情勢を報告しました。次いで、来県された野田聖子総務大臣の講演を皆さんと拝聴し、人口減少に突入した地方圏の活性化に向けて日々奮闘される姿に、一同元気付けられました。政治の役割は「谷間に光を当てること」とも言われますが、まさに持ち前のカラッとした明るい性格で、様々な分野で頑張る国民を支える存在であってほしいと思いました。

 時おり強く降る雨を心配しながらの7日(土)は、党選挙制度調査会長である逢沢一郎先生を講師にお招きし、高岡にて第三選挙区支部主催の憲法勉強会を開催しました。逢沢先生からは、我が党が提起している四分野の改正案の考え方を丁寧に説明頂きました。併せて、選挙制度について、参議院の定数改正案にも触れられ、選挙権年齢の18歳への引下げに伴い、被選挙権年齢の議論も必要な旨、紹介されました。勉強会に続き、県西部6市の市議有志で組織下さった「慶政会」総会があり、私から、逢沢会長の下で郵便投票の対象者を拡大する公職選挙法改正案を準備したこと、新年度予算の概算要求基準がまとまり、明年10月の消費税10%引上げを前提に予算編成が進むことなど報告しました。7日朝には、JR西日本等の退職者有志で応援頂いている「R三慶会」総会にも出席し、北陸新幹線の敦賀以西の建設見通しなど話しました。この間、飛騨地域の豪雨の影響で庄川が増水し、心配しつつの行事消化となりました。

 8日(日)は朝方で雨も止み、増水した庄川を横目に庄川温泉に向かい、高岡市の大井正樹市議会議員の集いの冒頭に挨拶しました。9日(月)も県庁ほか地元で打ち合わせを済ませ、四方正治県議主宰の「日本海21政経研究会」に出席の後、最終の新幹線で上京しました。東京では、豪雨災害の状況が刻一刻と明らかになり、安倍総理も11日(水)からの外遊を取り止めて被災地訪問など災害対応に万全を期す方針です。この間、国会では、参院で公職選挙法改正案(参院の定数変更)が可決され、衆院に送付されました。参院ではさらに、IR法案、受動喫煙防止法案の2本を中心に大詰めの審議が続いています。小泉代議士と協力して提言した国会改革案については、12日(木)には3回目の超党派議連が開かれ、「現実に形にする努力」が続いています。富山新港開港50周年記念行事への出席からは、次号の報告に譲ります。

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国政報告(第434号)

 東京は先月末に例年より早く梅雨が明けましたが、台風7号の影響で、今朝は風が強く、その後も雨模様です。延長後の通常国会は、参議院での法案審議が主体となり、先週末には働き方改革法案とTPP関連法案が成立しました。残るは、IR法案、受動喫煙防止法案、そして参議院の選挙区定数を変更する公職選挙法案ですが、22日(日)の会期末までの17日間にどう扱うか、参議院の皆さんが苦心されています。3日(火)には予算委員会の理事懇談会がもたれ、野党側から森友・加計問題の集中審議を再度求められましたが、引き続き与野党の筆頭理事間で協議する事になりました。一方、大阪北部地震を受けて、水道法改正案を成立させるべきとの声が強まり、今日(5日(木))の衆議院本会議で参議院に送りました。この後、私の関連では、北方領土法改正案と公職選挙法改正案(郵便投票の対象拡大)の二つの議員立法の扱いが気になるところです。

 先週に戻って、6月27日(水)には会長を仰せつかっている「2020年以降の経済財政構想会議」の中間とりまとめを二階幹事長に提言としてお渡しし、記者発表しました。「よりオープンに、より政策本位で~政治不信を乗り越えるための国会改革」というタイトルで、与野党が政策本位で活発に議論する「討論のアリーナ」を目指す一方、スキャンダル対応など行政監視機能も強化しようとする内容です。2週間に1回の党首討論の開催、行政の公正性に疑義が生じた場合の特別調査会の設置、国会審議を計画的に進める仕組みづくり、押しボタン式投票の導入やペーパーレス化など国会のIT化など、具体的なアイデアを、与野党お互いの立場を尊重する姿勢で提起しています。併せて、霞が関の公務員の皆さんの「働き方改革」も目指し質問通告を早めるなど、超過勤務削減に資する取り組みも含めています。国会の運営経験が十分ではない若手議員の「青い」提言ではありますが、12回の熱心な講師ヒアリングと討論の上、国会改革の具体的な動きにつながれば、と池に小石を投げ込む気持ちでメンバー31名で心を合わせ、世に問うたものです。小泉会長代行は早速、超党派の「平成のうちに衆議院改革実現会議」を立ち上げ、各党派から賛否様々な反応も出ています。まさに院内に「波紋が広がる」展開となっており、具体的な改革の実現につながれば、と思っています。

