国政報告

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国政報告(第423号)

 東京は若葉の季節となり、今日(19日(木))などはさわやかな青空が広がりましたが、国会は続発する行政府の不祥事で何とも不透明な霧の中に入ったまま来週へと続いていく気配です。先週の週刊誌報道に端を発した福田財務事務次官の「セクハラ」問題は、本人が事実を否定したまま辞任を申し出る事態となり、態度を硬化させた野党は明20日(金)からの国会審議に応じない姿勢です。与党側からは、23日(月)に加計学園の獣医学部新設に係る愛媛県職員作成の「備忘録」について、柳瀬経済産業秘書官(前首相秘書官)を参考人招致しての衆参予算委員会の集中審議を提案しています。しかし、野党側は証人喚問を求めて譲らず、国対間の交渉が行き詰まっています。野党議員に対する自衛隊員の暴言についても小野寺防衛大臣が陳謝するなど新たな問題も生じていて、なかなか不祥事の「トンネル」を抜け出せない現状です。

 先週末は、14日(土)に党福野支部15日(日)に平支部の総会があり、後者では30分間の国政報告をさせて頂きました。政府・与党として、第2次安倍政権発足以来、5年半で一番の難局に迷い込んだという現状認識で、前号にも記した「解決策」をお話ししました。そのうち、防衛省の日報問題はイラク派遣分など取りまとめて公表され、一定の前進を見ました。一方、財務省理財局の文書書き換え問題の経緯の調査は取りまとめに時間がかかっており、愛媛県の備忘録は農林水産省で発見され、関係者の国会招致が避けられなくなりました。そこに、セクハラと暴言の問題が加わってしまったのが今週の展開という訳です。与党としては、各省庁が説明責任を果たし、関係者に必要な処分を行い、「綱紀粛正」など再発防止策を徹底するという基本的な営みを実行するよう、国会等を通じて促して行くことが事態打開の方策だと思います。

 波乱が続く中ですが、私の関わる議員立法は、17日(火)に合併特例債の発行期限延長法案が参議院総務委員会で審議され、一問、答弁にも立ちました。全会一致で可決頂き、18日(水)の参議院本会議で成立しました。次いで、5本目の「郵政三事業ユニバーサルサービス確保法案」の根回しも続けており、連休明けに衆議院総務委員会で扱えるよう準備を進めています。また、17日には大切な先輩である赤澤亮正代議士のパーティの司会を務め、18日には小泉進次郎代議士ほか若手の皆さんと一緒に立ち上げた「2020年の社会経済構想会議」にも出席しました。党政務調査会での、今夏の新たな財政再建計画策定に向けた議論も佳境を迎え、19日(木)の委員会に出ています。所属している党情報通信戦略調査会でも4K・8K放送やインターネット再送信を見据えた議論が始まるなど、持ち場で仕事を進めながら、直面する難局をゴールデン・ウィーク前の来週こそは乗り切るメドが立つよう願っています。

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国政報告(第422号)

 富山では桜が満開になってからの「寒の戻り」で五箇山では雪が降ったとのこと、その後はまた気温が上昇し、東京ではつつじも咲き始めました。国会は今週も財務省理財局、防衛省にて文書管理の問題に新事実が続き、愛媛県庁の「備忘録」で加計学園問題についてもこれまでの政府答弁と異なる内容が出てきて事態は混迷の度合いを深めています。9日(月)の参議院決算委員会、11日(水)の衆議院予算委員会と安倍総理出席・テレビ入りの審議でもすっきりしなかったというのが実感です。どうすれば、国民の大方の皆さんの納得を頂けるのか、与党の一員としても悩んでいます。

 先週末は、7日(土)の党城端支部総会8日(日)の党富山第三選挙区女性部総会と、国政報告の機会があり、この時点でも率直に事態の打開に悩んでいることをお話しさせて頂きました。9日(月)は、当初は沖縄振興調査会の一員として沖縄出張を予定していましたが、予算委員会の理事懇談会が午後3時半に設定されたため、出張を取り止めて午前中に上京しました。10日(火)には先週延期となった総務委員会が開かれ、4本目の議員立法となる「合併特例債期限延長法案」を全会派の賛成で委員長提案の形にすることができました。その際、簡単な質疑もあり、答弁に立って今回の5年間の延長を最後としたいという提案者の意思を表明しました。本案は12日(木)の衆院本会議で議決され、参議院に送付できました。引き続き5本目の「郵政三事業ユニバーサルサービス確保法案」の他党根回しに衆参の議員会館内を歩いています。

