国政報告(第669号)

 先週末は富山の桜も満開となり、日中は晴天で暖かく、朝晩はぐっと冷え込むという気候にも恵まれ、今しばらくは見ごろが続きそうです。3月31日(金)に県議会議員選挙が告示され、まずは小矢部、砺波、南砺の3市選挙区で同志の皆さん5人が無投票当選されました。射水、氷見、高岡の3市選挙区では総定数12と同数の12氏が党公認・推薦で立候補し、厳しい選挙戦となっています。4月1日(土)、2日(日)と9陣営の集会で応援演説させて頂き、4日(火)には東京から日帰りで、残り3陣営に伺います。全員当選を念じつつの一週間です。このほか、2日に高岡商工会議所青年部、3日(月)に理容組合高岡支部の総会に出席しました。

 国会は28日(火)に参院本会議で新年度予算が成立し、31日に国交、農水省など直轄・補助工事費の箇所付けが公表されました。本体工事が始まる利賀ダムを始め、幹線道路の整備、また、近年要望が強い各地の農地整備事業の新規採択など、概ね順調に配されました。引き続き内閣提出法案の審議が進められており、文部科学委員会も5日(水)に一般質疑の後、著作権法改正案を扱う予定です。

 先週は私が主催するPT・委員会が3件開催されました。まず、28日に超党派の「農山漁村体験教育推進PT」を開催し、青少年の自然体験活動を支援する各省予算の報告の後、以前から積極的に取り組んでいる武蔵野市教育委員会、(独法)国立青少年教育振興機構から子供たちに与える効果について、事例や意識調査結果を発表頂きました。「青少年自然体験活動等の推進に関する法律案」を議員立法として成立させるべく、出席議員の支援を要請しました。

 29日(水)には党の「地方鉄道のあり方に関するPT」の第5回会合にて、「議論の整理(案)」を提示し、意見交換しました。今国会で地域公共交通活性化再生法の成立が見込まれ、国が地域の公共交通の再構築に積極的に関わるという新たな制度の下、ローカル鉄道を維持存続させようとする場合の具体的方策をできるだけ多く提案しようと考えています。PTでは、鉄道業界が一体となった取り組み・相互支援、水素電車やBRTの活用、税制措置の拡充など多様な意見が出され、整理の上、次回で取りまとめる予定です。

 30日(木)には党の「社会的事業推進特別委員会」の第3回会合にて、岩手県の㈱ヘラルボニーの松田社長・松田副社長、(一社)インパクトスタートアップ協会の米良代表理事をお迎えし、社会課題解決による起業の具体的事例を伺いました。ヘラルボニー社は、障碍者の美術作品をブランド化し、ファッション、インテリアなど様々な分野で活用し、著作権使用料を障碍者に支払うシステムを構築、国内外に事業を展開されています。障碍者の芸術活動支援を成り立たせ、自立に導くには、様々なノウハウの重ね合わせが有効だった由、この点からも社会的起業の支援施策を見出して行きます。

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