 28日(木)と29日(金)は恒例の地元6市の要望聴取で、各市役所を訪問し、市長ほか皆さんと面談し、今週から各省庁に照会しています。30日(土)は酒井立志県議・高岡宏和市議の報告会、7月1日(日)は武田慎一県議の後援会総会、3日はトンボ帰りで山本徹県議会副議長の就任祝賀会に出席するなど、地元日程が充実した一週間でした。30日に四柳允射水市議会議員が逝去されました。長く指導頂いたお礼の気持ちを込め、ご冥福をお祈り致します。

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国政報告(第433号)

 今週の東京は、梅雨の中休みというよりは、夏のような晴天で、25日(月)には気温もぐんぐん上昇し、暑い一日となりました。先週20日(水)に延長が決まった後、空転していた国会は、25日午後の参院予算委員会の集中審議で動き出し、26日(火)には参院でTPP法案、働き方改革法案の総理入り質疑があり、両案とも採決の環境が整いつつあります。27日(水)は、今国会2度目の党首討論が予定され、森友・加計問題のみならず米朝首脳会談を受けた我が国の取り組みも議論されるなど、「言論の府」として発信できる状況は、一議員として好ましいと思っています。折しも、27日午後に、「2020経済社会構想会議」として国会改革をテーマとした中間取りまとめを二階幹事長に提出世の中に発表する予定です。小泉会長代理、福田幹事長ほか若手のメンバーに大車輪で提言書をまとめて頂き、会長の立場としては皆さんに感謝しながら、国会改革に一石を投じる結果になればと祈っています。

 先週21日(木)には、敦賀以西の北陸新幹線の建設促進を目指す党のWT会合があり、衆院福井2区選出の高木毅議員、参院石川県選出の岡田直樹議員を中心に、国土交通省鉄道局から現状をヒアリングしました。敦賀までの工事は、用地取得率も90%後半に高まり、平成34年度末の開業に向けて順調に推移しているとのことです。ただ、ここへ来て建設資材・労務単価の上昇により、九州新幹線で工事費が1200億円程度上振れし、金沢・敦賀間も精査中で、補正予算など手当てが必要となる見込みです。敦賀以西は、29・30年度の調査を経て、31年度から環境アセスメントに入る予定ですが、4年間かかるとされる作業期間をお願いし、一日も早い着工を求めました。併せて、一番重要な、事業財源の手当てにつき、施設貸付料や鉄道運輸機構の勘定など様々な可能性を引き続き探っていくことで一致しました。

 週末は地元に戻って、23日(土)は米原蕃県議の後援会総会24日(日)は慶友会総会にてそれぞれ国政報告の機会を頂きました。安倍総理の下の5年半の内政・外交の成果に始まり、通常国会の動き、新潟県知事選から延長への流れ、我が党の参議院の定数改正案など説明し、9月に予定される総裁選を超えて、挙党態勢で前進していく決意を申し述べました。森友・加計問題についての国民の皆様の不信感は未だ十分に払拭したとは言えず、総理始め関係者で粘り強く説明責任を果たしていく必要があります。一方、米朝首脳会談など、急展開する東アジア情勢など、外交面での政権に対する期待度は内閣支持率の上昇に見られるとおり、高まりを見せています。ここは愚直に頑張ることが大切です。26日に富山市内で発生した交番・学校襲撃事件でお二人の尊い命が失われました。ご冥福をお祈りし、安心・安全のまちづくりを念じ、筆を置きます。

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国政報告(第432号)