 今週の焦点は何と言っても、11日の予算委員会集中審議でした。懸案を整理してみると、財務省理財局の決裁文書書き換え、森友学園側への口裏合わせ持ちかけ等の問題は、太田現局長の答弁通り、到底許される行為ではなく、財務省の調査結果の国会報告、関係者の処分、再発防止策の策定が必要です。問題は、同時に大阪地検特捜部の捜査が進められていることで、調査が慎重を期すために遅れがちで結果報告のメドが立たないことです。一方、防衛省のイラク・南スーダン派遣に係る日報に関し、その存在が明らかになっていたにもかかわらず上層部へその旨の報告がなされていなかった問題については、小野寺防衛大臣が20日(金)までの調査集約を省内に命じており、その報告を受けての動きと思います。最後に、愛媛県備忘録による平成27年4月2日の官邸・柳瀬首相秘書官(当時)との面会の有無については、柳瀬氏が「記憶のかぎり」会っていないとのコメントを出しています。備忘録の現物が中央省庁に残っていないか調査が進められており、結果を受けての対応となります。野党側からは、柳瀬氏の証人喚問と再度の予算委集中審議を要求され、森山党国対委員長は、16日(月)までに回答すると返事されています。来週は17日(火)から20日まで総理訪米の予定で、一連の問題の解決は23日(月)の週に持ち越されそうです。引き続き、「胸突き八丁」状態です。

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国政報告(第421号)

 新年度に入っての一週間、季節の変化の速度は速く、東京はあっという間に若葉が萌え出しました。富山も、先週末には桜が満開となり、見頃は今週始め、今日(6日(金))戻ったら花が残っているだろうかという勢いです。国会の風景の変化も速く、前号で佐川元財務省理財局長の証人喚問を報告していたのに、今度は防衛省のイラク日報の事件で、昨5日(木)午前から与野党間の交渉が厳しくなっています。

 先週末の富山では、3月31日(土)に高岡市佐野地区で北社会福祉協議会長の依頼で「国政こぼれ話」と題して8年半の経験談を話す貴重な機会を頂きました。質問の際に万葉集を朗唱するようになった経緯や、同期の小泉筆頭副幹事長、1期先輩の赤澤総務会副会長との思い出など披露できました。4月1日(日)はお休みを頂戴し、2日(月)朝、理容組合高岡支部総会で挨拶して上京、夕刻の二階幹事長定例記者会見への立ち会い当番を務めました。

 年度初めの国会はスムーズなスタートで、私も3日(火)の総務委員会・東日本大震災復興特別委員会での一般質疑、午後の本会議と日程をこなしながら、議員立法の各党根回しを続けました。今国会での成立を目指す6案件のうち、3番目の福島県議会選挙区特例法案(住民が避難中の双葉郡等の定数を維持するため、人口の特例を設けるもの)は4日(水)の衆議院倫選挙特(政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会)で審議・可決され、5日の本会議で参議院に送付できました。委員会では提案者として1問答弁し、本法案は東電福島第一原発事故に係る臨時特例を定めるものであり、来年の県議選のみ効力が及ぶ旨、説明しました。

 次いで4番目の合併特例債期限延長法案は、5日の午後、本会議終了後の総務委員会で審議することで委員会理事会がまとまり、提案者の坂本哲志議員との答弁打ち合わせも終えたところで、冒頭に記した防衛省の問題で国会全体の流れが厳しくなってしまいました。13時予定の本会議は16時半開始に延びて、立憲民主党などは欠席、総務委員会も流会となり、法案審議は来週以降に持ち越しとなりました。

