国政報告(第265号)

 立春を過ぎ、淡雪交じりの雨が降る東京からの報告です。ISILに拘束されていた湯川さん、後藤さんを殺害したとの動画が流され、残念に思います。このようなテロ行為は断じて許されず、国会も5日(木)に衆議院、6日(金)に参議院で全会一致の非難決議を行います。御家族始め関係の皆様にお見舞い申し上げ、国民の生命を守り世界平和に貢献する我が国の基本的な姿勢の下、外交努力を継続していくことの重要性を改めて痛感しています。

 先週末、補正予算案が衆議院を通過したため、2日(月)の参議院予算委員会の間、富山に残る事ができ、高岡市立成美小学校を訪問して「たかおか夢・未来会議」に出席しました。6年生の皆さんが、5年生の時から継続して校区や市のまちづくりをテーマに、防災、福祉、農業、観光、美化の5つの分野で実情を勉強し、自分たちにできる事を実践し、提言にまとめるという素晴らしい活動の発表会でした。児童代表の方から昨年秋に出席依頼の手紙を頂き、当初は12月中旬を予定したのですが、総選挙に入ってしまい、延び延びになっていました。児童の皆さんが卒業する前に何とか伺え、約束を果たせてホッとしています。自分たちで作ったパワーポイントの画像を映写しながら、児童一人一人が「呼びかけ」のスタイルで元気良く発表するのを聴かせて頂き、すがすがしい時間を過ごしました。自分も国会で議事進行係の役割で努力している事をお話しし、児童の皆さんのますますの活躍を呼び掛けました。

 月曜の晩に上京、氷見市議会の自民同志会の皆さんと懇談し、3日(火)には参議院で補正予算が成立、県西部では能越自動車道、国道359号砺波東バイパス、庄川・小矢部川の河川整備、利賀ダム、伏木富山港、国営農地防災庄川左岸地区など国の事業が進捗する事となりました。引き続き4日(水)、5日(木)と衆参で1日づつ予算委員会が開かれる一方、私たち議院運営委員会では、テロ非難決議の調整や12日(木)に国会提出予定の本予算の審議入りの段取りを打ち合わせています。

 この間、4日には県JA中央会の穴田会長始め各農協の代表者が上京され、県選出自民党国会議員との会合が持たれ、前号でも報告した農協制度改革について、JA側から要望を頂きました。議論の焦点は、「全国農業協同組合中央会」の法的位置付けと単位農協に対する監査権限の2点に絞られてきており、その他の改革項目は概ねまとまっている現状です。業界団体の在り方の議論でもあり、JA関係の皆さんにも納得頂ける改革案となる事が望ましく、県選出議員団としては、党農林部門の幹部である宮腰県連会長の下、一致して対処していきたいと思います。

 来週からは当初予算の審議が始まる予定であり、党本部の各種政策会合も盛り沢山となってきます。いよいよ通常国会も本番、頑張っていきます。

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