2026年3月

国政報告(第815号)

 イラン情勢が緊迫して一か月が経過し、石油製品の供給について地元でも不安の声が聞こえます。政府は26日(木)に民間備蓄に続き国家備蓄の石油も一か月分の放出を始め、ガソリンの価格もリッター当たり170円台に抑えるよう補助しています。とはいえ、石油由来の二次製品の品薄感も出ており、ホルムズ海峡の安全航行の確保が一番望まれる状況だと思います。我が国はもとより、国際社会における紛争解決の努力を願うものです。27日(金)には党本部にてトラック、バス、タクシー・ハイヤー業界の皆さんが危機突破集会を開催され、党トラック議連事務局長として出席しました。

 今週の国会は、参議院で新年度予算案の審議が続く一方、年度末成立が難しい場合のために27日に8兆6千億円規模の暫定予算案が閣議決定され、30日(月)に衆参両院で審議・可決される見込みです。予算については憲法の規定により、衆議院で可決された後30日を経過すると自然成立することから、遅くとも4月11日(土)には執行できるようになります。この期限以前に早期に成立させ、他の案件の審議に入って行きたいところです。

 私については、党ガバナンス委員会の幹事長を拝命し、26日(木)に初回の会合に出席しました。我が党は令和4年5月にガバナンスコードを策定しました。党運営のあり方の指針を対外的に表明、遵守することにより、社会に対する透明性と説明責任を担保し、国民の信頼を確保、増進することを目指したものです。ガバナンス委員会は民間有識者4名を含む委員で構成される委員会で、ガバナンスコードの遵守状況等を確認し、党執行部への助言・提言を行います。今回も、この一年間の党の各組織における取組をヒアリングし、より良い党運営のためになすべきことを提言する予定です。コードが策定されてから4年を経過し、政治資金不記載問題を踏まえた改革も進展しつつある状況下で、「多様な人材の育成と登用」、「地方組織との連携強化」、「党運営の新たなルールの確立」など、コードの掲げる原則の実現に資する提言を目指します。

 このほか、24日(火)に中小企業・小規模事業者政策調査会、26日に日本成長戦略本部に出席し、価格転嫁、取引適正化、省力化投資による「稼ぐ力」強化、スタートアップ(起業)政策など、地域経済をけん引する中堅・中小企業を後押しする政策の現状を勉強しました。27日には文化立国調査会に事務局長として出席しました。国立博物館・美術館の新たな中期目標について、入場料など外部資金獲得の方針は理解するものの、国として保管・継承するべき文化的資源は大切にするようにとの意見が出されました。

 今週は、地元からは射水市議会有志の皆さんが上京され、各省庁担当者を招いて国の施策を勉強され、私も懇談の機会を頂きました。来週からは新年度、新鮮な気持ちで国会と党で活動を続けます。

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国政報告(第814号)

 今週末は、高市総理の訪米が焦点でしたが、20日(金・祝)未明のトランプ大統領との会談ではイラン情勢、関税問題、東アジア情勢などについての意見交換もスムーズにでき、上首尾だったと思います。昨年2月に石破前総理に随行し、ホワイトハウスの大統領執務室(オバール・オフィス)にてトランプ大統領との初会合に臨んだ時の緊張感を思い出しました。今回も、高市総理周辺や外務省にて周到な準備をされ、発言内容も熟慮して練り上げたものと思います。テレビの映像でも、両首脳の人間関係が深まっていると察せられ、我が国外交の基本である日米関係の前進が期待されます。

 先月28日(土)の米国によるイラン最高指導者ハネメイ師の殺害以来、中東情勢が緊迫し、ホルムズ海峡の安全航行が難しくなって石油の安定供給の維持が我が国にとって重大な課題となっています。政府は安全確保のため外交面で努力する一方、備蓄している石油の放出を決め、ガソリン価格も170円程度に抑制するように元売りへの補助金を19日(木)に再開しました。ようやく米の価格が昨年を下回るようになり、消費者物価が落ち着き始めただけに、エネルギー価格の早期安定が望まれます。イランの核開発問題については、我が国も欧米諸国とともに反対してきており、高市総理が表明されたように米国の対処方針を支持、支援する立場ですが、一面、イランとも長く友好関係を築いてきた歴史もあり、多面的な外交努力が期待されます。

 先週の16日(月)、党東日本大震災復興加速化本部の幹事長として谷本部長に同行し、岩手県、宮城県の沿岸部を訪問しました。11日(水)で発災後15年を経過し、大きな津波被害を被った両県では、被災者の心のケアなど一部事業を除いて復興事業を終える事となりました。岩手県釜石市、宮城県石巻市に置かれた復興庁の岩手復興局宮城復興局も今月末で廃止となるため、両局に伺い、業務に当たってきた職員の皆さんに謝意を伝えました。防潮堤の整備、住宅の高台移転などインフラ面での復興の成果は確かに感じるものの、経済社会のソフト面の対策は国の一般事業として引き継いでいく必要があります。復興庁には、原子力災害からの福島の復興に注力しつつ、宮城・岩手地域への目配りもお願いするものです。

