国政報告(第797号)

 高市新内閣が発足して早速、マレーシアでのASEANの会合、トランプ米国大統領の来日、韓国でのAPECの会合と立て続けに外交日程を精力的にこなす一週間となりました。この間、高市総理はトランプ大統領、中国の習主席、韓国の李大統領との首脳会談に臨まれ、良好な関係構築ができたようです。昨年、石破前総理に随行してペルーで開催されたAPECの会合に出席し、この3か国の首脳(バイデン前大統領、習主席、尹前大統領)との会談に同席したことを思い出しました。米・中・韓との外交関係がさらに前進している事は嬉しく、高市総理の周到な準備と官邸・外務省スタッフの努力の賜物だと思います。

 一方、党の新たな体制構築が進んでおり、私はまずは地方行政調査会会長、選挙対策委員会副委員長に任命されました。また、国会では、総務委員会の筆頭理事を務めるほか、財務金融委員会、東日本大震災復興及び原子力問題調査特別委員会に所属する事となりました。新たな役職の下、党の会議にも出席しています。また、地元からはJA青壮年部役員の皆さんが上京され、10月30日(木)に意見交換しました。現下の米価の高騰を受けて、政府の米の生産政策がどうなるかが生産者としての皆さんの一番の関心事でした。令和5年産、6年産米の収穫量の把握が甘かったことを農水省として深く反省し、需要・供給量を正確に把握した上で、「需要に応じた生産」を基本に取り組む方針であると理解している旨、お答えしました。

 地元では、26日(日)に高岡市議会議員選挙があり、党支部公認・推薦者19名中17名が当選しました。全員当選は果たせなかったものの党勢の回復への一歩にはなったと思います。1日(土)、新高岡市誕生20周年、射水市制20周年の記念式典がそれぞれ開催され、祝辞を述べさせて頂きました。20年前は高岡市長として高岡・福岡2市町の合併による新市誕生に携わっただけに、歳月の流れを実感しつつ、この間の両市関係者の市政進展への努力に感謝し、今後の弥栄を祈念しました。

 2日(日)は針山県議ゴルフ大会表彰式、3日(月)は、小矢部市埴生地区での昭和天皇「立山の御歌」歌碑の竣工式、高岡市の高峰譲吉博士生誕祭、県柔道整復師会砺波地区懇親会に出席しました。

 週明けは、4日(火)から6日(木)まで、衆参両院で各党代表質問が予定されており、国会での議論も始動します。また、物価高対策を中心とする経済対策・補正予算の編成作業が本格化し、党政務調査会の各部会でも盛り込むべき施策の検討が進んでいます。ガソリンの暫定税率の年末での廃止、来年度からの高校授業料無償化についても各党協議がまとまるなど、各分野での施策の詰めが進んでおり、与党の一員としてフォローしていきます。

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