2018年9月

国政報告(第445号)

 引き続き、沖縄県知事選の応援で那覇滞在が続き、今日(25日(火))はいったん東京に戻ったので、国政報告を綴っています。18日(火)に那覇に入り、20日(木)は総裁選の投票のため、日帰りで東京に出てきました。知事選は既に投票日まで後4日間を残すのみとなり、台風24号が28日(金)にも沖縄に影響しそうな気配で、終盤戦の様相です。

 総裁選は、安倍総裁が三選される結果となりましたが、私の応援した石破先生も党員票でほぼ45%の得票率と、事前の予想よりも善戦しました。都道府県別では、10県で安倍総裁を上回り、富山県もその中に入りました。沖縄駐在のため、私自身は全く運動できませんでしたが、地元では堂故参議院議員が頑張って下さり、私の事務所のスタッフなど関係者も努力頂いたお蔭で県内の党員投票に勝てました。皆様に厚く御礼申し上げます。県選出国会議員が東西で安倍・石破に3人ずつ分かれて臨みましたが、終わればノーサイドで安倍総裁の下、結束して政権運営に参画していきます。この総裁選を通じて、ある程度政策論争が展開でき、全通常国会で高まった国民の皆様の政治不信を幾らかでも和らげることができたものと思います。石破先生が立候補されたこと自体、我が党の幅の広さのアピールに資するものと考えます。この間、自民党の支持率が上昇し、新聞の政治面でも総裁選両候補の動静が連日詳しく報道されるなど、党勢の伸長に大いに寄与したと評価します。一方、石破先生が獲得した議員票は73票に留まり、3年後の挑戦に向けて、同僚議員の支持拡大が解決すべき課題となりました。

 沖縄県では、北は沖縄市、うるま市、名護市、南は糸満市、南城市、豊見城市と支部の激励や団体の集会への参加のために、沖縄自動車道等に乗って動き回り、ようやく土地勘が身に着きつつあります。9月下旬でも日中は30度を超え、東京・富山とは気候風土の異なる南国との印象を強く持ちます。この間、23日(日)は小泉議員が2度目の応援に駆け付けてくれたほか、竹下総務会長がほぼ連日常駐され、塩谷選挙対策委員長始め多くの国会議員に来援頂いています。24日(月)には富山県連から、米原、宮本、山本、奥野、川島の5県議と堀田女性部長が沖縄に入り、知人・企業を回ってくれました。佐喜真候補は真っ黒に日焼けし、疲れも見せずに精力的に活動されており、30日(日)の投票日には目的が達成できるよう選対本部も努力を続けています。

 さて、国政は総裁選を受けて来週(10月始め)には政府・党人事が予定され、10月後半には臨時国会が召集され、災害対策を含めた補正予算などが上程されるものと思います。外交も、日米、日露関係に進展が見られ、朝鮮半島の情勢も流動的です。次号からは新たな持ち場からの報告となる見込みです。

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国政報告(第444号)

 前号を綴った後、12日(水)朝、富山で実践倫理宏正会の式典に出席して富山空港から羽田経由で那覇に戻り、沖縄県知事選の応援活動に携わって17日(月)夜に東京に戻りました。明18日(火)からまた那覇に入ります。この間、13日(木)には知事選が告示され、17日間の選挙戦に突入しています。

 初日は朝7時、選挙事務所において必勝祈願の神事でスタートし、8時半からの出陣式で佐喜真淳候補を送り出しました。私自身も、候補者として選挙に臨む経験は積んできましたが、選挙事務所に毎日詰めて後方で支援するのは初めてです。改めて選挙活動が多くの支援者の協力で成り立っていることを痛感し、富山でお世話頂いてきた皆様のご苦労を想い、感謝しています。

