国政報告(第556号)

 昨14日(月)朝、新幹線で上京の際、小雨模様の新高岡駅を出て、神通川に差し掛かると一面雪模様となり、「初雪」を実感しました。今朝(15日(火))の東京は、気温が下がっての冬晴れで、議事堂周辺の街路のイチョウ並木の葉も大分落ちました。今週は、第三次補正予算と当初予算の編成が続き、年末に向かいます。

 先週に戻って、税制は、9日(水)に最終処理案が提示されました。残っていた自動車税は、グリーン化の観点から、環境性能割の特例対象車の基準が2020年から2030年に更新されました。税率の特例的引き下げ措置は、地方側の要望も取り入れて延長期間を短縮し、明年12月まで9か月延長されます。納税手続き面で、デジタル化など改善の段取りが明確化され、嬉しく思います。

 10日(木)朝、工事遅延と事業費増大が懸念されている北陸新幹線の金沢・敦賀間について、党の北陸新幹線PTが開催され、国土交通省から検証委員会の中間報告の説明を受けました。建設を担当する鉄道・運輸機構内部での意思疎通が悪く、工期遅延・工事費増嵩の恐れを国交省や地元に伝える事が遅くなった由、改善を望みます。1年半と言われた工期遅延は、内容を精査して1年に短縮できる由、ただし、加賀トンネルの底面のせり上がり(盤ぶくれ)は、対策工事の効果を確認しなければなりません。工事費は2,658億円の増額が見込まれますが、通常3分の1の地元(石川・福井県)負担を無くすことが基本との出席議員の意見でした。敦賀以西の区間の着手も、当初の令和5年春を変えないことも含め、上部組織の与党PTにて、高木毅座長ほかメンバーに主張頂いています。

 10日午後には総務部会関係役員会を開催し、14日午後、武田総務大臣にも出席頂いた総務部会・消防議員連盟合同会議にて、当初予算の折衝状況を踏まえ、部会として、ローカル5Gの推進と地方財政の所要額確保の2点を最重要項目として政府に要請していくこととしました。今週末から来週にかけてが、予算編成の山場であり、次号にて結果を報告できるものと思います。

 11日(金)は、地元にて各種団体への県連新役員の挨拶回りに参加しました。野上会長は、農林水産大臣の公務があり、堂故副会長、宮本幹事長ほかの皆さんとご一緒しました。まずは、秋の県知事選の支援の御礼とお詫びを申し述べました。その上で、今一度、民意を的確につかみ、県政・国政の進展のために力を尽くすこと、特に、各級選挙に確実に勝利するよう汗をかく旨、決意を述べて引き続きのご支援をお願いしました。18日(金)にも続けて回る予定です。12日(土)は東海北陸自動車道の福光IC・城端SA間の四車線化記念式典県薬剤師会の叙勲者等祝賀会、13日(日)は北陸自動車道上市スマートインターの開通式と県連常任顧問会議に出席、コロナウイルスの感染拡大を警戒しながらの毎日です。

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