国政報告(第438号)

 台風12号が本州から九州へとかつてない経路を辿って中国に抜け、心配された水害は大事に至らなかったものの、富山も東京も酷暑が続き、「干天の慈雨」が待たれます。国政も、国会閉会後は党総裁選に関心が集中し、注目すべき動きとすれば、日本銀行が7月31日(火)に金融緩和策を修正したことでしょう。長期金利を-0.2~+0.2%の幅で誘導し、市中金融機関の日銀当座預金のうち、マイナス金利を適用する金額を減額する事など、業績が悪化する金融機関にも配慮した内容となっています。「異次元の金融緩和」がスタートして5年半、政策の出口をどう構築するか、好調な国内経済の先行きに影響するだけに、注視していきたいと思います。

 前号の後、7月27日(金)の朝は、NHKに木曽義仲・巴の大河ドラマ化の要望に、地元福光の得能さん達と伺い、党本部に戻って、県連政治学校の受講生の皆さんの研修に同席して小泉議員の講話を聴きました。「平成のうちにしておくべきこと」と題し、自身が携わった農政改革、人生100年時代の提言から国会改革まで、熱の籠った話でした。富山に戻り、28日(土)は、堂故・山田両参院議員、四方・筱岡両県議とともに、党の公認・推薦を得て小矢部市議選に立候補を予定する方々を激励して回りました。29日(日)に故中沖知事を偲ぶ会に参列、30日(月)にいったん上京、31日は日帰りで利賀ダム建設期成同盟会の総会に出席しました。

 8月1日(水)から3日(金)は、衆院総務委員会と党沖縄振興調査会の視察で、高知県・沖縄県を訪問しました。まずは、総務委員会のメンバーで高知県にて中土佐町の「道の駅なかとさ」と黒潮町の防災施設などを見学しました。漁港に隣接して整備された「道の駅」は、建物を木造平屋にしてコストを抑えた上、地産外消を目指し、地場の苺のスイーツや水産物の浜焼きなど工夫を凝らした運営がなされていました。黒潮町は、東日本大震災の後の津波予測で、34mと全国最高の高さとなったことから、事前防災を第一に町政を進めてきました。合併特例債も活用して庁舎を高台に移転新築したほか、緊急防災・減災事業債を活用して町内に7基の津波避難タワーを建設し、こまめに防災訓練を実施するなど、津波による犠牲者を出さない努力を続けています。ハード・ソフトを組み合わせた真剣な努力は、防災対策のモデルとなるものと感じました。

 2日に沖縄県に移動し、3日まで浦添市(松本市長)、沖縄市(桑江市長)、宜野湾市(佐喜真市長)、琉球大学を訪問し、新年度予算に向けた要望を伺いました。米軍基地の返還、移転受け入れなど個々の事情に合わせた施策を着実に進めることの重要性を痛感しました。同行頂いた国場衆院議員、今井参院議員、宮崎・比嘉前衆院議員、受け入れ頂いた沖縄県連翁長会長代行、具志堅政調会長、花城県議とも協力し、頑張っていく決意を新たにした視察でした。

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