 事務所への来客や党本部からの応援議員の応接や選挙活動の打ち合わせに始まり、沖縄県内の各所を訪問する毎日です。8月は富山も東京も暑く、かえって那覇の方が涼しく感じたこともありましたが、ここへ来て本州が秋めいてきたのに比べ、沖縄は日中の30度超えが普通で、「夏」が続いています。かりゆしを着て過ごすことが多くなりました。県内では、北は沖縄市やうるま市を通って名護市まで出向き、南も糸満市、南城市など土地勘が少しずつ身についてきました。復興副大臣として東北に通って地名を覚えたのと同じ感覚です。北部へ出向くと海も晴れるとエメラルド色に輝き、さすがはリゾート地だと実感します。今や観光客数がハワイを抜き、特に中国・韓国方面からのお客で那覇の国際通りなど中心部は連日盛況です。レンタカーが3万台以上走っており、交通渋滞が日常的に起きています。

 日本全体の景気上昇が沖縄にも波及し、有効求人倍率が1倍を超え、空路・クルーズ船による観光客入れ込みの盛況とITなど産業立地の進展で前進しつつある沖縄県。子どもの貧困対策、健康寿命の延伸、県民所得の引き上げ、普天間基地返還・日米地位協定改定など基地問題への対応など、様々な課題に向き合い、新たな未来を切り拓いていくリーダー役を是非、佐喜真さんに果たしてもらいたい、との思いで活動に携わっています。

 歌手の安室奈美恵さんの引退コンサートが宜野湾市で開かれた翌16日(日)、同期の小泉進次郎筆頭副幹事長が来援、那覇・浦添・豊見城の3か所で街頭演説してくれました。これまで様々な政治シーンで一緒に過ごす機会がありましたが、小泉議員の地方遊説に同行するのは初めてでした。各会場で当意即妙のアドリブを交え、聴衆と目線を合わせて共感を得る演説力に感銘を受けました。選挙戦は未だ序盤でこれからが気の抜けない頑張り所です。20日(木)は総裁選の投票に上京するものの、月末まで、知事選、宜野湾市長選のダブル勝利を目指し、南国で頑張ってきます。

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国政報告(第443号)

 沖縄県知事選の応援のため、那覇と東京・富山を往復するため、不定期な更新となります。前回は、北海道胆振東部地震の発災直後でしたが、その後、被害の全容が明らかになり、火山灰土壌の崩壊による山崩れ等で40人を超える方々がお亡くなりになりました。改めてご冥福をお祈り申し上げ、復旧への政府・地元の取り組みを応援して参ります。特に、北海道電力苫東厚真火力発電所の停止により、全道295万戸が一時停電となり、その後、復旧したものの電力供給量が不足する危険があり、計画停電発動の可能性が残っています。道電の泊原発が稼働していれば、ブラックアウトは防げたのでしょうが、残念ながら地層の性状が審査をクリアしておらず、厚真火力一か所に頼る電力供給システムが地震の影響をまともに受ける形となりました。泊原発に係る努力を含め、再発防止の取り組みが望まれます。今夏は水害も多発しており、全体として災害復旧のための補正予算編成が必要と思われます。

 地震への対策を優先し、7日(金)に立候補の届出を受け付けただけで運動が自粛されていた自民党総裁選は、10日(月)に安倍・石破両候補の演説会や共同記者会見が開かれました。私は沖縄駐在のため直に聴くことはできませんでしたが、今後、20日(木)の投票日まで、政策論議の深まりを期待しています。富山には石破候補が12日(水)に入る予定で、堂故先生にアテンド頂き、党員の皆さんに直接呼びかける機会となります。私は石破候補の推薦人となっており、皆様に支持をお願いしつつ、今後の党の前進に資する総裁選となるよう念じています。