 2日に存在が明らかとなった防衛省の自衛隊イラク派遣時の日報は以前から国会質疑で「残っていない」と答弁されていたもので、発見されてから一か月以上も小野寺防衛大臣に報告されませんでした。与党からも自衛隊の「文民統制」の面で問題視され、先の厚生労働省のデータ問題、財務省の文書書き換え問題と政府側の失点が重なってきました。国会とすれば、財務省の調査の中間報告を待っている状態で、防衛省に問題が生じた訳で、11日(水)に予定されている衆議院予算委員会の集中審議に向けて、政府側の態勢立て直しが必須です。当面は厳しい局面が続きそうです。

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国政報告(第420号)

 先週とは打って変わって、今週の東京は桜が満開となり、富山から着てきたコートも宿舎に置いたままです。昨28日(水)には参院で新年度予算が可決成立し、税制等の法案も順次仕上がって、国会は後半への折り返し点にあります。地元からは、26日(月)の党南砺市福野支部の長井市議ほかの皆さんに続き、昨日・今日は上平支部の山本支部長(市議)ほかの皆さんの来訪を頂き、桜の風景を楽しんで頂けたものと思います。

 先週末は、24日(土)朝に南砺市井口地区の椿まつりに顔を出し、西村亮彦さんの叙勲祝賀会であいさつの後、昼の新幹線で上京し、午後5時からの全国幹事長会議に出席しました。25日(日)の党大会を前に、運動方針案等の議事に先立つ安倍総裁の挨拶では、財務省の公文書書き換えの問題について、行政府の最高責任者としてのお詫びがありました。出席者のうち、森友学園が所在する大阪府連から問題の解明と早期の収束を求める発言がありました。党大会では、平昌オリンピックのスケート競技で金メダルを獲得した高木美帆選手と歌手の谷村新司さんがスペシャルゲストとして招かれました。高木選手と橋本聖子参議院議員会長との対談、谷村さんの歌唱(昴、群青、いい日旅立ち)が好評でした。安倍総裁からは、前日に引き続いてのお詫びの後、憲法改正に取り組む方針を述べられました。また、我が富山県連は、党員獲得運動の成績において昨年の金賞に続いて銅賞に輝き、代表して上田幹事長が表彰されました。このように、地元で党員の皆さんが支えて頂いているだけに、前半国会での混迷と内閣支持率の低下は申し訳ない事態であり、着実に挽回しなければ、と思います。

 27日(火)には、午前に参院、午後に衆院の予算委員会で、佐川前国税庁長官の証人喚問が行われ、予算委理事として出席しました。冒頭の証人宣誓、委員長の尋問に続き、2時間にわたり各会派委員からの尋問がありました。偽りの証言には偽証罪が適用される一方、刑事訴追の恐れがある事柄については証言を拒むことが許される決まりの下、佐川氏によれば、公文書の書き換えは財務省理財局内部で行われ、政治の指示・関与はなかったとの事。一方、理財局内で誰が何の目的で書き換えを行ったのか、証言は得られませんでした。このため、問題の解明は財務省の調査結果ないし司直の捜査結果を待つことになりました。翌日の自公幹事長会談で、財務省の調査結果の報告を急がせたのは正しい判断だと思います。国民の皆様には、すっきりしない状態が続きますが、上述したように、証人喚問のル-ルからすればやむを得ず、政府与党としては、内政外交の各分野で課題に真摯に取り組むことで信頼を再構築していかなければなりません。私も議員立法の仕上げに取り組むなど、心して新年度に臨んでいきます。

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国政報告(第419号)

 南国から桜前線が北上とのニュースの後、春分とは思えぬ寒の戻りで、脱ぎかかったコートをまた着込んで年度末を迎えようとしています。森友学園問題に絡む財務省の公文書書き換えの問題で、通常国会の流れもこの3月に入ってガラッと変わってしまいました。昨22日(木)の午後から衆院予算委員会が開かれ、27日(火)の午後2時から佐川前国税庁長官の証人喚問を行うことが決まりました。この日は午前に参院予算委でも証人喚問が予定されており、「誰が、なぜ」書き換えをしたのか、また、政治との関係の有無について与野党委員の質問でどこまで明らかにされるのかが焦点です。国民の皆様の疑念が晴れ、再発防止策を含め、事態が収束できれば良いのだが、と思っています。