 今週の党の会議では、17日(火)に北海道開発特別委員会、18日(水)に情報通信成長戦略小委員会、19日に地域未来戦略本部、政治制度改革本部と出席しました。三連休のため、地元に戻って20日には国立富山高等専門学校の練習船「若潮丸」の竣工記念式典に出席しました。21日(土)には有村治子党総務会長が来県され、高岡市の有礒正八幡宮にて県市議の皆さんとの懇談会の後、南砺市の党福光連合支部にて講演され、一部同行しました。日米首脳会談後の年度末に向けた国会の動向は、次号で報告します。

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国政報告(第813号)

 13日(金)夜の衆院本会議で、令和8年度予算案と関連の法律案が可決され、参議院に送付されました。総選挙後のタイトな日程でしたが予算委員会は精力的に審議を進め、年度内成立に向けて3月中旬での参議院送付となりました。この間、慎重審議を求める野党側との交渉が厳しくなり、坂本予算委員長が再三、職権で議事を進めざるを得ない展開となり、野党側から委員長解任決議案が出される事態となりました。もとより議会運営は円満に行われるべきものですが、総選挙の結果、野党が議員数を大きく減らした状況で、これまでと同じ質疑時間を確保しても有効にこなせるものでもありません。一方、参議院は野党が過半数を超えており、一定の質疑時間を確保して審議が進められるとのことです。

 新年度予算案は、高市内閣の「責任ある積極財政」の方針の下、これまで与野党間で議論されてきたガソリンの暫定税率の廃止、所得税の「壁」の178万円への引き上げ、給食費の無償化(小学生)、私立高校授業料の助成引き上げなど、国民負担に直結する論点を決着させ、物価高対策として一定の形を整えたものとなっています。一方、歳入面では、超高額所得層への課税強化、大企業の賃上げ促進税制の廃止など租税特別措置の見直しを行い、経済成長に伴う増収と併せて、全体として一般会計のプライマリーバランスが28年ぶりに黒字化するなど財政規律も配慮されています。富山の薬売りに由来する「先用後利」にも通じる仕上がりであり、「物の値段が上がる」局面に対応した予算編成であると評価できます。本来、野党側からも十分評価頂ける内容ですが、審議日程を巡る対立により、野党側の賛成が得られなかったのは残念です。

 この間、私が筆頭理事を務める総務委員会も、10日(火)に地方税法、地方交付税法改正案、12日(木)に令和8年度NHK予算案を審議し、いずれも全会一致で13日に可決されました。新年度の地方財政は暫定税率廃止に伴う税収減を国が補填することとされ、住民税は所得税とともに低所得者に減税となりましたが、一般財源総額は確保されました。昨年に続き、臨時財政対策債(赤字地方債)に頼ることなく地方交付税が交付され、自治体に支障の無い内容となったと思います。また、物価高・官公需の価格転嫁への対応、防災・減災対策の推進、病院・上下水道など公営企業の経営基盤の強化なども手当てされ、地域経済強化のための地域未来基金も創設されることとなっています。

 このほか、今週は9日(月)に全国栄養士会役員、12日に福光建設業協会の皆さんとの懇談会に出席し、14日(土)朝一番の新幹線で富山に戻って、党県連の支部長・幹事長・事務局長会議で衆院総選挙の御礼を述べました。また、石川県小松市にて北陸地方郵便局長会総会に出席しました。次号は東北出張の報告をします。

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国政報告(第812号)

 三寒四温と、春に向けて季節が行きつ戻りつする候、8日(日)の富山はうっすら雪化粧した朝を迎えました。

 国会は衆院予算委員会の審議が精力的に進められ、8日の地方公聴会に続き、10日(火)には中央公聴会の開催が決まり、採決に向けて週末にも大詰めを迎える見込みです。併せて年度末までの成立が必要となる税法等を扱う委員会が動き出しました。私の所属する総務委員会は3日(火)に林総務大臣の所信を聴取し、5日(木)に質疑を行いました。今回の総選挙の結果、委員総数35名のうち、野党側(中道、国民、参政、みらいの4会派)は8名に減り、様変わりです。野党側に優先配分される質疑時間をこなすにはほぼ全員が質問に立たなければならず、10日(火)の地方税法・交付税法質疑、12日(木)のNHK予算質疑とフル回転となりそうです。