 8日(土)に城岸一明前南砺市議会議員の叙勲祝賀会で祝辞を述べた後、新幹線・空路を乗り継いで深夜那覇に戻り、9日(日)から再び沖縄県知事選に向けて佐喜真候補の応援を続けています。9日は沖縄県内の多くの市町村で議員選挙があり、10日(月)から県知事選・宜野湾市長選に向けてムードが高まってきました。私も名護市、読谷村の支援企業にお願いに出向き、夜は宜野湾市での総決起大会に参加しました。自民党の二階幹事長、公明党の山口代表、日本維新の会の馬場幹事長が激励に駆け付け、松川宜野湾市長候補、翁長那覇市長候補、宜保豊見城市長候補も登壇し、佐喜真候補の必勝に向けて気勢を上げました。

 沖縄が1972年に日本に復帰して50年に近づきます。この間の先人の大変なご苦労によって、今日、145万人県民の生活・産業基盤の整備が進み、農水産業はもとより観光やIT関連産業などに発展する可能性が高まっています。基地負担の軽減も含め、沖縄の将来を切り拓くリーダーとして、人情味と芯の強さを備え、首長経験も積んだ佐喜真氏が最適と信じ、30日(日)の投票日まで、那覇に軸足を置いてしっかり応援を続けていきます。

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国政報告(第442号)

 本6日(木)早暁に発生した北海道胆振東部地震は、厚真町で震度7を記録するなど、道央地方に大きな被害をもたらし、行方不明者の捜索が続いています。4日(火)の台風21号による関西空港など近畿地方の被災に続く自然災害で、政府も対応に追われています。明7日(金)スタートの総裁選も3日間は活動自粛となり、電気などライフラインの復旧に全力で取り組まれています。お亡くなりになった方のご冥福をお祈りし、被災された皆様にお見舞いを申し上げ、先週来の活動を報告します。

 先月31日(金)に日帰りで高岡に入り、渡辺守人県議の来春の県議選出馬表明に立ち会った後、深夜に東京に戻り、1日(土)の早朝、空路沖縄に向かいました。早速、那覇市中心部に設置された事務所をベースに、30日(日)が投票日の県知事選に向けた活動に加わりました。1~2日(日)と菅官房長官を囲む集会に同席し、佐喜真候補予定者への支持を訴えました。2日午後は、中北部の名護、うるま、沖縄、浦添各市の支部事務所を回り、3日(月)夕刻には佐喜真氏の政策発表記者会見に立ち会いました。4日朝、事務所に二階幹事長が来訪され、佐喜真氏に党推薦証が交付されました。午後には竹下総務会長が到着され、私たち3人の副幹事長と党職員を束ねて陣頭指揮を取る体制が動き出しました。次いで5日(水)に塩谷選挙対策委員長が沖縄入りされ、私はいったん東京に戻りました。13日(木)の告示日まで後1週間と慌ただしい活動日程ですが、週明けから事務所の出入りも活発になり、自民・公明・維新の会三党の協力で佐喜真氏の知名度アップに全力で当たっています。

 東京で迎えた本6日は、地震の被害を心配しながら、朝は町村会館で全国町村会の荒木会長、金森会長代行(舟橋村長)始め役員の皆さんと町村の振興を考える会(山口俊一代議士が会長)との懇談会に出席しました。来年度予算に向けての要望を受けて意見交換し、出席者からは、多発する自然災害の復旧費を賄う財源を税として別途確保してはとの提案もありました。午後は、党本部でグローバルクラウドサービス小委員会が開催され、事務局長として司会を務めました。今春、インターネット上で漫画本が無料で読める違法サイトが脚光を浴び、著作権を侵害することから出版業界等から対策を強く求められ、児童ポルノと同様にサイトを閲覧できなくする「ブロッキング」をしては、との提案がなされています。一方、「通信の秘密保持」の立場からは、安易にブロッキング対象サイトを拡大していくことに懸念が示されており、小委員会では政府における検討状況を聴取しました。政府の設けた検討チームに参加されている有識者もお招きし、アクセス警告、フィルタリングなど総合的な対策を迅速に実施することが先決との認識を共有したところです。

 地震のため、総裁選の動きは次号に譲ります。

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