 先週末は、富山に金曜夜から月曜朝までの滞在となり、17日(土)にはあいの風とやま鉄道の「高岡やぶなみ駅」のオープニングに出席しました。「やぶなみ」は、万葉集に残る大伴家持卿の歌、「やぶなみの 里に宿借り 春雨に 籠り包むと 妹に告げつや」にちなんだ命名で、式典前には万葉衣装に身を包んだボランティアの皆さんの朗唱もありました。平成27年春のJRからの北陸本線の運営移管以来、県内最初の新駅で、東側の木津地区での土地区画整理事業とも連動しており、地域活性化と公共交通利用促進の二つの目的が達成されるよう期待しています。

 19日(月)午前に、1月のインフルエンザへの罹患で行けていなかった高岡市民病院での年1回の健康診断を済ませて上京し、20日(火)の党国会対策委員会で準備を進めてきた東日本大震災被災地関連の議員立法を説明し、3本とも了承いただきました。冒頭に述べたように国会が「波高い」動きとなり、委員会での取り扱いのタイミングが難しいものの、与野党各会派の根回しも概ね良好に済ませているので、年度をはさんで早々の成立を期待しています。これで6本中4本のメドが立ち、当面は郵政事業のユニバーサル・サービスを確保するための交付金制度を創設する法案に注力していきます。このほか、党政調の活動では、選挙制度調査会での被選挙権年齢引き下げ問題の検討、財政再建特命委員会での新たな財政再建計画策定に向けた提言取りまとめ、の二つの仕事に主に携わっています。選挙対策委員会については、沖縄の名護市長選に続き、石垣市長選でも我が党が支援する候補が当選し、一段落です。

 21日(水)の祝日は地元で夏野射水市長の後援会総会に出席し、22日は総務委員会でNHK予算を審議・承認しました。今週末の25日(日)には党大会が予定されており、憲法改正を含め、今後の政権運営方針についての安倍総裁の演説が注目されます。昨日の党憲法改正推進本部で9条に自衛隊を位置付ける案の取りまとめもなされ、後半国会での議論の展開を注視していきます。

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国政報告(第418号)

 今週の東京はコート無しで歩ける陽気です。一段と春らしくなったものの、国会は前号以来、一週間以上も不正常な状態が続き、ようやく明16日(金)の衆院本会議で正常化しそうな状況です。この原因は、皆様周知の通り、森友学園への国有地貸付・売却に係る財務省の公文書の書き換え問題です。先週9日(金)の衆院本会議が野党が多数欠席する中で開かれた後、その夕刻、佐川国税庁長官が辞職し、週明けの12日(月)には麻生大臣が書き換えを認めるに至りました。現状では、昨年2月から4月にかけて、当時の理財局の一部の職員が近畿財務局にも指示して、本省及び財務局の関係文書を書き換えたとの発表までで、「誰が、なぜ」という大方の疑問に答える所に至っていません。19日(月)に予定される参院予算委員会の集中審議以降、事実関係がすっきりするよう願っています。本件は、与野党の別無く、立法府が行政府に裏切られたものであり、事実と責任は明確にする必要があると考えます。

 先週末は10日(土)に党砺波市連女性部総会であいさつの後、高岡市勝興寺でのまちづくり座談会に顔を出し福井高岡市議会議長の就任祝賀会に出席しました。東日本大震災から7周年の11日(日)は、朝9時台のはくたかに乗り、長野でかがやき、大宮でやまびこに乗り換えて、福島市で催された県主催の追悼式典に出席しました。昨年春に避難解除区域が広がり、一歩一歩復興の歩みを進める福島ですが、未だ県外に3万4千人余、全体で5万人を超える方々が避難を余儀なくされている現状です。復興の仕事に関わらせて頂いた一人として、その完遂に向け、微力でも努力して行くことを誓い、亡くなられた方のご冥福を祈らせて頂きました。併せて、悲しくともつらくとも、前を向いて進もうとする被災地の皆さんの想いも深く受け止めました。