 また、党トラック輸送振興議員連盟事務局長として、軽油引取税の暫定税率廃止を受けて運輸事業振興助成交付金制度を5年間堅持するための議員立法に携わってきましたが、各党の賛同を頂き、10日の衆院国土交通委員会で委員長提案できる目途が立ちました。昨年末の臨時国会で法案提出まで漕ぎ着けていて、衆院解散に伴い廃案となっていましたが、年度内に成立させられそうです。

 このほか今週は、3日に中小企業調査会で現状と対策としての取引適正化、省力化投資等の国の取り組みの説明を聞きました。6日(金)には党税制調査会小委員会で、総選挙で公約された食品に係る消費税を2年間廃止する案について、給付付き税額控除と併せて説明を受け、議論しました。各党にも参加を呼び掛けた国民会議で検討が進められ、夏にも結論を得る予定ですが、出席した議員からは、不完全でも給付付き税額控除制度を導入することを優先させるべきとの意見も多く出されました。事業者のレジ改修や複雑化する経理処理の負担や、10%税率のままとなる飲食店への影響など、論点を慎重に扱っていくべきだと思います。同日には政治制度改革本部の会合もあり、衆議院の定数問題や政治資金問題のこれまでの議論の経過を受けて、議論を続けていくことになりました。年末の臨時国会では1年以内に議員定数(465)を一割削減する法案を与党として提出していましたが、改めての検討となります。

 6日朝、新川高校の2年生の皆さんが国会見学に来られて挨拶し、夕方、地元に戻って後援会青年部役員の皆さんと懇談しました。7日(土)は、高岡市美術館にて富山大学芸術文化学部の卒展を観た後、夕刻に桜井小矢部市長後援会総会党井口支部総会に出席しました。8日(日)の朝、射水市小杉地区で第36回ミニ対話集会を開催し、小杉駅周辺地区のまちづくりの現状と進め方について意見交換し、夕方は党射水市連青年局研修会に出席しました。地域の皆さんとの対話を継続し、糧として活動に反映させていきます。

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国政報告(第811号)

 総選挙の後、日本選手の活躍で盛り上がったミラノ・コルティナ冬季オリンピックも閉幕し、平地の雪は融けて春めいてきました。

 先週は、連休明けの2月24日(火)から高市総理の施政方針演説に対する各党代表質問があり、27日(金)からは衆院予算委員会にて新年度予算の審議が始まりました。私が与党筆頭理事として担当する総務委員会も3日(火)には総務大臣の所信を聴取し、地方税法など年度末までに成立させたい案件の審議に入っていきます。

 24日の昼に、東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難を余儀なくされた福島県浜通りの双葉町、富岡町の町長さんが党本部に来られ、復興加速化本部の谷本部長ほか議員の皆さんに要望されました。令和5年6月の法改正により、特定帰還居住区域の制度が創設され、帰還を希望される方は誰でも、除染の上、元の居住場所に戻ることができるようになりました。既に住民意向調査も2回実施され、13日(金)には両町で新たに区域が追加されました。国は、2020年代の間に帰還を希望される方が全て戻ることができるよう、居住環境の整備も含めて進めて行きます。3月11日(水)で、発災から15年ですが、未だ福島の復興は途上であり、国には最後までやり抜く責任があります。私も本部の幹事長の立場で引き続き復興庁始め政府に働きかけていく決意です。

 26日(木)の夕刻、豪雪地帯対策に関するPTが稲田座長の下に開催され、事務局長として司会を務めました。この冬の大雪の被害状況について、青森県、新潟県など除排雪に苦労されたこと、雪下ろし等の作業中に少なくとも46名が亡くなられたことなど、政府の説明を受けました。次いで、新潟県知事、青森市長、北海道岩見沢市長、新潟県阿賀町議会議長から意見・要望を頂き、意見交換しました。除雪経費について、道路予算や特別地方交付税での財政支援を手厚く行うこと、作業の安全確保等のための豪雪地帯安全確保緊急対策交付金を活用しやすくすること、雪捨て場の確保や国・県・市町村の道路除雪の連携強化、人手不足を補うための技術開発など多様な意見が出ました。PTとして、政府に当面の財政支援を求めるとともに、今後、対策強化に向けて議論を進めて行きます。

 27日朝には文部科学部会に出席し、昨年12月のH3ロケット8号機の打ち上げ失敗の原因究明の進捗について説明を受けました。衛星の台座部分が破損したことが主因とみられる由、対策を講じ、早期に打ち上げが再開されるよう期待しています。

 25日(水)は小矢部市議会有志の皆さん、27日夜は党福光連合支部女性部の皆さんと懇談し、地元に戻って28日(土)は射水市塚原地区で官房副長官在任中の経験を報告し、高岡市の曽田議長の就任祝賀会に出席しました。1日(日)は射水市の吉野議員金議員の後援会の集いの後、党南砺市石黒支部の総会に出席しました。東京も地元も多彩な活動の週となりました。

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