 東京は目下、梅雨の真っただ中で、今日も会館の窓外は街並が雨に煙っています。先刻、通常国会を7月22日(日)まで32日間延長する議決を本会議で終え、夕刻からの「2020年経済社会構想会議」までの間を利用し、本号を綴っています。小泉代議士とともに党内若手有志の勉強会として進めてきたこの会議も、今日が12回目で、国会改革への提言を主体とした中間とりまとめを予定しています。今国会では、森友学園・加計学園の問題について、財務省の文書改ざんというあってはならない事態が発覚した上、愛媛県の文書など、新たな説明が必要となる局面もあって、政治に対する国民の不信感を招く結果となりました。この間、野党側の長期にわたる審議拒否もあり、平成時代を振り返ろうとスタートした勉強会の議論は、与野党を通じてあるべき国会運営に焦点が絞られていきました。12回にわたる議論の成果として、いささか書生論議めいてはいますが、若手の問題意識をぶつける内容になりそうです。

 最初に触れるべきことですが、18日(月)朝の大阪北部で発生とした地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災され皆様にお見舞いを申し上げ、早期復旧に政府・与党の一員として努めて参ります。東日本大震災を始め、我が国の至る所で、いつどのような自然災害が発生するか予断を許さない状況下、国土の強靭化と備えの充実の必要性を痛感します。

 さて、先週末の16日(土)は党高岡市戸出支部総会17日(日)は南砺市吉江地区後援会の総会に出席したほか、党県連の川島青年局長他地方議員の皆さんと高岡駅前で拉致問題の解決を求める全国一斉街頭演説を行いました。先週12日(火)の米朝首脳会談の後、昨19日(火)は中朝での3度目の首脳会談が持たれるなど、情勢は依然として激しく動いています。注意深く、また我が国外交の基本線を揺るがすことなく対応していく事が肝要と考えます。

 延長後の国会ですが、衆議院では19日にIR法案と健康増進法案(受動喫煙抑止法案)を可決しており、私の所属の総務委員会でのNHK決算の承認案件のほかは、内閣、厚生労働の2委員会に法案が若干残るのみとなっています。このため、今後は参議院での審議が焦点となりますが、審議が進んでいるTPP関連法案と働き方改革法案は早期の成立が期待され、その後は、IR法案と健康増進法案に注力することになります。最後は来年夏の参議院通常選挙に向けた定数改正法案の成立を目指す展開と思われ、他党の理解を少しでも深めることができれば、と思います。また、私が関わっている議員立法では、北方領土法と公職選挙法(郵便投票の対象拡大)の改正案2件が残っています。これらの案件に取り組みながら、余裕があれば平日の地元日程もこなしつつ、新たな会期末のゴールまで頑張って進んでいきます。

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国政報告(第431号)

 昨12日(火)は、シンガポールでトランプ米大統領と金正恩北朝鮮・朝鮮労働党委員長の会談がありました。両国首脳が直接会談するのは歴史的な出来事といえますが、会談結果は、非核化への道のりが不明確であり、我が国が重大な関心を寄せている拉致問題については、トランプ大統領が言及したものの金委員長の反応は分からないなど、今後も注意深く見守っていく必要がありそうです。安倍総理が呼び掛けてきた「最大限の圧力」路線あってこそ、北朝鮮の態度に変化がでてきたものと思われ、核・ミサイル・拉致問題には、今後とも粘り強く取り組んでいかなければなりません。

 さて、先週末の8日(金)は、新幹線・あいの風鉄道を乗り継いで、小杉駅から19時の党大島支部総会に定刻で出席がかないました。9日(土)の竹田南砺市議後援会総会と、2日続けて30分の国政報告の機会を頂き、通常国会終盤の情勢を伝えながら10日(日)に迫った新潟県知事選挙への声掛け支援をお願いしました。9日には党高岡市連の総会にも出席し、深夜に上京して日曜は東京で義母の3周忌を営みました。新潟の結果は3万票以上の差をつけて花角候補が当選を果たし、党選対事務局長としての務めを果たすことができました。