 週が変わって、13日(火)の朝は、事務局長を務める党選挙制度調査会総会で、被選挙権年齢の引き下げ問題について、若者団体からNPO法人Youth Create代表理事の原田謙介さんの話を聴きました。原田さんは、選挙権年齢が18歳に引き下げられたことに伴い、全国の高校での主権者教育などに携わっています。若者の政治参加を促す観点から、被選挙権年齢を引き下げるべきとの主張です。調査会では、逢沢一郎会長の下、選挙制度について、供託金、法定ビラの枚数、政見放送の手話通訳など様々な問題を慎重に議論し、まとまったものを他党とも協議して公職選挙法の改正等に結び付ける活動を続けています。国会議員、地方議員、首長の被選挙権年齢は如何にあるべきかも重要なテーマです。このほか、今週は15日(木)の沖縄振興調査会など党政務調査会の会議をこなし、懸案の議員立法の根回しも続けながら、国会正常化を待つ一週間でした。来週からはまた前進の毎日となるよう念じています。

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国政報告(第417号)

 新年度予算案審議が参議院に移り、議員立法の各党根回しや政務調査会の会合など党務に励んでいます。いつの間にか寒気も緩み、春の走りの雨に見舞われる永田町の風景を背に、会館で本号を綴っています。国会は森友学園への土地売却を巡り、近畿財務局で決裁文書が書き換えられたのでは、との疑惑が朝日新聞で報道され、財務省の説明が野党側を納得させるに至らず、参議院予算委員会は空転、衆議院本会議も急きょ取り止めとなりました。

 今国会のここまでの審議を振り返ってみると、厚生労働省の労働時間調査データの問題、財務省の決裁文書書き換え疑惑の問題と、役所の業務遂行の適切性が問われる事態となっています。調査を出先に命じた担当課で調査の具体的方法がわからなかったり、一つしか無いはずの決裁文書の書き換えの有無が即答できないなど、大方国民の常識では理解しづらい対応が続いており、与党側も政府を支えようが無い状況です。既に働き方改革法案から裁量労働制の部分を削除する結果となっており、現下の財務省の問題も深手にならぬように案ずるばかりです。

 さて、先週末は久しぶりに地元に三泊四日の滞在となり、桜井小矢部市長後援会党福光連合支部及び石黒支部党高岡市連女性部・青年局・部総会と各会合に出席できました。5日(月)の上京以降は、予算委員会中に溜まった書類の整理や、各省庁のレクなどこなしています。7日(水)には、小泉進次郎議員の部屋で「2020年以降の経済社会構想会議」の幹部打ち合わせがありました。このことは前号で触れませんでしたが、1日(木)に、以前党政務調査会に設けられていた「2020年以降の経済財政構想小委員会」のメンバーだった若手議員の皆さんが中心となって、「同窓会」的に中長期的な我が国の経済社会の課題について自由に語り合いたいという趣旨で立ち上げたものです。私は、復興副大臣に就任する前に小委員長を務めていたご縁で、今一度、若手の皆さんの議論を聴かせて頂く立場で会長をお引き受けした次第です。会議の運営は小泉・福田・村井・小林の4議員が核となり、隔週一回のペースで講師をお招きし、議論を進めてみようという「柔らかいスタート」を切りました。肩の力を抜きながら、バブル以降の時期に社会に出て不安な思いをした若手世代の経験を理解し、「人生100年時代」を生きるこれからの世代の若者にとって魅力的な日本の姿をどう描いていくか、自分なりにも目的意識を持って臨みます。

 今国会、6本抱えている議員立法については、既に「二重ローン機構法」が成立し、今週で「福島県議会議員選挙特例法」、「合併特例債期限延長法」の根回しを概ね終えました。今後は郵政、北方領土関係の2法案の作成作業に携わっていきます。空転する国会を案じつつ、幹事長室を含めて党務に邁進していきます。

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国政報告(第416号)

 昨2月28日(水)夜に新年度予算案が衆議院本会議で可決、参議院に送付され、一仕事終えて3月を迎えています。深夜、会館から宿舎に戻る際に振っていた雨も上がって、窓の外は快晴、春の訪れを感じる雰囲気です。2月2日(金)の審議入りから、予算委員会は質疑14日間、82時間30分に加え、地方公聴会、中央公聴会、分科会と論議を重ね、昨日の「出口」に至りました。最終段階で野党側と採決の合意ができず、本会議には河村委員長の解任決議案が提出(否決)されたのは残念でしたが、理事として運営の現場に立ってみて丁寧な運びであったと自負はしています。