 週明けは、来年度予算編成に向けて、例年政府で策定する「骨太の方針」等が政務調査会で審議されました。このうち、11日(月)の地方創生統合実行本部での「まち・ひと・しごと創生基本方針2018」を巡る議論に参加しました。政府機関の地方移転について、既定の文化庁(京都府)、消費者庁オフィス(徳島県)、総務省統計局センター(和歌山県)に留まることなく、3機関の実績・効果をアピールしながら、後続の事例ができるように継続的な取り組みを強く要望しました。

 12日(火)の午前には、総務委員会が開催され、これまで審議が滞っていたNHKの平成24年度、25年度の決算を扱い、承認しました。引き続き26年度、27年度も審議する予定です。近年、NHKは好決算が続いています。収入は、衛星放送契約の増加と収納率の上昇で、受診料の7%値下げをカバーし、放送費用等の増加を上回って黒字が安定的に続いています。渋谷の本部の建て替え資金も確保できており、視聴者への還元が課題となっています。一方、高精細な4K、8K放送が本年末に開始される予定のほか、放送番組をインターネットで常時同時再送信する計画について、民放側との調整が続いています。放送と通信が融合していく時代に、ローカル放送局を含め、放送事業の在り方が問われる現状です。

 国会会期末まで後一週間、働き方改革法案(参院で審議中)、カジノを含むIR法案(衆院で審議中)の審議状況を見極めながら、会期延長の判断が求められる時期となっています。

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国政報告(第430号)

 関東地方も梅雨入りし、国会周辺も梅雨晴れに紫陽花の鮮やかな情景が拡がっています。通常国会の会期末も後2週間後に迫り、参院で審議が続いているTPP11関連案件、働き方改革法案、衆院で審議されているIR法案を始め、主要法案の成立に与党として努力を続けています。一方、森友学園事案に係る財務省の文書改ざんについての報告書と関係者の処分も発表されました。この間の行政に対する国会、また国民の不信感の払しょくと不適切な行為の再発防止の営みは道半ばの感があります。党務では、選挙対策委員会で10日(日)投開票の新潟県知事選挙の応援に汗をかいており、選挙制度調査会では、郵便投票制度の拡充に続き、参議院地方区選挙の政見放送に持ち込みビデオ方式を導入する公職選挙法改正案が参院側で大方まとまり、1日(金)の総会で了承されました。

 週末の地元では、2日(土)に小矢部政経連合会山辺県議後援会党新湊支部の総会で挨拶させて頂き、4日(月)には南砺市利賀地域にて昨年1月に発生した地すべりの復旧工事の進捗状況を見学しました。流出した土砂を取り除き、再発しても土砂をせき止める堅固な堤を建設する作業が、来夏の本復旧に向けて順調に進められており、安心しました。昼前の新幹線で上京し、午後3時半から予算委員会理事懇談会があり、前述の財務省報告を聴取しました。私の感想は、最高責任者である佐川氏が停職3か月の処分を受けたとはいえ、既に退職しているのに対し、理財局総務課長(同日付で更迭)以下の現役の職員は、処分を背負って公務員生活を続ける訳で、上司としての佐川氏は、部下の前途に与えた不利益を猛省すべきという思いです。如何に上司の厳しい命令であっても、違法な行為については、きっぱりと断る勇気が部下には必要で、その場をごまかしても、悪事は結局露見するという教訓ではないでしょうか?

 その後、5日(火)の午前中は総務委員会で一般質疑があり、6日(水)の朝は党選挙制度改革問題統括本部と選挙制度調査会の合同会議で次期参議院選挙の選挙区定数の改正案の審査の司会を務めました。1票の格差を3倍以内に収めるために、埼玉県選挙区の定数を3から4とし、比例区では候補者の一部を特別枠(拘束名簿方式)にできるようにし、定数を2増やして50とする内容です。3年ごとの改選ですので、全体として、定数は現行から6増えて、248となります。元来、憲法改正により、鳥取・島根、徳島・高知の合区を解消する努力を続けてきたところ、来年の選挙までに時間が足りなくなり、ひとまず次善の策として提案されたものです。定数増には異論もあるでしょうが、過去の最大数(252)を下回っており、参議院側で伸吟されてまとめた案であるだけに、衆議院側としても尊重すべきと思います。本法案と冒頭の3案件が終盤国会の焦点であり、来週も予断を許さない展開です。

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