 先週の23日(金)は予算委第二分科会の主査として総務省関係の質疑を朝9時から夕刻18時まで捌いた後、地元に戻り、24日(土)は散髪、野上参議院議員を囲む集い狩野高岡市議会議長就任祝賀会をこなし、最終の新幹線で上京しました。25日(日)は小金井市で改築が進められていた高岡市学生寮の竣工式に出席しました。元来は、故荻布宗太郎様、故大島操様それぞれの、郷土の青年男女育成への温かい志に基づく市へのご寄付によって、小金井に男子寮、中野に女子寮を設けたものです。昭和39(1964)年に建築された男子寮の老朽化に伴い、関係者で対応を模索した結果、小金井の敷地の余裕分を売却するなど土地を有効活用することで、市財政に負担をかけることなく、男女共同(住スペースは区分)の新たな学生寮の完成を見たものです。式には、高橋市長、狩野議長など市関係者はもとより、荻布家、大島家の代表の方を始め、寮のOB・OG約50名が出席され、新寮の門出をお祝いしました。3月下旬には寮生が入居し、新たな生活に入ります。

 週が明けて、26日(月)は午前が予算委の分科会、午後は集中審議をこなし、夕刻から与党側として27日(火)の締め括り質疑・採決を提案するも、協議が膠着しました。最後は与野党幹事長・書記長会談が持たれるも、午前零時に至り、27日の採決を見送る事態となりました。協議が整わなかった最大の原因は、今国会目玉の「働き方改革法案」の作成の際に用いられた資料の一つである「平成25年度労働時間等総合実態調査」のデータの不適切な比較とデータそのものの400件を超える誤りの発見で、厚労省の明確な説明や法案の再検討を求める野党側が態度を硬化させたことです。この間の厚労省の対応は、与党側から見ても対応が後手に回り、皆様に不信感を持たれたことは否めません。法案についても、最終的に予算案採決後の28日深夜に総理が裁量労働制の対象拡大部分を法案から削除する決断をされました。新年度予算の年度内成立は確実になったものの、1日(木)からは舞台を参議院に移して審議が続きます。厚労省の態勢立て直しを念じつつ、私については、5本残る議員立法の成立に努力していきます。

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国政報告(第415号)

 ここのところ富山に戻ると、2月にしては珍しく雪が残っていて、自宅も周りに雪があると、東京に比べ、夜の寒さが身にしみます。今年は春の訪れがひときわ待ち遠しく思えます。

 先週16日(金)の党豪雪対策合同会議を前に、除雪費について国土交通省の交付金の市町村への特別追加措置と、総務省の3月の特別地方交付税の月内繰り上げ交付が発表され、少しは自治体財政の足しになればと思います。会議では、引き続き融雪に伴う災害まで幅広く「30豪雪」ととらえ、財政支援のみならず、今後の対策立案にも役立てるよう、政府側の対応を求めて発言しました。

 同日夜に新幹線で富山に戻り、週末は武田県議の南砺市消防団長就任祝賀会射水市高橋議長就任祝賀会などに出席し、18日(日)最終のはくたかで上京して週明けから引き続き衆院予算委員会理事として議事運営に携わっています。19日(月)に一般質疑7時間、20日(火)に集中審議7時間、21日(水)に中央公聴会、22日(木)午前の一般質疑3時間、午後の集中審議4時間と、連日審議を進め、質疑時間は75時間30分と例年並みの水準に到達しました。明23日(金)と26日(月)午前の都合11時間で分科会ごとの審議を終えると、2日(金)から始まった新年度予算案審議も終盤を迎えます。来週前半に本会議で可決し参議院に送ることができればとの思いで与野党筆頭理事の日程協議を見守っています。

 この間、審議の焦点は、今国会の目玉である「働き方改革法案」に関連し、労働政策審議会等での検討の際に用いられたデータの一つである「平成25年度労働時間等総合実態調査」について、一般労働と裁量労働との間の労働時間の不適切な比較に端を発した厚生労働省の後手後手の対応に絞られてきました。野党側はデータに少なくとも117件のミスがあることも指摘し、不適切な比較についても、担当課が気づいてから大臣に報告するまでの対応が遅く、結果として委員会での答弁撤回に至る時間を要したことも問題視し、提出準備中の法案の再検討を迫っています。政府側は、データのミスは審議会における検討自体には影響を与えていないとの立場ですが、データの精査を続け、国民の皆様に抱かせた疑念を払拭する努力が欠かせません。厚労省の緊張感ある対応を強く求めるものです。

 私自身は、22日の一般質疑で30分間の質問に立つ機会を頂きました。復興庁での経験に基づいて、被災地の風評払拭や、海外諸国の輸入規制の緩和・撤廃、福島での今春の学校再開への対応など、各省庁協力しての取り組みを求めました。米の生産調整廃止に伴う今春の作付け動向も質し、29年度実績から大きな変化は無さそうとの答弁がありました。このほか、所属の総務委員会も税法等の審議を開始し、予算委員会とのかけ持ちで慌ただしく過ごしました。まずは来週、予算が「出口」に到達するよう頑張っていきます。

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国政報告(第414号)

 2月中旬の今週も日本海側には寒気が入り、今度は県内でも富山市にて積雪量が増えるなど、度重なる寒波にご苦労が続いています。皆様にお見舞いを申し上げ、明16日(金)の党本部で開かれる豪雪対策合同会議でも政府側の十分な対応をお願いしようと思います。

 先週末の9日(金)は午後5時まで予算委員会が続き、その後、新幹線で富山に戻り、久しぶりに12日(月)まで滞在しました。1月中旬からしばらくは週末の一日間だけの地元滞在が続いていただけに、呉西地区郵便局長会総会党井波支部総会党小矢部市連新年会税理士政治連盟国政報告会党砺波市連立春の集い、公明党県本部躍進の集いと各行事に出席し、併せて積雪の大変さを実感する機会となりました。週明けからの予算委員会でも各党派から雪害対策を求める声が挙がっています。

 さて、30年度予算案の審議も15日(木)で9日目を終え、審議時間も55時間となりました。この間、委員会の与党理事として円滑な審議の環境を整え、時には委員長席で議事を司る貴重な経験もさせてもらっています。明日は静岡県、岡山県と2班に分かれての地方公聴会ですが、私は総務委員会の理事を兼ねているので在京、ようやく一息つけます。審議の模様は折々NHKテレビで生中継されていますが、与野党の多岐にわたる質疑の中でいくつかの議論が焦点に浮かび上がってきています。昨年秋の総選挙の与党選挙公約であった保育料・幼稚園教育費の無償化と待機児童解消策との関係、森友学園への大阪府豊中市の国有地売却事案の交渉内容、裁量労働制下の労働者の労働時間の一般労働者との比較、佐賀県での自衛隊ヘリ墜落事故、安倍総理の韓国訪問や北朝鮮の動向など内政・外交の諸課題について論点が整理されてきたと感じます。

 来週は、19日(月)に一般質疑7時間、21日(水)に中央公聴会が決まっているほか、残りのウィーク・デーにも審議が進められる見込みであり、月末に向けて大詰めに近付いていきます。与党とすれば、年度内成立を目指し、適切な時期に採決して参議院に議案を送付できるよう努力の時期です。

 一方、予算案の審議が佳境に入ったことを受けて、13日(火)、15日と衆院本会議が開かれ、国税・地方税の新年度改正に係る法案の趣旨説明・質疑がありました。これを受けて総務委員会も15日に大臣所信を聴取し、20日(火)には質疑が始まります。私は予算委員会の出席が優先なので、しばらくは出席できません。とにもかくにも頑張り所です。

 このほか、今週は党の財政再建特命委員会に事務局長代理として出席し、6月の骨太方針での次期財政健全化計画策定に向けての与党提言取りまとめにも参画していきます。雪から春へと季節が進むよう念じながら国会での活動を続けます。

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